2008/06 ゴットランド

Visby の街並み

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ゴットランドは仲良くさせてもらっている Bさんの奥さんの出身地だったり、宮崎駿監督の映画「魔女の宅急便」のモデルとなったという世界遺産にも指定されている街 Visby があるってことで、以前から行って見たいなぁと思っていた場所のひとつ。Midsummer の休みを利用して出かけてみることにしました。

マルメからカルマルを経由して更に北上したところにある小さな港町 Oskarshamn という場所からフェリーが出ているのがわかったので、ネットでチケットを予約しておいたのでした。思ったよりもずーっと大きなフェリーで、面白いなぁと思ったのはたくさんのキャンピングカーがいたこと。コチラでは、既に夏休みのシーズンが始まっていて長期間ノンビリと移動しながら休みを楽しむというのには、この手のキャンピングカーはもってこいなんだろうなぁと。

Oskarshamn から 3時間、ほとんど揺れることのない快適な船旅(マルメから 4時間車を走らせて Oskarshamn にきていたので、ちょっと疲れてかなり寝て過ごしていたのですが…)。赤茶色の屋根がたくさん見える街並みは、以前行ったエストニアのタリンを少し思い出す感じ。実際、ハンザ同盟で栄えた街という意味ではタリンもヴィスビィは共通してたりします。

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Visby は城壁の内側に囲まれた市街地には、石畳の道や石造りで赤茶色の屋根の家々、そしてあちこちに点在する教会の廃墟などがあって中世の面影が色濃く残っています。街のあちこちにバラが咲いていて、その甘い香りが散歩していてなかなかいい感じです。

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Visby の市街地の中心にある大広場のすぐ横にあるのが S:ta Katarina 教会の廃墟。驚いたのは廃墟の周りに普通にレストランや家々が立ち並んでいて、教会の廃墟がなんだか街に溶け込んでいるように感じてしまうこと。廃墟を美しいという言い方は何となく変な感じがするのだけれど実際本当にそうで、抜けてしまった天井から見える青い空と地面に白く咲き乱れる花と、石造りの教会の廃墟そのものを見ていると何となく時間が過ぎるのを忘れてしまいそうな感じ。

最後の写真もそんな教会の廃墟の一つで撮ったもの。どうやって作ったんだろうっていうくらい緻密に小さな石材を組み合わせて作り上げられた天井。

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Santa Maria 大聖堂は、Visby に唯一残る教会。ドイツのリューベックの攻撃を受けたときに、この教会だけはもともとドイツ商人のために建てられたものということで破壊を免れたのだそう。塔の上の部分が黒いのは、ゴットランド島の他の場所の教会でも見られる特徴で、「青銅」のように見えるのだけれど良く見ると木製。教会の裏手の高台からは、城壁に囲まれた市街地を一望することができて中々綺麗。

島の北側をドライブ

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ゴットランド島の北側にある小さな島 Faro (a の上には小さな丸)にある、波によって浸食されてできたという奇妙な岩を見てみたいと思って島の北側をドライブ。島に点在する小さな街にある教会は素朴でシンプルなものが多くて、ちょっと車を止めて写真を撮りたくなる感じ。

ゴットランド島をドライブしているとあちこちに「いいものマーク cuwing.jpg」があって、今日の目的と思っていた奇岩も島の海岸沿いを中心にいたるところにあることを発見。

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ラベンダーのような紫色の花があちこちで咲き乱れているのは、スウェーデンでは今までココでしか見たことのない風景。北海道のラベンダー畑のようにある一部っていう感じではなく、ホントに道端とか海岸沿いとかいたるところにあるのでなんだかちょっと不思議な感じ。

海岸沿いの場所によっては化石を拾うことができるよって話を聞いていたので、少し気にしながら歩いていたら、不思議な模様をした岩があったりして、これが化石かどうかは良くわからないけれど中々面白い。最後の写真も、島のあちこちで見ることができる奇岩群の一つ。「削られたできた」というよりは、にょきにょきとはえてきたんじゃないかっていう感じ。

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島は大して大きくないのだけれど、海岸沿いから島の内側に入ると湿地帯が広がっていたりして、何となく釧路湿原を思わせるような風景が広がっていたり。ゴットランド島の面白いところは、多種多様な自然の風景を狭い島の中で見ることができること。もちろん、Visby の街並みもそれに魅力を加えていることは間違いないところ。

ドライブをしていると、所々で赤い花が一面に咲いている場所あってコレがまたすごく綺麗。葉がほとんど無くて一本スーッとまっすぐ伸びた茎の上に赤いかわいらしい花が咲いている感じ。Visby の街中にも廃墟がなんということも無くあったのだけれど、島の中にもそんな風に誰の目にもとまらずひっそりと存在しているような廃墟が何箇所かポツポツと。

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Lergrav という場所にある奇岩もなかなか面白くて、遠くから見ると何となくゾウがいるみたい。この Lergrav という場所には猟師の小さな可愛らしい家が並んでいてなかなかいい感じ。ふと遠くから歌声が聞こえてきたので近づいてみたら、ちょうど Midsummer のお祭りの最中。メイポールと呼ばれる棒の周りを大人も子供も一緒になって歌を歌いながら踊ったりするのがコチラの夏至の風習なのだそう。ひと段落すると、皆で食事をとったりお酒を飲んだりしながら過ごすみたい。

この日は立ち寄ったどの街にもメイポールが立っていたので(残念ながら実際に歌っているのや踊っているのを見たのはココだけだけど)、スウェーデンのいろんな場所でこういうお祭りがあったに違いないなぁと感じたしだい。

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さて目的地の Faro は、ゴットランド島の北側に密接する小さな島なのでフェリーに乗って。フェリーは無料で運航されていてかなりの頻度往復をしているようで中々便利。写真の犬のような形をした奇岩は、Faro の Gamlahamn という場所にあるもの。コーヒーポットとか 聖 Ole の門 などいろんな名前が付けられているみたいで、確かにいろんなものに見えるし、どうやってこの形になったんだろうって思うとかなり不思議。

最後の写真の手前の岩を見るとわかるように、このあたりの岩は石灰岩の層でできているようで、コレが長い年月をかけて海水に浸食されてこういう不思議な形になったみたい。

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これほどの美しい景色なのにほとんど人がいないってのも不思議なこと。もっとも自転車だとフェリーの港からそこそこ距離があるし、あらかじめ場所を調べておかないとちょっとわかりにくい場所だったりもするので、そんなものかも知れないのですが…

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島の海岸沿いを車で走っていると時々見ることができるこんな感じの小さな家々(猟師道具をしまうための小さな小屋かもしれないけど?)。青い空と青い海に映えて中々雰囲気があっていい感じ。そして、島にあるカフェとかでは、Midsummer のお祭りの準備かメイポールを作っていたり、その脇ではペタングのような遊びをやっていたりして、なんだかノンビリとした夏至の一日。

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同じ Faro にある Langhammars という場所にも不思議な奇岩があって、こっちは角度によって人の顔に見えたり。2枚目の写真なんて明らかに誰かが作ったんじゃないのってくらい顔に見えたのですが気のせい? ちなみに一枚目の写真に人が写っているのでその大きさもわかるかと思います。

Faro の南端はビックリするほどの数の海鳥たち。車を降りて道を歩いていたらものすごい鳥たちが泣き喚きながら空に飛び出してこっちを威嚇している感じ。とにかくスゴイ数で実際ちょっとした恐怖を感じるくらい。それにしてもナゼこれほど威嚇をしてくるのかと思って良く見てみたら、まだ小さな雛鳥がたくさんいてどうやら子供達を守るためだったみたい。

島の南側をドライブ

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最初の 2枚の写真は島の北側に位置する Ireviken と Lickershamn という場所で撮ったもの。子供達が波打ち際で遊んでいてちょうど逆光の中でいい感じに撮れた写真。2枚目の写真に写っているのは、ゴットランド島の中でも最大級の奇岩の一つ Jungrfrun と呼ばれているもの。

Visby の街からホンの少し南下するとあるのが Hogklint (o の上には 2つの点)という場所で、激しく削られた崖の上から荒々しい海岸線を見ることができます。穏やかな砂浜があるかと思えば、こういう場所あったりして実に変化に富むゴットランドの海岸線です。

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ゴットランドの南西には Lilla Karlso と Stora Karlso (小さな Karlso と大きな Karlso)と呼ばれる小さな 2つの島があって、それを本島側から眺められるのが Ekstakusten と呼ばれる長い美しい海岸線。余裕があったらこの島に渡ってみようかとも思っていたのだけれど、船が出る場所や時間がわからず断念したのだけれど、こちら側から眺める限り崖に囲まれた孤島っていう感じがしてなかなか面白そう。

島の北側でも見られた赤い花々、青い空と緑の木々とのコントラストが美しくてどうしても車を止めてしまいます。そして、その向こうに例の素朴な教会が見えたりすると、絵葉書にもなりそうなナンとも素敵な雰囲気。

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Nisseviken という小さな村では、子供達が海に網を入れて何かを一生懸命取っていました。何が取れるのか聞いてみたいところだったけど、まだそこまでスウェーデン語をこなせてないのでちょっと残念な感じ。更に車を南に走らせていると、可愛らしい顔のように見える家があって思わず車を止めてパチリ。このあたりには、こんな感じの藁葺き?の家がいくつか見られるのだけれど、日本のそれとは違って藁を切らずにそのまま垂れ流すように屋根に積み上げているので、なんだか髪の毛みたいな雰囲気なんです。で、窓が目と口のように見えたりするもんだから余計に顔っぽくてね。

島のところどころに点在する風車もなかなかいい雰囲気。ゴットランドの風車はスコーネ地方に点在するものに比べてより素朴でシンプルなもので、それがまた島の自然と実にマッチしていていい感じ。島のほぼ南端にある小さな町 Vamlingbo にある教会は、他の場所の素朴なものよりちょっぴり立派な感じ。青い空がとても綺麗で教会のすぐそばでテーブルをセットしてノンビリと食事とお酒を楽しんでいる様とかを見ていると、なんだか羨ましい時間の使いかただなぁと思ったりします。

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島の南端は綺麗に整備された牧草地が広がっていて、ゴットランドの島の旗にもなっている羊がゆっくりと草を食べていたりします。南端には「道路の終わり」を示す看板があったりして端っこまで来たんだって感じがします。レストランがあるせいか、島の北端に比べると人がいて散歩をしている人もちらほら。

2泊3日の小旅行でしたが、もっとゆっくりノンビリと過ごしにやってくる場所だなぁと。ストックホルムのすぐ南側からフェリーが出ているようで、ストックホルムからたくさん人がやってくるようです。もう一度来てみたいなぁ思う場所でした。