2004/05 京都巡り

南禅寺 - 哲学の道 - 真如堂 - 銀閣寺

奥さんの大阪の親戚のお墓参りに行くというので、せっかくなので途中京都によって行こうという話になった。何年ぶりだろ、中学生の修学旅行以来かな。5/15 は葵祭ということもあって、行きの新幹線の指定が朝の6時過ぎのものしかとれず、しかも前日は異動先での歓迎会もあってふらふら…。

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南禅寺。国の重要文化財に指定される三門は高さ22メートルもある巨大な楼門で、藤堂高虎が寄進したものらしく、歌舞伎「楼門五三桐」の舞台で石川五右衛門がここからの眺めを「絶景かな絶景かな」と絶賛した場所。確かにこの大きさには圧倒される。ここには、水路閣と呼ばれる水道橋があって、これは明治時代に作られたものなのだそうだけれど、いまだに現役で上がってみると今もなお水がとうとうと流れている。お寺と水道橋…似つかわしくないようではあるが、両方とも周りの新緑に溶け込んでなかなか良い。近辺には、たくさんのお寺があって、狐や獅子ならぬイノシシがいたりして、こういうのをふと見つけたりできるのもまた面白い。

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小川沿いの哲学の道をふらふらと歩くと、ところどころに風情のある料亭らしきお店などもあり、またそんなところに猫がいるとなんだかコレはすごくお似合いなのだ。哲学の道の中ほどで、少し道からそれたところに真如堂というお寺がある。京都に住んでいたことのある会社の Kさんに、できるだけ人のいないお勧めの場所と聞いたのがココで、これほど美しい三重塔が見られるにも関わらず交通の便が不便なせいか、人っ子一人いない。静かで実に素晴らしい。実は、後からバスのアナウンスで知ったのだが、このお寺のご利益は、11月のお十夜で振舞われる粥が「タレコ止め」と言われて、下の世話にならずに往生できるということらしく、これを知ってココを紹介したのだとするとなんだねーなどと話していたのだが、本人は知らなかった(笑)。

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哲学の道の近く、きさきというお店でお座敷でのんびりと湯豆腐などをいただき、銀閣寺についたのがちょうどお昼ごろ。修学旅行生でごった返していてとんでもない状態になっていたけれど、自分を思い返ってみると、仏閣の見学などきっとどうでも良かったかもなぁと文句を言えた筋合いではないので、こういうところは早朝にでも来ると良いかもしれない。

法観寺 - 清水寺 - 高台寺

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八坂の塔と呼ばれる法観寺の五重塔は2階まで上ることができるのだが、これが凄い。ほとんど梯子みたいな急で狭い階段だけがあり、かつ外からの見た目とは異なり狭い。1階には何体かの仏像がおいてあるのだが、実はその背中にある五重塔の心柱となっている一本の柱が信仰の対象となっていたようだ。近くには、小さいながらも座布団みたいなものを丸めたものをいっぱいぶら下げたお寺があったりして、興味深い。

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清水寺の近辺にいたっては、とにかく人だらけでどーしよーもない。釘を一本も使わず作られた本堂・舞台などは素晴らしいのだけど、それをのんびりと見ている暇などないし、舞台の上などは人ごみだらけで立ち止まっているのも憚られるような…。石畳の三年坂や二年坂には舞妓さんがいるかと思いきや、舞妓変身スタジオで変身した人たちのようで、最初すっかり騙された。実際いろんな人が一緒に写真を撮ってもらっていたりしたのだが、本人たちも気持ちよかったのだろうなぁと思ったりする。

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高台寺。秀吉の菩提を弔うために北政所が開創したお寺。左の写真の屋根が龍のように見える臥龍廊は秀吉と北政所を祀っている霊屋につながっていて、この霊屋には、よく教科書などに載っている秀吉と北政所の木像が安置されている(ちょっと怖い…)。庭園も美しく、霊屋をさらに上ったところには、千利休の意匠の2つの茶室、傘亭と時雨亭があり、こちらは風情があっていい感じである。

吉屋

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この日のお宿は三条の京町屋の宿、吉屋。風情のある細い路地を抜けるとタヌキがひっそりと迎えてくれるお宿。お部屋は、自分の曾祖母の家(確か、明治時代かそのくらいに当時のお金で数千円で買ったとか…)になんだかよく似ていて、畳の上には藤むしろが敷かれて涼しく、夏をいかに涼しくすごすかという工夫が良くされている感じ。その最もたるものが川床でいただくお料理。京都らしいお料理というものがどういうものか良くわかってはいないが、とにかく非常に美味しかった。また、おかみさんの使う京言葉がまた良い。残念ながらお料理の最後で少し雨が降ってきてしまったのだが、おかみさんの「かんにんどすえ」という言葉をきくと、なんだかそれもまた良しなどと思えてしまう。限られた人(僕ではなく、奥さんのお父さんがココをよくご存知なのだ)しか泊まることはできないような感じで、こういうところに泊まったのは初めてで、いい経験をさせていただいた。

嵐山

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翌日はひどい雨。嵐山で三船祭りというお祭りがあるのを知ってはいたが、実際に行われるかどうかは別として、竹林なども見てみたいというのがあったので、嵐山へぶらり。渡月橋の近辺は靄にかすみ、これはこれでなかなか良い(中国の桂林を思わせる雰囲気があった)のだが、増水してしまって川が茶色なのが残念。十二単姿の女性をはじめ平安時代の装いの方が船から扇子を流すのだが、その船が一応は準備されている。

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船が出るかどうかは微妙なのだが、そもそも時間的に苦しいのでお祭りを見ることはできなそうだった。けれども偶然、十二単の着付けを見ることができた。一枚一枚二人がかりで着付けを行っていくのだけれど、十二単と髪関係でなんと20キロもあるのだとか。身動き取れないだろうし暑いだろうからホントに大変そう…

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最後に野宮神社まで竹林を見ながら進み、本当はのんびりと化野念仏寺などをぶらりと見に行きたかったりしたのだが、そんな時間はないし雨もひどいのでココで終わり。ちょっと驚いたのは、大阪梅田まで嵐山から1時間かからないこと。これだったら、大阪や京都に住んでいたりしたらちょこちょこと楽しめてうらやましいなぁと思うのでした。