1998/03 卒業旅行でヨーロッパ

シャンソニエ

2回目のヨーロッパもやっぱり最初は、パリ。今度はもっといろいろ知りたいと、シャンソニエに行ってみました。場所は、ユトリロという画家が書いたモンマルトルの丘の上にあるシャンソニエ。本当にひっそりとある小さなお店で、夜の9時ごろに行くと、僕はその日の最初のお客のようでした。ちょっとお年のおじいさんがようこそと僕の座った席の隣にあるちょっと年代もののピアノを弾きつつおもむろに歌い始めました。それはそれは本当にすばらしくて、涙がでそうなほど感動しました。何曲かうっとりと聞いていると、お客さんがだんだんと入ってきて、今度は楽しい感じの曲で、みんなで歌ったり、手拍子をしたり。ママに連れられた子供もいたりしました。子供の頃からあんな素敵な音楽を聴きつづければ、きっと感受性の豊かな人になるだろうなとか勝手に思ったり。

時間は、本当にあっという間にすぎてしまい、終電の時間も近くなり、帰らざる得なくなってしまったのですが、その後も午前2時くらいまで、お店は開いているよう。本当に残念だったけど、途中で席をたちました。本当に、また訪ねてきたい場所が出来ました。

でもその帰りは、ちょっと怖かったですね。終電近くのパリの地下鉄って、東京と違って結構危なくて、怪しそうな人たちの視線を強烈に感じるんですよ。地下道もかなり狭いので、思わず足早になってしまいます。結局、何にも無くてまあ良かったわけですが、気をつけた方が良いだろうね。

世界はせまい…

まあ、こんなことはいくらでもあるのかもしれないけど、旅行中友達2人に会いました。1人は、郵便局の中(^^)、もう1人は、あまり日本人の行かないような小さな街で。この友達とは、結局その場で車を借りて、ロワールの城めぐり。海外でのはじめての車は、最初っから大変。まず、止まっている車を駐車場からバックで出そうにもなぜかギヤがバックに入らない。通りかかったお兄さんに、友達の1人が「Can you teach me how to drive a car ?」なんて聞いて、めっちゃ怪訝な顔をされて、でもまあ、事情はわかってくれて、ギヤの入れ方を教えてくれた。

やっとこさ車は出たわけだけど、左ハンドルで車線反対でしょ。なんと、いきなり逆車線を走ってみたり、まあ大変だったわけです。道を聞くのは僕の役目…。というのも、第2外国語でフランス語をやっていたのは僕だけ。話せもしないのに、身振り手振りで駅はどっちだとかやりながら、まあ無事に城めぐりを終了。

要塞とオムレツ

前回の旅行では、南仏を中心に回ったので、今回は北のモンサンミッシェルへ。ここは、海に浮かぶ要塞みたいな教会。というのは、かつての話らしく、今は海に囲まれることは少なく、周りはひたすら砂浜。とは言え、潮の満ち引きは本当に早く、時間がたつと周りの風景が結構変わってしまう。

ここの名物は、おそろしくでかいふかふかオムレツと、クッキー。オムレツは一度は食べた方が良いと言うので、食べてはみたけど、なんだか泡だらけでちょっと油っこくていまいち…。

初めてのドイツ

ドイツでは、人に話し掛けるとみんな英語で一生懸命説明してくれる。しかもその英語が、日本人の英語に似ててなんだか聞きやすい(^^)。宿に入ってまず感じたのは、ベッドの幅が極端に狭いこと。枕は大きくて、なんだか変な感じ。ソーセージやプレッツェンは特においしくて、それがまたビールに合う。

ビールはとにかくおいしい。ミュンヘンのホイブロイハウスでは、いろんなショーを見ながら、ビールを飲めるわけですが、ジョッキが異常に大きい(たぶん2リットル(^^))。これをまあ、周りの人は歌を歌いながら振り回して飲んでるわけですよ。楽しそうに。他の国では見かけなかった酔っぱらいがたくさんいて、それはそれで親近感を感じてしまう。隣に座った手の大きなあどけない顔をした少年は、おじいさんと一緒に遊びにきていて、14歳にして黒ビールのジョッキを飲み干していた…。

街は、比較的どこも清潔できれい。ドイツ人って几帳面なのかな?全然関係無いけど、マクドナルドで「テイクアウト」が通じなかったのはちょっとびっくり。これって日本語?

アルプススキー

スイス側から氷河鉄道にのって、再びフランスへ。その時はシャモニという街がどういう街か知らずに、行ってしまったわけですが、ここはスキーですごく有名な街。まだシーズン中で、宿が無い…。結局インフォメーションセンターに頼み込んで探してもらったのは、その名も、ル・モンターニュ。まあ、山小屋ってとこです。20数人の相部屋で、山男とか山女(そんなの言い方あるのか?)がたくさんいて、圧倒されてしまう。部屋ん中で、みんな平気で着替えたりするんだよね。これってパリのユースに泊まった時もおんなじ経験をしたので、まあ何となくわかってはいたわけですが、やっぱり慣れないものです。

ま、宿も見つけたわけだし、せっかくアルプスまで来たので、モンブランのすぐ近くまでロープウェイで上がっていってみたり、スキーをしたり、本当に楽しかった。ここはかなり高所で、本当に寒く、ロープウェイで上がっていった場所は、マイナス10何度という世界。スキーの法は、ゲレンデの一つ一つが非常に大きいうえ、バスで簡単にいろんなゲレンデを行き来できて、とにかく最高。今思うと、残念だったのは氷河スキーをしなかったこと。

Viva!! イタリア

イタリアに入ってまず思ったのは、とにかく暑いということ。それまで、マイナスの世界にいたわけだから、しょうがないかなというのもあるけど。イタリアの人は、本当に陽気。なんか絵に描いたようにおなかが大きいおばさんがマシンガンの様に喋りまくっていたり、伊達男が着飾って歩いていたり、それはそれで笑えてしまう。

ローマやフィレンツェは、ちょっと排気ガスがひどくて驚いたけど、美術館とかドゥオモなどは本当に素晴らしく、また南仏と同じようにきつい太陽光で焼かれたようなオレンジ色の屋根の建物がすごく似合っている。それから、街のあちこちで彫刻が見られるというのも、イタリアの特徴かもしれないですね。

食事は、どこに行ってもおいしくて、満足。海辺の街の市場では、新鮮な魚がたくさんあがっていて、これもまたおいしそう。ベネチアは、本当に素晴らしい街。生活の中に水上バスやゴンドラが普通に使われていて、街のあちこちに張り巡らされる水路が本当にいい感じ。ここでは、ベネチアでガイドをしながら生活している女性と、美術の勉強をしている学生さんに会いました。おいしい店につれていってもらったり、いろんな話を教えてもらったり、本当に楽しかったです。