2010年12月13日

Spain / Michel Camilo & Tomatito

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ミシェル・カミーロ&トマティートによるスペイン。タイトル曲のスペインは自分もアルトサックスで吹いたことがあるし、そのとき習ってたモノイせんせが良く吹いてたりでまぁなんというか馴染み深い曲なんですが、カッコいいんですすごく。

Spain Intro と題されたアランフェス協奏曲に導かれ(この曲も非常に好き)、いきなりグイっとこちらをひきつける特徴的な入りを見せるタイトル曲スペイン。サックスでの演奏とは違って、ピアノの入りだととっても軽やか。「スペイン」「ジャズ」「フラメンコ」、そしてポルトガルの「ファド」などに見られる郷愁に満ちたメロディーが絶妙に合わさった感じ、何度聴いてもホントに素晴らしいなぁ。

最近の録音の CD のせいなのかなぁ、ギターの音色がやたらと綺麗。ベサメ・ムーチョはその美しいギターの音色にうっとりできます。トロイとサルガンのためにとタンゴのムードなどのアルゼンチンタンゴもすごくいいです。

このアルバムは発売された当時結構売れてたと思うんだけど、なるほどこりゃ確かに売れるよなぁって感じ。ホントに素晴らしいのひとこと。

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2010年12月12日

Fly Me To The Moon / Nicki Parrott

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ニッキ・パロットのフライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン。確か、タイトル曲が世界の車窓からの音楽に使われていたのを聴いて、なんかちゃんと聞いてみたいなぁこの人のボーカルって思って購入した一枚。ジャケットにウッド・ベースの写真と一緒に写っていますが、この人ウッド・ベースを演奏しながら歌うのだそう、あんまり聞いたことがないスタイル。

柔らかく語りかけるような歌声で、聴いているとなんとなくホッとするいうか気持ちが落ち着くそんなアルバムです。

フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンの他ではシャレードがいい感じ、知らなかったこのミステリアスな素敵な曲。リサ・パロットのバリトンサックスが時々いい感じで入ってくるのもそうですが、ニッキのボーカルがこの曲調にホントにぴったり。しばらく聴けるアルバムになりそうです。

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2010年11月08日

大人 / 東京事変

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椎名林檎はその独特な世界観のイメージが強すぎるせいなのかなぁ、アルバムを買って聴いてみようと思うことは無かったんだけど、Jazz の紹介をされている 高野雲さんの blog に 登場した のをきっかけにちょっと聴いてみたくなって買ってみたのでした。

まず、限定版についていた DVD に収録されていたライブ版の「秘密」を見て、「おおー、こりゃかっこいい」って言うのが第一印象。

アルバムを聴いてみると、なるほど椎名林檎らしいメロディ・世界観は感じられるもののずっと聞きやすくてかっこよいジャズロック。ボサノバ風のナンバーがあったり、楽しげなナンバーがあったりもするけど、「秘密」「喧嘩上等」「化粧直し」「修羅場 adult ver.」「ブラックアウト」あたりのバンドとしてかっこいい曲たちを思わず聴きこんでしまう。

東京事変って他のアルバムも面白いのかな、改めてちょっと聴いてみても良さそう。

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2010年06月28日

gallianissimo! / Richard Galliano

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リシャール・ガリアーノのこのアルバム、特にはじめの 3曲を聴くとなんかいろんなことが走馬灯のように思い出されてちょっと面白い。特に Laurita と Waltz for Nicky を聴くとどういうわけか、初めての海外旅行だったパリでようやく見つけて入った Lapin Agile で聴いたシャンソンに感激したこと、真夜中のパリを一人でさまようのにちょっと怖い思いをしたなぁとか、そんなことが思い出される。New York Tango を聴くと、この人が来日したときに BlueNote にライブを見に行ったときの最初の大きな拍手が曲の開始と同時に聞こえてくるような感じ。

それにしても、リズミカルで郷愁を誘うメロディーに柔らかなアコーディオンの音色、なんというか無敵の組み合わせ。このアルバムには、そんな曲がごろごろ(Laurita, Waltz for Nicky、Fou Rire、Viaggio、Tango Pour Claude)、そしてそんな曲の多くがどういうわけか「パリ」とか「エスプリって言葉」を思い出させます。なんで?

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2010年06月27日

Bravogue / Chihiro Yamanaka

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山中千尋さんのブラヴォーグ、最近はのんびりと音楽を聴くなんて機会がなくったので、本当に久しぶりにレコードカテゴリの記事の更新になります。非常に鮮烈な印象を残してくれた Madrigal からもうだいぶたった感じ。ちょうど日本に一時帰国していた 2008年9月にこのアルバムが発売されるというので、購入したものの子どもが産まれてからぜーんぜん聞くことができなかったアルバム。

選曲のせいなのか、Madrigal に流れていたかっこよくスピード感あふれるイメージから、全体的に少しおとなしめのかなぁという感じのする今回の作品。でも、山中さんオリジナルの Uni そして続く Vou Deitar E Rolar あたりの演奏は山中さんらしくスピード感にあふれる気持ちの良い曲そして演奏。

あとは、「星に願いを」がなかなかいい感じ。スローなテンポで奏でられる原曲のメロディを聞いていると、しょっちゅう耳にするこの曲の美しいメロディラインを再認識させられます。そして、ゆったりと流れるような美しいアドリブもまた白眉。サックス吹きたくなりました(笑)。

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2008年11月08日

Blue Speaker / Ego-Wrappin'

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Ego-Wrappin' の最初のフルアルバム Blue Speaker。もともと、Ego-Wrappin' は、多分他の大部分の人と同じように「色彩のブルース」を聴いて「おお〜っ」とか思った人の一人だったりで、その直後にこのアルバムも仕入れていたのだけれど、当時はあんまりピンと来なかったんですコレ。

しかし、今聴きなおしてみると実に味があって、不思議な温かさがあって、そしてまた聴けば聴くほどあぁコレは良いなぁと思える素晴らしいアルバムです。Amazon のレビューで「特にイントロの"Bright" から "No Name" までの3曲と、ラストの"So Blue" 以下の流れが、なんというか「幸せで泣けてくる」のです。」と書かれている人がいたけど SO BLUE からの流れはまさにそんな感じ、SO BLUE がね…素晴らしいんですホントに、なんというか柔らかく優しくじんわりとこみ上げてくる感じがたまらないのです。

そしてもう一つ、今自分が使っているスピーカー JBL 4301B、それがまさに「ブルー スピーカー」だったりするんです。なんか小さなことだけど、そんなこともあったりで最近ずーっと聴いている一枚です。

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2008年01月09日

Round Trip / Phil Woods

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アルトサックスでは、艶があってふくよかで優しい音色を持ちながら、でもちょっと渋い演奏をする、そんな感じの人が好きであって、吹く自分もそんな風になれればよいなぁと思いながら吹いてるわけですが、そこはまぁ(笑)。

Phil Woods の Round Trip。この人アルトサックスの音色は結構そんな感じで好き。ここ最近は忙しくてレコードに針を落とすなんてことをしばらくやっていなかったのですが、いいですなぁ。ストリングスに合わせて気持ちよくサックスを吹いてるフィルウッズの演奏がなかなかいいです。1面の Here's That Rainy Day や続く Love Song For A Dead Che、2面の This Is All I Ask なんかを聞いていると忙しさを忘れてホントになんだかホッとします。

アルバム中 5曲は Phil 自身が書いた曲で、2曲を除いてアレンジもこの人自身が行っていることを考えるとなかなかスゴイ。2面に Flowers って曲があって、この曲の独特な雰囲気がすごくいいなぁと思っていたら、この曲はノルウェーにある Molde という街(バラの街と呼ばれているのだそうです)とノルウェーの人々に捧げた曲なんだとか。Flowers なんて曲が捧げられたバラの街がノルウェーにあるんだ〜なんて思うとちょっと気になってきました(笑)。

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2007年12月18日

Fragrance of Love

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サックスの卒業に合わせて、masatoshi さんが贈ってくれたプレゼント。それは以前ライブにも連れて行ってもらった酒井さんのアルバム Fragrance of Love。なかなか洒落た感じのジャケット、イマイチ本人のキャラとはあれれって思ったりもしたけど、まぁソレはおいておいて(笑)。

アルバムの収められた曲は、オルガンを使ったファンキーな感じの曲もあればブルージーなもの甘く歌うようなものもあり、どれも本当にいいなぁ、アルバムにありがちな「はずれ」が本当にない感じ。渋く艶のあるサックスの音色には思わずうなってしまいます、強いて言うとライブで時々あったパワフルで暴れまわるような感じがあったら最高だったかも(笑)。

かなりのお気に入り。

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2007年09月22日

Straight Up / Cecilia Stalin

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スウェーデン出身のセシリア・スターリンのストレイト・アップ。仕事でお世話になっているスウェーデンだからどうしてもいろんなことが気になったりします。これも帯に「純白の綿毛のようなクール・ヴォイス!まさにスウェーデンの白い妖精というべき魅力を持ったシンガー、セシリア・スターリンによるパーフェクトなジャズ・ヴォーカル・アルバム!」とか書いてあって気になって買ってみたわけです。

タイトル曲の Staight Up が始まるとすぐにこの人の声は好みだなぁと感じ、曲の感じもすごく良くて機体が高まる。続く Bogaloo Boy の始まり、なんかどこかで聞いたことがあるようなフレーズはソウルフルですごくかっこいい。スローな始まりの Everything Must Change は、軽やかで明るいジャズ・ボサに曲調が変わるのだけれど、なんだか暗い冬からようやく抜けだして明るくて気持ちの良いスウェーデンの春がやってきたって感じの印象があって面白い。Fast Food のサックスもかっこよくてマル。

このアルバム、偶然見つけて買っただけだったんですが、かなり内容的にいいです。ビックリするのは、ほぼ全曲、作曲・編曲をこの人がこなしているってこと。ライナーノーツにも書いてあるけど、才能豊かな人だなぁって。

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2007年08月20日

TOKYO BOSSA NOVA verao

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ちょっと涼しげな曲が聴きたくなると、女性ボーカルのボサノバものとかがやっぱりいい。TOKYO BOSSA NOVA なんていうタイトルがとっても安直な感じはするんだけど、後ろでなっていてもうるさくなく、気持ちの良い音楽がたくさん詰まっていて悪くないです。SCHEMA レーベルとか好きな人とか絶対合うと思うんだよね、コレ。そう、ちょうど日本版 METTI UNA BOSSA A CENA みたいな感じで、お洒落系ボサって感じ。

日本語によるボサノバってすごく脱力するって感じ、だから夏に冷たいものとか飲みながらダラダラ聴くの結構いい感じなのかもしれないですねぇ。

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2007年07月27日

Samba Para Dos / Lalo Schifrin, Bob Brookmeyer

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ラロ・シフリンとボブ・ブルックマイヤーの サンバ・パラ・ドス。ラロ・シフリンといえば、スパイ大作戦の音楽担当だった人で、その手の音楽好きにはたまらない作曲・編曲を手がける人なんだけど、というわけで、この人のアルバムを見つけるとあまり考えずに買ったりしているわけ。一方で、ブルックマイヤーはトロンボーン奏者であること意外あまり自分は良く知らなかったり。

クラリネットの柔らかい音色で始まるタイトル曲の SAMBA PARA DOS は 10分の大作。柔らかなクラリネット、風のように軽やかなフルート、またそれと対照的にちょっとガラガラ声の人の声みたいなトロンボーンの音色。これらが、洗練されたシフリンの曲を彼自身が奏でるピアノに載せて演奏される気持ちよい 10分間。A面のラスト、I GET A KIC OUT OF YOU もいい感じ。コール・ポーターは本当にいい曲を作るなぁとつくづく思う。

B面の JUST ONE OF THOSE THINGS や TIME AFTER TIME では、時々シフリンらしい オーケストレーションが聴こえてきて、あ〜、わかっているけど、なんかいいなぁと思える不思議な感じ。BUT NOT FOR ME なんかを聴いていると、ガーシュインの曲もいいなぁと思う。当時使われていたミュージカルなどへの挿入歌だってことだけど、どんなミュージカルなんだろうって音楽聴いていると思えてくる。

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2007年07月19日

Interplay for 2 trumpets and 2 tenors

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なかなか豪勢なメンバー(トランペット : IDREES SULIEMAN、WEBSTER YOUNG、テナーサックス : JOHN COLTRANE、BOBBY JASPAR、ギター : KENNY BURRELL、ピアノ : MAL WALDRON、バス : PAUL CHAMBERS、ドラム : ART TAYLOR)による、INTERPLAY FOR 2 TRUMPETS AND 2 TENORS。 2 テナーは、明らかにタイプの異なる二人。

ANATOMY が面白い(この言葉は、実は仕事でもよく使う言葉で、その意味がこの曲で行われる演奏法にちょっと重なるのです)。というのは、Young、Jasper、Sulieman、Coltrane がこの順番でソロがあったかと思うと、今度は Young、Sulieman のトランペット同士での 4バース、Jasper、Coltrane の 8バースがあったりして、同じ楽器でも全く違う音色や演奏を感じられるあたり。

ブルースの LIGHT BLUE。ケニー・バレルのギターソロ、ボビー・ジャスパーの渋いテナーソロがいい感じですが、続く SOUL EYES というバラードがいいです、こういう美しい曲におけるミュートトランペットの冷たく響き渡る音色っていうのはなんかグッときますし、静かなギターソロもいいなぁと思うし、ソウルフルなコルトレーンのテナーもまた良く合う。

どうかなぁなんて思いながら買ったアルバムだけど、かなりいい感じ。

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2007年07月18日

A Love Supreme / John Coltrane

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ジョン・コルトレーンの「至上の愛」。実はこの人のアルバムを好んでかけたりはしない。オリジナリティに溢れ演奏もスゴイって思うんだけど、重くて重くて…なんだか疲れちゃうっていうかリラックスして聴くことができない音楽って感じなのがどうにもこうにも。

それでも時々こうして聴いてみたくなるが面白いところ。

4つの楽章「承認・決意・追求・賛美」からなるアルバムで、全体を通したコンセプチュアルな組曲みたいな感じ。ライナーノーツを見ると、当時、世界のいかなる宗教にも興味を持ち、宇宙とか世界について深く考え込み、アインシュタインとか特にインド哲学にのめり込んでいたという話し、で、そういう状況から染み出してきたような、不思議な世界観に満ち溢れた音作り、荘厳な感じ。

しかしなぁ、やっぱり重いしなんだか疲れてしまうなぁ。

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2007年07月11日

WORKS / SLEEP WALKER

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スリープ・ウォーカーのワークスというアルバム。実は全然知らなかったこのグループ。ホームパーティをやったときに、スウェーデンの Kさんが「おみやげ〜、こういうのすきでしょ」ってことで買ってきてくれた一枚。

あ〜、なるほど、確かに自分が好きそうな音作り、洗練されていて渋くてカッコいい。

Quiet Dawn、アーチ・シェップのカバー。スピリチュアルな曲でで演奏によっては、浮遊感ばかりが強調されたり、曲の美しさを感じられなくなったりというのがありそうだけど、そういうのは無くて、音作りが丁寧で洗練されていて気持ちが良い。すごくいいんだけど、もう少し軽やかな感じだともっといいかも、なんとなくリズムに忠実すぎるというかマジメな感じっていうのがぬぐえない。でも、この 1曲目を聴くと、おー、このアルバム聴いてみたいって言う気になるのは間違いない。

ボーカルが入る River of Love はいい。スキャットに導かれて熱くなっていく演奏の後にはいるソプラノサックスのソロとかなかなかカッコいい。ライブでは必ず披露される曲のようだけれど、コレは盛り上がりそう。

Big Escape も面白い。非常に速いテンポで、かつ他の曲に比べて格段に明るい感じの進行。スピリチュアルな曲が続くので、正統な感じのハードバップがくるってところが、おやっと思わせて面白いのかも、いや、そういう構成面だけじゃなくて、演奏もカッコいいです。

Eclipse、そうそう、こういうの好きだっていうのを Kさんはわかってるんだろうなぁと思わずニヤリとするような曲。どうも、この曲で SLEEP WALKER ってグループが一躍有名になったようです、知らなかった…

アルバム全体通して、はずれが無いというか統一感がある洗練された音/曲作りで、個人的にすごく好きな感じ。またライブが面白そうかも、8月にライブがあるらしいので、ちょっと注目かな。

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2007年07月03日

Miles Ahead / Miles Davis

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マイルス・デイビスのマイルス・アヘッド。実はというか、あんまりこの人のアルバムは聴かない。というのも、ものすごくいいなぁと思うものがある一方で、個人的にちょっと聴くのが疲れるというようなものがあったりして、そっちをつかんだらイヤと思ったりするから。このアルバムは、そのどちらでもない感じ(笑)。悪いって言うのではなくて、聴きやすくていい感じ、でも Kind Of Blue みたいにブルっとくるような演奏でもないというか。

ギル・エバンスの編曲によるビッグバンド、オーケストラジャズ、それはそれで全然悪くないわけです。そんな中で特にスローな曲におけるマイルスのソロがとてもいい。時にふくよかな響きとピンと張り詰めたような緊張感が不思議に交錯するような音色。自分は、このアルバムではギル・エバンスの曲である Blues For Pablo が好き。マイルスの張り詰めるような音を鳴らすフリューゲルに、重厚でいて気持ちの良いアンサンブルを聴かせるオーケストラ。

今まで何であんまり聴かなかったんだろう…

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2007年06月28日

SAMBA DO MAR / DUSKO GOYKOVICH

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日本では、ユーロ・サンバというタイトルで出されている ダスコ・ゴイコビッチの SAMBA DO MAR。正直、ダスコ・ゴイコビッチがボサノバやサンバってのはどうなんだろう…なんて思っていたのだけれど、それはいい意味で裏切られた感じ。

一曲目の SAMBA DO MAR 。イントロの感じとかいかにもなジャズ・サンバって感じでソレはソレですごく好きな感じなんだけど、そこに哀愁漂う ゴイコビッチのミュート・トランペットが入ってきたとたんに、うわっ…後頭部の後ろがざわざわと刺激される感じ、この曲はやられます。

このアルバムは、曲のセレクトも演奏も素晴らしいのだけれどその中でもと言われれば…The Fish、この曲はサックスで吹いてみたいなぁと思う。Love And Deception や Sunset のゆったりとした美しいメロディもたまらない。それにしても、この人のミュート・トランペットは痺れるように素晴らしいです。

このアルバム全体を通して、フェレンク・スネットバーガーって人が奏でるギターもまた渋くてなかなかいい感じ。ボサノバ自体が哀愁を漂わせる音楽であることには違いないんだけど、この人の奏でるギターはゴイコビッチのミュート・トランペットに見事にマッチしている。当然最近のアルバムだから録音状態も良いので、このこみ上げてくるような哀愁をたっぷりと味わうことができたりするわけです。このアルバムを買った頃に、この人来日してて PIT INN でライブやってたんだよなぁ、それを見逃したのが悔しくて…

単にこの頃日本ではやっていたボサノバにフィーチャーしたってだけのもんかなぁなんて思っていたけど、そんな理由を考えるのがバカらしくなるとてもいいアルバムです。

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2007年06月25日

Bobby Jasper and his modern jazz

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ボビー・ジャスパー&ヒズ・モダン・ジャズ Vol.1。最初聴いたときは、あんまりピンとこなくて、どっか奥の方にしまってあったこのアルバムだけど、ちょっと繰り返し聴いてみた。すると、なんか味があっていいなぁと思えてくる不思議な演奏。

1954年にパリで録音されたもので、どことなくフランスの空気を感じさせるのが面白い。このアルバムでは、Mad About the Boys での静かでいて情感溢れるテナーがとてもいい感じ。こんな風にムーディーにサックス吹けたらカッコいいよなぁと思ったりするけど、なかなか簡単にはいかないですねぇ(笑)

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2007年06月24日

100% PROOF / The Tubby Hayes Orchestra

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タビー・ヘイズ率いる The Tubby Hayes Orchestra による 100% Proof。タビー・ヘイズのアルバムの中でも、ビック・バンド編成の中で彼らしいパワフルで躍動感に溢れた演奏を聴くことができる好きな一枚。

タイトル曲 100%プルーフはライナーノーツによると、アルバム作成の直前にやってみようってことで急遽取り入れられた曲。しかも 14分もの曲をワンテイクで。この曲だけが彼のオリジナルのものなんだけど、洪水のようにすさまじいパッセージが波打つように湧き出してくるのはさすが、スゴイの一言。

続いて、彼のフルートをフィーチャーしたチュニジアの夜。トランペットじゃなくて、フルートってのが面白い。フルートでもスピード感溢れる演奏は相変わらずだけど、楽器がかわると嘘のように軽やか。それにしても、「チュニジアの夜」ってタイトルはいいなぁ、行ったこと無いけど(笑)この曲調にピッタリ。むしろ、この曲のイメージがチュニジアなのかしらん?マイルストーンズ。ここでは、ピアノソロからホーンセクションがソロを引き継いでいくところとかの盛り上がり方とかすごくかっこいい。最後を引き継ぐタビーのテナーが良いのは言うまでも無し。

他にも、ソニームーン・フォー・トゥーやブルー・ソロジーのブルースもなかなかだし、最後のセロニアス・モンクの曲 ナッティでも、アルトやトランペットのソロがあるんだけど、ホーンって良いなぁって思わず聴き入ってしまう感じ。躍動感に溢れパワフルな演奏、聴くと元気がみなぎるようなアルバム。

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2007年06月17日

Trav'lin' Light / the Jimmy Giuffre 3

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Jimmy Giuffre 3 による Trav'lin' Light というアルバム。クラリネットの音が聴きたくなって引っ張り出してみたんだけど、う〜ん、あんまり好きになれない。曲も The Green Country なんかは、JAZZ っていうより、フォークソングっぽいしなぁ(それが好きなら有りなのかもしれないけど)。

それはそれとして、クラリネットの音って丸くって柔らかくて面白い音だなと思う。アルバム全体を通して、なんというか凹凸の無い平坦な感じの演奏が続くのと、どことなくフォークソングっぽい響きがあって、自分にはヒットしない感じなんですねぇ。

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2007年06月14日

THE BEST OF CANDY DULFER

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なんか、サックスをしばらく吹けなくなると、こういうファンキーなのを聴きたくなったり、吹きたくなったりするんです。ジャズボサとかじゃないのが結構ふしぎではあるんだけど、実際タワーオブパワーとかインコグニートとか、そんなの。このアルバムも、SAX A GO GO と BOB'S JAZZ の練習のために買ったっいうのがあって、音楽を楽しむという感じで聴くよりも、耳コピしてみっかなぁなんて聴くことが多すぎたり(笑)。

いや、この 2曲はキャッチーで実際にこんな感じでファンキーに吹けたりしたら、かなりカッコいいですよ。ホーンセクションいいなぁって思う曲でもある。そして、この人のアルトはファンキーで艶のある音だなぁと思う、

だけど…アルバム通して聴こうとすると、なんだかどうしてもいくつかの曲を飛ばしちゃう感じ。聴きやすいんだけど飽きちゃうのかなぁ…

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2007年06月07日

3.A.M / Georges Arvanitas Trio

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ジョルジュ・アルバニタス・トリオ の 3.a.m。ダグ・ワトキンス の太く力強いベースが印象的な始まりのテーマ曲 THREE a.m からはじまるこのアルバム。ヨーロッパジャズらしい洗練されたタッチのピアノを奏でるジョルジュ・アルバニタスは、いつ聴いてもその躍動感に溢れ王道を行くような演奏で、すごく好きなアーティストの一人。

このアルバムでは、個人的には バド・パウエルの CELIA という曲が好きなこともあって、ジョルジュのトリオによるその演奏がたまりません。Softly as in the morning sunrise もやっぱり好きな曲の一つ。で、こちらもかなりいい感じ。骨太でしっかりとなるベースと、流れるように美しくなるピアノ、引き締まるような緊張感が漂ってくる感じで惹きこまれる演奏。

ちょっとピアノトリオをライブで聴きたくなってきました。

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2007年06月06日

Last Bolero In Berkeley / Cal Tjader

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カル・ジェイダー の ラスト・ボレロ・イン・バークレー。ヴァイブの澄んだ音って時々聴きたくなる、そしてナゼかカル・ジェイダーと言うと、本人の顔を白黒でポップな感じにデザインした 「CAL TJADER SOUNDS OUT BURT BACHARACH」のジャケットが頭に浮かんでくるんだけど…

このアルバムは、free soul ってくくりで出されてたアルバムがまだ少し気になって買ってたころのものでちょっと懐かしいんだけど、ジャズを良く聴くようになり、サックスを吹く今聴くとまた違って感じられるのが面白い。あの頃は、Never Can Say Goodbye とか I Want You Back なんかを好んで聴いた覚えがあるけど、今は Don't Let Me Be Lonely Tonight でのサックスとヴァイブの組み合わせにいいなぁと思ったり、Cloundburst なんかも面白いなと思ったり。その中でもヴァイブの涼しげな音を楽しむって意味では、Curtain Call や もすごくいい。これからムシムシするしね。

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2007年05月19日

Stan Getz and the COOL SOUNDS

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Stan Getz and the COOL SOUNDS。このアルバムは説明によると、1953年から1955年の間に行われた 5つのセッションを集めたものなのだそう。それにしては、なかなか録音状態がいいなぁと思う。1〜4曲目までは、ゲッツらしいメロディアスに唄いあげる優しい音、ガーシュインの Of Thee I Sing や Love Is here to stay は曲にゲッツのこの柔らかい音色はピッタリ。

それより 1年程前に録音された 5曲目のフラミンゴは、曲調のせいもあるかも知れないけれど、だいぶファンキーでちょっと雰囲気が違う。

それにしても、ゲッツの抑制の効いた柔らかいテナーの音色って本当に美しいなぁと思う。ふくよかいうかふくらみがある音とでも言うのかなぁ、この頃は確かドラッグでダメダメから復帰しつつあるころだったと思うんだけど、ソレにしたってスゴイ。

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2007年04月15日

GONE WITH THE WIND / The Dave Brubeck Quartet

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なんとなく、Paul Desmond の優しいアルトの音色が聴きたくなって The Dave Brubeck Quartet の Gone With The Wind を。と思ったんだけど針を落としてみたら、Swanee River (スワニー川) とか、Georgia On My Mind とか、Camptown Races とか選曲が「古き良きアメリカ」っていういかにもな感じ。う〜ん、そういう意味では…なんだけど(苦笑)、抑制の効いたピアノとドラム、柔らかなアルトの音色の組み合わせは聴いていてやっぱり気持ちがいい。

スーツ姿のジャケット、コレは結構好きかも。

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2007年04月04日

Over The Rainbow / AURA URZICEANU

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AURA URZICEANU は、以前このアルバムを聞いた時に、久しぶりにいいもん拾ったみたいな衝撃を受けたルーマニアのアーティスト、はい東欧ですよ(笑)。下北沢のレコファンで見てたら偶然見つけたので即お買い上げ。今回は、Over The Rainbow というアルバム。

1曲目の A Time For Love から、あぁ、この歌声にスピーディなジャズ・ボサ…自分の大好きな路線の一つ(笑)。Lonely Lie、やはりジャズ・ボサ調の曲。かわいらしい アウラのボーカルが乗ると、実に不思議で気持ちの良い音楽に昇華されていく。また、Fire In The Morning のようなソフトロックっぽい曲でも絶妙に彼女の歌声はマッチしてます。あとなんといってもいろんな曲で聞くことができる、小鳥のさえずりのような彼女のスキャットがまたナンとも言えません。

2枚組の LP を 1枚にした CD で 19曲も素晴らしい曲が詰まってます、そのどれもが聴き応えがあります。CD紹介で「天衣無縫という言葉が最も相応しいそのヴォーカル」と書かれているのですが、ホントにそんな感じ。特に高音域の声の伸びと気持ちのよいスキャット、美しいビブラートが効いた歌声にはうっとりします。ところで、タイトル曲の Over The Rainbow は、子供とのデュエットをしてます。子供が一生懸命歌う様がナンか可愛いのですが、デュエットの出だしとかで微妙にずれたりして、とても微笑ましい感じです(笑)。

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2007年02月28日

Big Band Jazz Volule 2 / Humber College Jazz Ensemble

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Big Band Jazz なんていうストレートなタイトル。サブタイトルに on the way to the Montreux Jazz Festival とある。ジャケットに書かれた説明をみていると、どうも Humber College というところの 19 人の学生さんが組んだ Big Band が出したデモテープが、あのモントルージャズフェスティバルのオーガナイザの耳に入り招待されたってある、なかなかスゴイ。

荒削りな感じはするけれど、ダイナミックでスピード感に溢れる演奏。個人的には、B面最後の Skump Chowder って曲が好き。スピード感溢れる曲で、まずはリズムセクションが全面に押し出される始まりで、続いてトロンボーンのソロ、流麗なピアノが続き、なかなかかっこいいテナーのソロ。最後はホーンセクションが耳に残るテーマをブワーっと吹いて終わる感じのノリのいい曲。

ビッグ・バンドって楽しいそうでいいなぁって思わせるのに十分なアルバム。

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2007年01月25日

The Way It Was / Art Pepper

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アートペッパーの The Way It Was。テナーを吹いてみたいなぁと思っていた頃は、あまり聴かなかった人なんだけど、今のアルトの音色を気に入って以来、アート・ペッパーって良いなぁと良く聴いています最近。アート・ペッパーの何が良いって、柔らかくて艶の感じられる音色とリリカルな演奏。

実は、このアルバムのジャケット裏の William Claxton の写真(僕は、彼の撮ったジャズミュージシャン達の写真が特に好き)や、アート・ペッパーがローリー・ミラーという写真家と一緒に書いたというライナーノーツが面白い。ジャズは、即興って言うけれど、実際それがどんな風にミュージシャン達の間で作り上げられているのかって言うのが、すごく平易な言葉で書いてあるんだけど、その中でも特に彼が "mood" という言葉を多用している。"Set a mood" とか、"Follow his mood" とか。演奏している間に、誰かが作り出した雰囲気に、他の演奏者が影響され、それが次々に入れ替わっていくっていう、そんな感じ。面白いだろうなぁ〜

個人的には、テナーの Warne Marsh とのやり取りが面白い I Can't Believe That You're In Love With Me や、Tickle Toe、それから、曲自体が好きな Autumn Leaves がいい感じ。

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2007年01月24日

good girl / Kim Parker with Tommy Flanagan Trio

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再生ボタンを押すと、一気に流れ出す気持ち良く柔らかなピアノのパッセージ、キム・パーカーは好きなジャズボーカルの一人ではあるけれど、ちょっと嬉しくなる瞬間。1曲目は、Bijou (I'm Crazy For You) は、このアルバムに一気に自分を引き込んでいくような、そんなジャズボサ。CD の 6曲目になる Talking もいい感じ、憂いを帯びたボーカルと、流麗なピアノな語り合いのようなそんな演奏。

それにしても、聴いていてすごくホッとするような不思議な落ち着きと柔らかさに包まれた音楽。こういうのを聴いていると、ビブラートを帯び柔らかく響く人間の声ってやっぱり美しいなぁと思ったりして、サックスでもそんな美しい音色が出せたらいいなぁと感じるいつものクセ。

7曲目の It's Time To Emulate The Japanese ってのがあって、時々聞こえる「ジャパニ〜ズ」って声にちょっとビックリします。なんかすごく変な感じ(笑)。さて、ちょっぴり残念なのは録音状態が悪い曲があること…、一瞬自分のオーディオが壊れたかと思いました(苦笑)。

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2006年12月20日

EAST WEST CONNECTION / Vaclav Zahradnik & Prague Television Orchestra

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久しぶりの東欧ジャズ、今回仕入れることができたのは、Vaclav Zahradnik & Prague Television Orchestra の EAST WEST CONNECTION。この、Prague Television Orchestra ってのは、Zahradnik が1974年から率いていて、 ハンガリー、チェコ、スロバキアなどのメンバーを中心にチェコスロバキアジャズフェスティバルの第4回ごろにはそのコアメンバーが固まりだしたというオーケストラ。

A面 1曲目、東欧らしい独特な物悲しさを感じさせるトランペットのソロが印象的な ZKUSME TO, TONY (LET'S TRY IT, TONY)、トランペットソロだけでなく、ホーンセクションもテナーのソロもすごくかっこよくて(何がどうって言われるとホントに良くわからないんですが、東欧ジャズが醸し出す不思議な雰囲気がまた何ともいえないんです)、ここしばらく聴きまくってました。A面3曲目 UPROSTRED PROUDU (IN THE MIDDLE OF THE STREAM) は、Allan Praskin という人のアルトサックスの柔らかな音色がなかないい感じ、バックでホーンが「ジャーンジャーン」みたいな感じで盛り上がってくるところで、早いパッセージを柔らなか音色で奏でて駆け抜ける感じがたまりません。

ちょっと残念なのは保存状態がちょっとよろしくなく、B面に少し傷が入ってしまっていて、「ぶちぶち」なること。でも、お気に入りのレコードの一つに加わる一枚と言えそう。

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2006年12月13日

havin' myself a time / Kim Parker

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この人の sometimes I'm blue ってアルバムを持っていて、ソレがまた素晴らしかったのを思い出して、名前で買ったアルバム。ジャケットださださなんでちょっと心配したんですが(笑)、幼い感じがありながら、独特な憂いを持ったような不思議な声でジャズを歌い上げる キム・パーカーにおおって感じ。

聴けば聴くほど味があるって感じ。すごいのは、コレが彼女のファーストアルバムってこと。ジャケットには、フィル・ウッズがミリオンセラーになりますようになんてサインがあった。何でだろうって思って調べたら、チャーリー・パーカーの母親の連れ子だったキム・パーカーなんだけど、実はそのお母さんは、パーカーの死後にフィルウッズと結婚したみたい。ってつながりがあるようなんだね。

それから、コール・ポーターの曲ってやっぱりいいなぁって思う。このアルバムにも Everything I Love っていうコール・ポーターの曲があるんだけど、素晴らしいです。絶対ジャケットで損しただろうなって思ってしまうアルバム。

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2006年12月12日

High Standards / Jackie and Roy

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ジャッキー&ロイのハイ・スタンダーズ。綺麗な空色のジャケットが印象的なレコード。このデュオのレコードって基本的に外さないんだけど、コレもまた素晴らしいです、ハイ。ジャッキー&ロイが初来日したときのオープニングを飾ったという定番のスタンダード「スターダスト」は、ジャッキーのソロ・ボーカルが本当に美しいなぁと思う一曲、デュオ曲も良いけど、ロイのピアノがピッタリと寄り添うような、こういうのもいいなホント。

とはいえ、やっぱり彼らの良いのは息もピッタリなデュエット。で、A面だと トゥ・マーベラス・フォー・ワーズが白眉。何かの映画の主題歌らしんだけど、テンポ良く、小気味良く、聴いてて気持ちいい曲。B面 1曲目の アム・アイ・ブルーも似たような感じかな。う〜ん、どの曲が特に素晴らしいって言えないくらい安定してどれも素晴らしいなぁって思えるのがこのデュオのいいところ。

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2006年11月28日

Paris Jam Session / Art Blakey

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アート・ブレイキーの Paris Jam Session。あんまり聴いてこなかった人の一人かも(笑)。どの曲も熱い演奏が繰り広げられる。Boucing with Bud での Barney Wilen のアルトソロはなかなかかっこいいです、この人はテナーの方が有名らしいのだけれど、パワフルで熱いココでのソロはいいです。

やたらとアップテンポな A night in Tunisia、のっけからハイスピードでずーっとむちゃくちゃなドラムテクニックを見せ付けるブレイキー、ライブ版らしい熱い演奏、ちょっとウルサイ感じがしなくもないけど、お祭り騒ぎみたいで楽しそう。

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2006年11月17日

SLAVIC MOOD / DUSKO GOJKOVIC

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は〜、やっぱりダスコ・ゴイコビッチはいいです。ヨーロッパらしい洗練された曲に、彼独特の哀愁を感じさせる音、でそれは自分が好きな東欧ジャズの典型的な雰囲気を漂わせているといっていい。個人的には、このアルバムの題名「SLAVIC MOOD」がまさにそんな感じを表している感じ。

このアルバムで、少し意外であって、かついいなぁと思ったのが 2曲目の Got No Money。Ben Thompson のテナーと Vince Benedetti のピアノで始まるワルツのリズムに乗ったフロア受けしそうなハードバップ。Dusko のトランペットが入ってくる場所は、うわって鳥肌な感じ、その後のフレージングも見事でカッコイイの一言。流麗で軽やかな気持ちのよいピアノも良く、強いてちょっとテナーが弱くて残念な気もするけど、すごく好みの曲。

DUSKO といえばの名曲 Old Fisherman's Daughter は、このアルバムでも素晴らしいです。物悲しく響くミュートが奏でるシンプルなテーマ、グッときます。テーマがいかに大切かを教えてくれるみたい(笑)。クリスマスにこんな音楽が静かに流れてたりしたら、きっとやりすぎって感じかもしれません。

Kosmet もまた好きな曲の一つ。このエキゾチックな音楽になぜ東欧を感じるのか全くもって良くわからないのですが、でも実際これぞ東欧ジャズって感じで、シビれるようなかっこ良さです。鬱屈したものが外に出て行くようなそんな雰囲気を感じたり、ナンか大野雄二がアレンジしたら絶対ルパンの音楽になりそうなそんな感じもしたり(笑)。

最後の Flying Rome。比較的抑え目なテーマの後、テナーのソロが入ってからグイグイと盛り上がっていくスピード感溢れる曲。ピアノ、テナー、トランペットが交互に熱いソロを繰り返していき最後はテーマで締め。ちょっとあっけない終わりって感じなのがアレレって気もするけど。

やっぱり東欧ジャズはいいなぁって思う一枚。

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2006年10月20日

late spot at Scott's / the Tubby Hayes quintet

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タビー・ヘイズ・クインテットによる レイト・スポット・アット・スコッツ。元々はパワフルなテナーにほれ込んで良く聴くようになったタビー・ヘイズですが、実はサックスは、ソプラノからバリトンまでをこなす上に、ピアノもフルートもバイオリンも作曲も編曲も何でもござれという英国の偉大な音楽家。

ライブ盤っていいなぁって思うのは、MC によるミュージシャン達の紹介と観客の拍手に続いて最初の演奏が始まる瞬間までの独特な緊張感が感じられること。このアルバムでは、2分ほどの MC の後に、タビーのオリジナル曲 Half A Sawbuck が始まる。これまで聴いたパワフルなタビーのテナーに比べるとちょっと大人しいかなと思うけれど、スピード感溢れる気持ちのよい曲。

そしてこのアルバムのもう一つのお気に入りは、そのテーマが耳に残って消えないナンバー、The Sausage Scraper。コレも、タビーのオリジナル。気持ちよいリズムセクションにスウィンギーで、よく唄うタビーのテナーが最高、曲も演奏も素晴らしいです。

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2006年09月28日

AT THE OPERA HOUSE / Stan Getz and J.J.Johnson

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Stan Getz and J.J.JohnsonAT THE OPERA HOUSE。とても落ち着いた演奏で深くソファーに身を任せながらノンビリと聴きたい演奏。こうやって聴いていると、トロンボーンもサックスもその音色の柔らかさが際立つ、古い JBL 4301B がコレコレとうたってくれている感じ。1957年に録音された 2つのライブをまとめたライブ盤(だから、同じ曲目がいくつか含まれている)とのことだが、録音状態もなかなかいいと思う。

チャーリー・パーカーのクラシックとでも言うべき BILLIE'S BOUNCE から始まるこのアルバム、スタン・ゲッツの熱くスイングするアドリブは、ちょっと他のアルバムではあまりみない感じ。2TAKE ある MY FUNNY VALENTINE は 6曲目が個人的には好き。ゲッツのテナーと J.J のトロンボーンが寄り添うように始まる曲の始まり、浪々とうたいあげるゲッツのテナーのソロ、柔らかい音色が特色のトロンボーンではありながら一音一音切れを感じさせるソロで続く J.J、ラストは互いがまた寄り添うように終わる。はっきりした構成で、両者の違いが感じられて面白い。

スタン・ゲッツが好きな自分としては、彼をフィーチャーし、また彼らしい演奏を聴くことができる IT NEVER ENTERED MY MIND もいいなぁと思うです。ありがちですが、秋の夜長に素敵な音楽をって感じ(笑)。

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2006年09月27日

ROOT DOWN / Jimmy Smith

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ジミー・スミスのルート・ダウン。オルガン・ジャズというか、オルガンの音色はとても好きなので、時々ライブに行ったりはするのだけれど、よく見てみると CDやレコードはあまり多く持っていない。ディスク・ユニオンで 500円セールとかやっててふと買ってみました(笑)。

オープニングの サッグ・シューティン・ヒズ・アロウのようにワウ・ワウ・ギターとオルガンが織り成す強烈なファンクネス溢れる曲ってのは、いかにもって感じですが、個人的には、アフター・アワーズ、ルート・ダウン、レッツ・ステイ・トゥゲザーのようにミドルテンポでじっくりと聞かせるオルガンも良いなぁと思ったり。特にルート・ダウンやレッツ・ステイ・トゥゲザーはカッコイイです。ルート・ダウンの方は、僕は聴いたことがないですが、ビースティ・ボーイズの元ネタなんだとか。ステイ・トゥゲザーは、確かアル・グリーンが歌ってたような気がする。マーヴィン・ゲイとか好きな人とかグッとくるかも。

これ自体ライブ盤なんだけど、やっぱりオルガンって他の楽器に比べてライブで聴くのが一番って感じ、なぜか迫力に欠けるような気がしてならないです。

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2006年09月26日

IDENTIFICATION / Yancy Korossy

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ヤンシー・キョロシー・トリオのアイデンティフィケーション。帯に「ルーマニア出身のピアニスト、ヤンシー・キョロシーがドイツ亡命中に吹き込んだ最高傑作」とある、東欧のジャズ好きとしてちょっと聴いてみたくなったのと、名前が気になったのもあって買ったみた一枚。

1曲目の オール・ザ・シングス・ユー・アー を聴いて「これはいいなぁ」と思わせる。低音主体のピアノソロは、どことなく暗い感じを漂わせながら、アップテンポで不思議と瑞々しい音。またブロックコードを多用するアドリブもアップテンポな曲調とあってていい感じ。星影のステラ もアップテンポでアグレッシブで気持ちが良い。ヨーロッパらしいセンスを感じさせながら、非常にエネルギッシュな演奏。このアルバムは他も面白いのだけれど、この 2曲が個人的には白眉。

ここに、ソロウのようなブルースが加わるかと思えば、タイトル曲でもあるアイデンティフィケーションはほとばしるように音があふれ出す完全なフリージャズって雰囲気。このアイデンティフィケーションの次に続く 棒ぐるみは愛のみ は、もう全く違う曲調。いい加減なようで、様々な要素がぎっしりつまった構成がまた面白かったりする。

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2006年09月15日

Bossas and Ballads: The Lost Sessions / Stan Getz

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涼しくなったせいか、急にスタン・ゲッツが聴きたくなった。今日は、スタン・ゲッツが晩年に吹き込んだという Bossas and Ballads: The Lost Sessions。もともとこの人の優しく柔らかなテナーの音色はとても好き。このアルバムでは、美しく静かにゲッツのテナーに寄り添うように旋律を奏でるケニー・バロンのピアノとの相性も素晴らしく、聴いていて本当に心穏やかになる演奏。

この頃は心臓病と肝臓がんと闘っていた頃だというから、まだ演奏どころではなかったはず…それでも酒におぼれ麻薬中毒だった過去や病気から立ち直りつつある中で、何かを悟ったかのようなそんな雰囲気が演奏に現われているみたいな感じ。実際、David Ritz という人のノーツにも、「優しかった一分後には、悪意に満ちて…といわれるほど移り気だった性格も影を潜めて、強い意志でサックスに取り組み、病気の回復の希望もあって、結果としてスリリングな演奏を聴くことができる」と書いてあったが、人生の変化が音楽に新たな一面をもたらしたって感じか?

選曲も素晴らしいです。これからの季節しっとりと聴くのにぴったりな一枚。

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2006年08月21日

Black Renaissance / BODY, MIND AND SPIRIT

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Black Renaissance。このアルバムの作曲編曲を行っている Harry Whitaker といえば、Roy Ayers との活動でも知られている人。2曲で構成されるこのアルバムは、いわゆるスピリチュアルなブラック・ジャズ。

Black Renaissance は、うねるようなベースに力強く鳴り響くピアノ、叫ぶようなサックス、ふわふわとした独特な浮遊感と、地を這うような土着的なサウンドの両方が混在するとても不思議な音楽。それでいて不思議と聴きやすい 23:40分の大作。Magic Ritual は、はねるように力強く和音でリズムを刻み続けるピアノに豪快に音を撒き散らすサックスがメイン。そこから、ギロの「ジュワーチャッチャ」って感じのリズムや「ポコポコ」と鳴る打楽器や、「ウゥ〜ワァ〜」って感じのコーラスが途中から入ってきて、どんどん気分が高揚するように持ち上がっていく感じ。クラブとかでかかったら後半はちょっとトランスしそうな音楽。

テナーの太い音ってこういう音楽にぴったり、いいなぁ。

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2006年08月13日

Spiced With Brazil / SONIA ROSA with YUJI OHNO

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ソニア・ローザが大野雄二による編曲/プロデュースで出したアルバム、Spiced With Brazil。とってもキュートなソニアの声が印象的で、どちらかというと "大野雄二的サウンド"はなりを潜めている感じなんだけど、コレは彼女の何というか胸をきゅんと締め付けるようなボーカルあってのアルバムだから、むしろこれでいい感じ。

それにしても、どの曲にも時々入るソニアの「ヨッ」とか「アッ」って感じの高い声の掛け声やリズムに合わせて「ウン」って言ったりするのがとっても可愛らしいし、彼女のスキャットも見事。あ、でも聴いてると、 Corcovado の曲始めとか、「あ、ルパンが始まりそう」って感じのアレンジだったりするし、「Casa Forte」のスリル溢れる感じとかには、大野雄二的なスパイスを感じるなぁ(笑)。う〜ん、聴いてるとこのアレンジ・演奏があってのアルバムだなぁ、絶妙なコンビネーション。

なんかとにかく楽しそうで元気がでます、コレ。

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2006年08月12日

michel legrand meets miles davis

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ルグラン・ジャズ。共演陣がやたらと豪華なアルバム、マイルス・デイヴィス、ドナルド・バード、アート・ファーマー、ジョン・コルトレーン、ポール・チェンバース、ハービー・マン、フィル・ウッズ、ビル・エヴァンス、ハンク・ジョーンズ…自分ですら聴いたことがあるような名前(笑)。

「ラウンド・ミッドナイト」とか「チュニジアの夜」なんかはルグランらしいアレンジでなかなか好き。スタンダードでありながら、聴くと、あっルグランだって感じられるアレンジってのがねスゴイ。選曲も好きだし、彼のアレンジも好きだし、「ブルー・アンド・センチメンタル」での ベン・ウェブスターの渋くて柔らかいテナーとか、「ジャンゴ」でのマイルスのミュートトランペットとかいいなぁとか思うんだけど…

ただ、なんと言うかこれほどのメンバーの個性が出てこないっていうか、なんかちょっともったいない感じのするアルバム。

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2006年08月04日

Samba Blim / Tamba 4

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TAMBA 4 の SAMBA BLIM。ありがちだが暑くなると聴きたくなるジャズサンバやボサノバ。涼しさのエッセンスみたいなものがあるんだろうか、なかなか不思議な感覚ではある。洗練された演奏のなせる技か?

タンバ・トリオは、アメリカ進出の際ににタンバ・フォーと名乗っている。これは、ドラムがエリシオ・ミリートからオハーナに入れ替わったことと、新しくドリスがギター・ベース・パーカッションとして加わったから。が、やっぱり、エサのピアノが相変わらず素晴らしい。彼の奏でる旋律がべべートのフルートやドラムやベースと心地よく掛け合うさまを聴いていると、気持ちが安らぐような感じがする。

何となく BGM として聴けるものでもあり、短い曲ばかりなので一つ一つじっくり聴いても面白いそんな一枚です。

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2006年07月23日

New Life / Bernie Senensky

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このアルバムで初めて知ったバーニー・ゼネンスキーは結構お気に入りなピアニストの一人。ニュー・ライフはセネンスキーの初リーダー作であって、全曲がこの人のオリジナルのもの。曲調とこの人の特徴の速弾きが自分好みだからお気に入りともいえる。

Lolito's Theme は、バーニーが奏でる音楽を何でもそらんじて歌うという彼が飼っているオウムの「ロリト」にちなんだ曲なのだとか。曲調はどこか哀愁を感じるのだけれど、どこと無くオウムと楽しくアドリブセッションをしているような感じもあったり。続く Another Gift もアップテンポで、この人らしい力強いタッチが気持ちがよい。

Little Waltz For A Little Boy は明らかにビル・エバンスの影響を受けた曲、こういうアップテンポなワルツは好きだな。曲の後半から現れる流れるような速弾きとベースの掛け合いが面白い。Ronnie から 明るい曲調の Poochie へとつながるあたりも好き。この人の奏でるピアノの音色は、なんというか一音一音が粒立ちがいいというか、なんかそんな感じでとても気持ちいい。それはこの人が得意とする速弾きの時も変わらないからスゴイ。

ライナーノーツによると、他にも 7つほどリーダー作があるようなので聴いてみたい。

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2006年06月23日

LULLABY OF BIRDLAND And Other Famous Hits By The BLUE STARS Of France

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LULLABY OF BIRDLAND And Other Famous Hits By The BLUE STARS Of France ってちょっと長めなタイトルのアルバム。ブロッサム・ディアリーが参加しているということでちょっと興味のあった BLUE STARS。

聴くと全てフランス語のジャズ・コーラス、これはなかなか新鮮で、フランス語って言語そのものの響きが独特な艶を持っている感じがして、スキャットなどと合わさった時の独特なコケティッシュな感じや、スイングした時のジャジーな感じは同じ曲なのにどこと無く異なる雰囲気を感じる。安直な言い方だが、「フランスのエスプリを感じる」っていうあの言葉がそれを表しているのかもしれない(良くわかんないけど…)。

残念なのは、録音状態があんまりよろしくないことか。なんというか奥行きが感じられなくて、ラジオ聴いてみるみたい。最も、それがまた独特な雰囲気を醸しだしていて悪くないって話もあるけど。

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2006年06月22日

Easy Tempo, Vol. 1: A Cinematic Easy Listening Experience

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イタリア映画などなどからいわゆるイージーリスニングなラウンジ系音楽やレア・グルーブといわれるようなジャンルの音楽をを集めてきたコンピと言えば、まず最初に名前のあがりそうな Easy Tempo。その Vol.1、その副題もそのまんまな A Cinematic Easy Listening Experience。

久しぶりに引っ張り出して聴いてみたこのアルバム、1曲目の Grigioperla、たぶんこの曲を視聴して やられて買ったんだろうなぁと思う、クールで独特なグルーブ感を持つ曲。他にも、Il ricordo di Serena とか ワウワウの効いた Mark il poliziotto もいいし、テンポ良いボンゴのリズムにのる One fine morning も気持ちがいい。

個人的には Takefive を思い起こさせる 5拍子の速いリズムに不思議なシタールの音色がゆったりと入ってくる面白い構成の La cortigiana が白眉、この手の音楽らしいと言えばそれまでなのだがカッコイイ。

全体的にスピード感があってスリル溢れる感じ。良くわかんないけど、きっとこの音楽が流れる映画もそんな感じなのが多いのに違いない(笑)

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2006年06月21日

Tempo = Avanco / Tamba Trio

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心地よいジャズサンバやボサノバがちりばめられたタンバ・トリオのアルバム、2つのアルバム「AVANCO」と「TEMPO」を一枚のCDにして販売されたものみたいで、邦題は「マシュ・ケ・ナーダ」…確かに AVANCO に入っている有名曲とはいえ、無理に邦題とかつけなくても良いような(笑)。

ジャズサンバといえばサンバランソ・トリオなんかをよく聴くのだけれど、タンバ・トリオはピアノだけでなく、ボーカルやフルートなども織り交ぜられる。その分、少し派手でありまた聴きやすいというか BGM みたいにして安易に聴けてしまう感じもある。でも、BERIMBAU でのコーラスのハーモニーはやたらと美しかったり。どの曲においてもピアノは期待に外れず美しいメロディを奏でてくれる。なんというか外さない感じ。ボサノバの名曲が絶妙な編曲と美しい和音を持つコーラスとピアノによってまた違う一面を見せてくれるような、そんなアルバム。

赤とオレンジの風車を模したようなデザインがアクセントの真っ黒なジャケットのデザインも秀逸。

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2006年06月15日

lateearlydaynights

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CLUE-L レコードのオムニバス。DISK DAY と DISK NIGHT の2枚組み。DAY の方は、Museum of Plate の Muse of Planet から始まる。この曲は、済んだ空気に満たされた静かな場所で迎える早朝の気持ちよさを感じさせる曲。ここから曲は少しずつ活動的な感じになり、また常にジャケットの写真のような美しい自然の中にいるイメージも常にあったり。3曲目、Ellie の Kiss U の Natural Calamity によるカバーはこの DAY の白眉、曲自体好きってのもあるけれど、静かにささやくような声がふわふわとした浮遊感のあるサウンドとともに心地よい気分にさせてくれる。続く Love ambourines の Cherish Our Love もちょっと似た感じ。カヒミカリィの Take It Easy My Brother Charile はちょっと懐かしいひそひそふぃすば〜(笑)って感じ。この後 13曲目の Crue-l Grand Orchestra の Endbeginning あたりから夕暮れを感じさせる曲がいくつか、そういう意味では DAY というタイトルのもたらす統一感のあるコンピ。

一方 NIGHT の方、こちらは個人的にはあまり…。どちらかというと クラブで聴くようなハウスっぽい曲のコンピ。空間の広がりを感じさせるような音を使やエフェクトを使う曲が多くて、それが夜の暗闇の広がりを感じさせる感じ。そんな中では、10曲目の Crue-l Grand Orchestra feat. Miyuki Hatakeyama の Candidate For Love がしっとりと落ち着いて聴ける感じで好き、また続く Museum of Plate の Umi では美しいピアノの旋律が静かな夜の海に月が映る情景が浮かんでくるようでホッとする。

CLUE-L らしさがぎっしり詰まったコンピ。

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2006年06月11日

茶音 / Museum of Plate

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Museum of Plate の茶音。奥さんの看病もあって家でゆっくりな週末。なんかあまり読まずにたまった本が部屋の中を占領しているという当たり前な事実に最近気づき始めて、いい機会だから読もうと思って。最初の BGM がこれ、茶音。

大学の頃かな、CLUE-L レコードが出す音楽にちょっとはまった時期があって、そんな頃知った Museum of Plate。塚本サイコ という人が奏でる静寂感とオーケストラっぽい派手さを兼ね備えた音楽というか、ちょっと不思議な浮遊感のあるピアノの旋律が、読書を邪魔しないっていうか、まぁそんな感じで。

しかし、どうにも読んでない本が多すぎる。買って安心する大バカものだってことを改めて認識、気をつけなきゃ。

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2006年05月07日

Vocal Shades and Tones / Barbara Moore

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バーバラ・ムーアの Vocal Shades and Tones。このレコードは、イギリスの DE WOLF ちうレーベルから出されているのだけれど、DE WOLF といえば、いわゆる業務用のBGMなどのライブラリーを扱うイギリスの大手レーベル。もともと、シーンに合わせて使われる音楽が集められていたりするので、手っ取り早くサンプリングしたりするのに良しと DJ 等の間で人気だったのだとか。

で、バーバラ・ムーアはスキャットボーカリスト。軽快なスキャットが気持ちのよい Fly Away、Touch of Warmth、I'm Feather を聴いてると、なんとなくヨーロッパの気持ちのよい初夏の季節を感じるよう。

また、HIS NAME WAS はパイプオルガンの音とコーラスのハーモニーが美しい教会音楽のような荘厳さ。コレだけじゃなくて、Very Fine Fellow、It's Gospel、Drifting、Fly Paradise にもどこか教会音楽の影響を受けた感じがして、軽やかな中に荘厳な雰囲気がまとった曲というのもちょっと不思議な感じ。

「ライブラリー」だからどの曲にも「どんな雰囲気かとか、どんなシチュエーションで使うか」が明記されているのが面白いです、ちなみにこんな感じ。

1. HOT HEELS (Bright, driving movement)
2. IT'S GOSPEL (Slow, tropical - sinister overtones)
3. STEAM HEAT (Exotic, tropical - sinister overtones)
4. FLY AWAY (Light outdoors movement)
5. HIS NAME WAS (Dignified, pure, Classical feeling)
6. SWING OVER (Brisk, cheery, carefree)
7. TOUCH OF WARMTH (Gentle bossa, Continental flavour)
8. VOICE FORCE NINE (Exuberant, rhythmic)
9. VERY FINE FELLOW (Jaunty, easy0going "swingles" style)
10. SHADES - TONES (Slow, moody)
11. I'M FEATHER (Cool, up-tempo)
12. DRIFTING (Warm, relaxed)
13. TAKE OFF (Bright outdoor activity)
14. FLY PARADISE (Mid-tempo, beaty, carefree)

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2006年05月06日

Art Pepper Meets The Rhythm Section

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アート・ペッパーの Art Pepper Meets The Rhythm Section。このアルバム、一時期それこそ耳にタコが出来るほど聴きまくったのは、You'd Be So Nice To Come Home To をサックスで練習していたから。でもこの演奏は聴くにつけ大変に素晴らしくて、どうしても聴き入ってしまって「おおーっ」とか思っているとあっという間に演奏が終わってしまって参考にならないんだよね(笑)。

このアルバム全体的にいえるのだけれど、アートペッパーのアルトサックス、レッド・ガーランドのピアノ、ポール・チェンバースのベース、フィリー・ジョー・ジョンズのドラムスのどれもが研ぎ澄まされたようでいて熱い演奏をしていてとにかくすごい…。題名の Art Pepper Meets The Rhythm Section は的を得てるなぁと何だか感心してしまう。

でまた、JBL スピーカーが臨場感をいい感じに出してくれます(この手の Jazz にはホントにお勧め)。

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2006年05月05日

brubeck desmond / The Dave Brubeck Quartet

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デイブ・ブルーベック・クァルテットによる、ブルーベック〜デスモンド。Paul Desmond といえば、Take Five な人ってイメージがめちゃめちゃ強いのだけれど、この人のアルトサックスの奏でる音も僕の好きな柔らかな音。Desmond の奏でるサックスって、何かちょっと軽くてふわふわした感じなんだけど、ビブラートがやたらと心地いいのです。でまたそれが Bruebeck のピアノと何だか良くあってるのがこのアルバム。たとえば STARDUST、美しく淡々とつむがれるピアノの伴奏に載せて、静かに柔らかな Desmond のサックスのビブラートの効いた音が入ってくる出だしなんか最高、曲も美しいのだけれど、演奏が曲に実にあっていて聴いていてちょっと嬉しくなる。

今までヨーロッパジャズを聴いてきたせいか、とってもアメリカを感じるジャズです。で、不思議なんだけどなんかラジオ聞いてるように錯覚します、何でだろう(笑)。

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2006年04月25日

HAPPY MEETING / HERVE SELLIN

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HERVE SELLIN の HAPPY MEETING。澤野工房らしいという表現が正しいのかどうか良くわからないけど、まさに洗練されたヨーロッパジャズを奏でるピアノトリオのアルバムって感じ。ALL OF YOU, やっぱり Cole Porter の曲っていいなぁって思う。それにしても、良くうたい全体のスウィング感を増してくれる リカルド・デル・フラ のベースもなかなかいい。続く I SHOULD CARE 心地よく流れるピアノのメロディがとても気持ちいい。そのほかだと、SPEAK LOW とか、ウェイン・ショーターの SPEAK NO EVIL のカバーとか。

確かなテクニックがあるからこそと思える流れるように気持ちのよいフレーズ。ところで、ベースの リカルド・デル・フラ のオリジナル FINESTRA SUL MARE と A CRAZY ONE という2曲入っているのだけれど、この2曲はこのアルバムにいい緊張感を与えているように思う。他の流麗で気持ちのよいピアノのメロディを中心とする曲とはちょっと趣が異なっていて何か独特な響きを持っているから。

やっぱり澤野工房らしいセレクトっちゃそういう感じがします(いい意味でね)。

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2006年04月20日

Song of Home / ALAN BROADBENT TRIO

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アラン・ブロードベント・トリオ の SONG OF HOME。ジャケットのピンク色からは想像できないような、洗練されて抑制の効いたピアノの音が気持ちが良い。個人的には、そんな洗練された演奏という意味で 1曲目の WHAT IS THIS THING CALLED LOVE? と 5曲目の UPPER MANHATTAN MEDICAL GROUP が好き。JBL 4301B に代えてからなのか、この手のピアノトリオを聴くのが実に気持ちがいい。ピアノの一音一音やドラム・ブラシが以前に比べて鮮やかに聞こえてくる。どうも音の立ち上がりが以前に比べてはっきりした感じがある。

おっ、6曲目の SOPHISTICATED LADY もなかなかいい。このリリカルなタッチはそう、こういう言い方自体、失礼なのかもしれないけど、ビル・エバンスを彷彿とさせる。夜の音楽、ゆっくりと珈琲と一緒にって感じ。

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2006年04月12日

HUTSON II / Leroy Hutson

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ファンキーなオルガンに続いてソウル。昔よく「こみあげ系」なんて言ってた、「I Think I'm Falling Love」や「Love To Hold You Close」 は80年代のフリーソウルを代表する曲といってもいいくらい当時よく聴かされたなぁ。メロウで心地よいメロディはソウルというには軽いけれどイージーリスニングとも違うし、ググっと感情の高鳴りみたいなものを感じる不思議な曲、だから「こみあげ系」って紹介されたのが、なるほどなぁと感心したもの。この手の曲で、フリーソウルにはまり込んだのでした(笑)。

そんな2曲に比べて、他の曲がね…

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2006年04月11日

Hail Caesar! , '75 / CAESAR FRAZIER

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CAESAR FRAZIER の二枚組みのアルバム。久しぶりにファンキーなオルガンの音が聴きたくなって引っ張り出してきたもの。こういうときは、¥まず聴きたい曲から。'75 の方に収録されている スティービーワンダーの WALKING ON THE SIDE のカバーから。わぅわぅと響くハモンドオルガンの音にそれほど速いテンポではないのだけれど、強烈なドライブ感があって、あわせてサックス吹いてみてーと思ってしまうような気持ちになる曲。

そこから、'75 を最初から聴きなおしてみる。MIGHTY MOUSE、ちょっと懐かしい感じ、ライブハウスとかでホーンセクションとオルガンで実際にやってそうなのり。SUMMER BREEZE、確かに夏ってイメージのある曲なんだけど、オルガンの音のせいか少し哀愁のある感じの「そよ風」を感じる曲、SWEET CHILDREN は、太いテナーと高音域で気持ちよく鳴るオルガンとのハーモニーが気持ちのよい曲、むしろこちらが「SUMMER BREEZE」なんじゃないかって思うような。FUNK IT DOWN、LIVING FOR THE CITY と続いて、最後に WALKING ON THE SIDE。やっぱりこの演奏はカッコイイ。

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2006年02月23日

Waltz for Debby / Bill Evans

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東欧のジャズなど少し変わったところから入った自分にとって、ビル・エバンスは比較的最近聴くようになって好きになった感じ。スピーカーをかえたこともあって最近片っ端からいろんな演奏をかけていたのだけれど、そんな中で久しぶりに何気なく聴いてみようと思ったのだ。

何気なくリラックスしながら聴くというのはよい。美しくリリカルな演奏は実に素晴らしいの一言に尽きるのだけれど、ヴィレッジ・ヴァンガードで演奏されたというこのアルバムには、拍手はもとより、演奏の最中時々聞こえてくる笑い声やくしゃみ(笑)、かちゃかちゃとワイングラスが交わる音がはっきりと録音されているのが面白い。

Take 2 とかが入ってたりするので、曲順がどうであったかは良くわからないけれど、DETOUR AHEAD では、曲頭からワイングラスがかちゃかちゃとなる音がはっきりと聞こえてくる。ライブも中盤になり、飲み終わったワイングラスを片付けているんだろうか?静かな部屋で目をつぶって聴いているとそんな雰囲気が想像できたりしてなかなか楽しい。

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2006年01月13日

Whipped Cream & Other Delights / Herb Alpert's Tijuana Brass

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何故か知らないが、このアルバムを聴いていると妙に昭和のよき時代ってな感じのステレオタイプの音楽に聴こえてならない。たぶんそれは「オールナイト・ニッポン」のテーマ曲になっているビダースウィート・サンバが収録されているだけではなくて、全ての曲が明るくて楽しげでありながら独特な郷愁を感じさせるような雰囲気を持っていて、ちょっと昔のお笑い番組の音楽として流れてそうな、なんかそんな感じを受けるからかもしれない。この手のサウンドは、ハーブ・アルパートのトレードマークとなっている「アメリアッチ・サウンド」というのだそうだ。

「アメリアッチ」とは、メキシコの「マリアッチ」という舞曲とアメリカのロックやジャズのスタイルをミックスして作り出したスタイルのことを言うのだそう。ふーんそーなんだ(笑)。もう一つ面白いのは、このアルバムに収録される音楽は全て食べ物に関係してること。

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2006年01月12日

DA MUSICA DE EDU LOBO POR EDU LOBO COM A PRTICIPACAO DO TAMBA TRIO

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「エドゥ・ロボによるエドゥ・ロボ、タンバ・トリオと共に」という何だか良くわからない邦題がつけられている EDU LOBO のアルバム。EDU LOBO はボサノバの中でも、何というかちょっと暗く哀愁を感じさせる曲が多い気がします。

1曲目の BORANDA(ボランダ)、このアルバムもやっぱりこの最初の曲を聴いて買った気がするのだけれど、不思議なコーラスと哀愁を感じさせるメロディ、そして渋くて低いボーカルが何度聴いてもかっこいい。CANCAO DA TERRA(地球の歌)や ZAMBI なんかは、この人らしいというか、洗練されているだけでなく少し民族的な雰囲気を感じさせる。

このアルバム TAMBA TRIO も参加していて、REZA(祈り)や ARRASTAO(地引き網)など曲で見られる美しいメロディは TAMBA TRIO のサポートがあってこそ。やっぱり ルイス・エサのピアノは、流麗で美しさと柔らかさを持つような曲を奏でるともうたまらなく良いです。

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2005年12月14日

into the afro-latin bag / HIPSTERS IN THE ZONE

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このアルバムを買ったのは、もう単にモニカ・リンゲスが参加しているから。モニカ・リンゲスは、ヨーロピアンジャズに涼しげで気持ちのよいスキャットを実にうまくのせる女性ボーカルで、その名前がフィーチャリングされるアルバムはとりあえず見つけたら買うことにしてる。

で、彼女のボーカルを最初に聴けるのが(笑)、Stepping。この曲は、彼女本人による曲のようでフルートとヴィブラフォンとモニカの声がふわふわとこだまするようでとても気持ちがよい。曲自体は、ワンノートサンバみたいなボサノバ風。続くタイトル曲 Hipsters in the Zone は、うねるようなラテンパーカッションにテナーサックスと軽やかなヴィブラフォンがアドリブで乗っていく感じで楽しげな曲。

Peace To ではテナーの分厚く太いバラードが印象的。こういうの聴くとやっぱりテナーの音色はいいなぁと思う。Saudade は、まさに モニカ・リンゲスらしい高速なスキャットで駆け抜けるような爽快なジャズ。Waterloop が面白い、ハービーハンコックの ウォーターメロンマンとカンタループが不思議にミックスされたような曲で、このアルバムの中ではちょっと特殊な感じのソウルフルなナンバー。

ほぼ全曲にわたってフィーチャーされるヴィブラフォンの気持ちよさと、タイトル通り"アフロラテン"な奔放な雰囲気が漂うちょっとメインストリームからは外れるけど面白いジャズアルバム。

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2005年12月13日

AIRBALLOON / KLAUS IGNATZEK TRIO

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クラウス・イグナツェク・トリオが女性ボーカルのアンカ・パーゲルを招いて作ったエアバルーンというアルバム。ヨーロッパらしい洗練されたジャズ作品を多く出して大好きなレーベルの一つ NABEL から。

A面1曲目の You and the night and the music がとても印象的。暗くて何か吸い込まれそうな闇を思い起こさせるような独特な影を持った歌声そしてスキャット、ピアノが奏でる美しい旋律。上品でいておどろおどろしさがあるような不思議な曲。これを聴くだけでおぉっと驚いて買ってしまったアルバムなのだけれど、続くタイトル曲 Airballoon では、幅広い声域で表情豊かにダイナミックな歌声を聴くことができるのだけれど、何というか歌声に奥行きが感じられて気持ちがいい。Come Back to Me は、ゴスペルっぽい歌。最初の You and the night and the music からは想像もつかない明るく力強い歌声でまさに変幻自在。

ボーカルはそんなわけで、とても素晴らしいのだけれど、それに劣らず演奏も素晴らしい。ピアニストのクラウス・イグナツェクにとってエアバルーンは28作目のリーダー作というから、なかなかすごい。これ以外にもたくさんの名演があるのだろうと思うのだけれど、まだこの人の作品を二つしか聴いたことがない。

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2005年12月09日

BEST JAZZ 100

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普段はこういうのはあまり買わない BEST シリーズって感じのオムニバス。目黒のアトレに新しく入った HMV で限定ってことで発売されていたんだけれど、100曲が 6つのテーマ (Vocal Jazz、Favourite Jazz、Cinema Jazz、Relaxing Jazz、Jazz Ballads、Legendary Jazz)に分けて 6枚の CDに収録されたもので 3200円と信じられない値段がついていたので、思わず手が出てしまったもの。Amazon でいろいろと非難されてる こちらの「ダイジェスト版」 のグレードアップ版なのかな(笑)。

こうやって好みで選んだわけではない曲を聴いてみると、あーボーカルジャズってあんまり聴いてないけどいいもんだなぁとか、こんな素晴らしい演奏があるんだなぁとかちょっとした発見があって嬉しい。考えてみると、こうやって深く音楽をいろいろと聴くようになったのは、Free Soul や Totally Wired みたいなオムニバスで知ったアーティストの別のアルバムや曲の別テイクを探してみるようなことから始まったんだと思うと、時々こういうものを聴いてみるのも悪くないもんだと思ったりした夜。

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2005年12月08日

O SOM / Meirelles e Os Copa 5

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テナー・サックス奏者のメイトレスという人の O SOM。ドラマーに DOM UM ROMAO を迎えてのジャズ・ボサ。久しぶりにこの手の音楽を聴いた気がするけれど、全曲メイトレスのオリジナルで作曲能力の高さもさることながら、バックミュージシャンとの息もぴったりで完成度の高さを感じさせるアルバム。

この人のテナーも浪々と歌い上げるような感じの柔らかい音色はかなり自分好み。また、定番ものがやたらと多いジャズボサとかの中にあって全曲オリジナルでありながら、それぞれに渋くてかっこいい。個人的に特にすきなのは、QUINTESSENCIA、NORDESTE の渋くてアップテンポな感じの曲(そんなのばっかだけれど)。

自分がサックスで目指すべき方向性を見せてくれるような演奏が聴けるアルバム(笑)

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2005年11月09日

JAZZ ET JAZZ NOUVELLES OEUVRES d'andre hodeir

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サントロペ・ブルース(ジャズ・エ・ジャズ)〜アンドレ・オデール+ジャズ・グループ・デ・パリってアルバム。全体的に実験的なにおいのするアルバムで、オーソドックスなジャズ、映画音楽など様々な音を楽しむことができる。JAZZ ET JAZZ は、RTF(French Radio Television)の音楽研究グループのスタジオで録音されたものに、後からピアノソロを重ねる形で録音されたのだそう。かなり実験的な音楽。

続く Trope A Saint-Trop はオーソドックスなブルース、「赤と青のブルース」という映画のために書かれた作品。Jazz Cantata: I-II-III-IV-V-VI-VII は映画音楽で、それぞれのパートはこの映画の7つのシーンにリンクしているのだそう。スキャット好きな人には面白い構成。

フルートのために書かれた Flautando は多重録音と思われる作品で、フルートの音が何重にも重なってとても柔らかい不思議なメロディを奏でている。フルートオーケストラって感じ。

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2005年10月20日

Cocktail For Three / Georges Arvanitas Trio

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ジョルジュ・アルヴァニタス・トリオによる COCKTAIL FOR THREE。見かけると(とは言っても、そんなに見ることないけど…)思わず手にとって買ってしまうくらい好きなトリオの一つ。派手では無いけれど、切れがあって力強く小気味良い演奏、フランス人によるパリ録音だけれど繊細な感じがある最近のヨーロッパジャズとはちょっと一線を画す感じ。澤野工房から再発されたのだけれど、こういうの拾ってくるところがえらいなぁと思う。

アルバム全体を通してきらいな感じの曲、演奏が無いのでじっくりと聴けるのも気持ちがいい。また、このトリオのアルバムのジャケットもとても洒落ていて好き。ジャケ買いして嬉しくなるような一枚だとも言える。でも、残念なことに、つい1ヶ月ほど前に Georges Arvanitas は亡くなってしまったのだそう。
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=509270062

このトリオの In Concert って LP なんかも素晴らしかったのに残念。

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2005年10月17日

Degustation A Jazz / Naruyoshi Kikuchi

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菊池成孔さんは、その文章が面白いので時々見たりしているのだけれど、そんな人の作った デギュスタシオン・ア・ジャズ。帯に「スペイン人シェフの"フェラン・アドリア"の発明した、革命的フランス料理のスタイルに則り、ほんの少しずつ様々なテイスト・オブ・ジャズを…」などと書いてあって、ふと思い出した。そう、この人ってかのエル・ブジのシェフだ。そこに行く人の大部分の人がオーダーする "Menu Degustation" は、9種類の"スナック"、8種類の"タパス"、3種類の"メイン"、デザートを少量ずつ出す料理で、その一品一品は、味だけでなく香りや硬さ熱など料理に関係するありとあらゆる要素を生かすために、理科の実験のような過程を経て生み出されるものだというのをテレビで見たことがある。

で、まぁそれにインスパイアされたというだけあって、41もの1〜2分ほどの曲から構成されてる(笑)。最初聴いたときは切れ目をあまり感じなかったのと、上のような話を知らなかったので、41曲もあるというのには逆に驚いた。逆に言うと、結構お洒落系って言葉で表現するのが適当な感じでまとまっちゃってる気がする。もっと混沌として、毒があってもいいのになぁとちょっと思ったりします。

曲名が面白いので、追記の方にのっけてみました。

1. カヒミ・カリィのナレーションによるデギュスタシオン・コース開始の挨拶
2. アルト・サックス、ウッド・ベース、ドラムス、ハープによる無調クールジャズ風
3. アルト・サックス、ウッド・ベース、ドラムス、ハープによる無調クールジャズ風
4. 複数のブレイク・ビーツと電子オルガンによるヒップ・ホップ風。ソプラノ・サックス添え
5. エリザベス・テーラー (カルテット)
6. エリザベス・テーラー (トリオ)
7. 電化されたウッド・ベースとテナー・サックスに SEを添えて
8. プリペアード・アコースティック・ギターとアルト・サックスによる無調ヴォサ・ノヴァ、ストリングス・クラウス・オガーマン・ソース
9, 「時間について」(映画「10ミニッツ・オールダー」より。ルセットを変えて)
10. ウッドベースをフューチュアしたストリングス・ダブル・カルテットによるトーン・クラスター、中南米文学風
11. カヒミ・カリィの歌唱による「色彩のサンバ」
12. 菊地成孔クインテット・ライブ・ダブのステージ実況(新宿ピットイン)による「ユー・ドント・ノー・ホワット・ラヴ・イズ」
13. フリージャズを効かせたジャズロック風。スパンクハッピーのスキャット乗せ。岩澤瞳のタイトル・コール添え
14. 人工ヴィブラフォンとドラムセットによる硬い鉱水
15. ダブル・ストリングス・カルテットとテナー・サックスによる Fマイナーのブルーズ・トーン・クラスター仕上げ
16. ハン・トンヒョンのナレーションによる朝鮮風赤ワイン 
17. 蘭(映画「10ミニッツ・オールダー」より。ルセットを変えて)
18. 宝石(映画「10ミニッツ・オールダー」より。ルセットを変えて)
19. ピアノトリオに9人のブラス・セクションを乗せた無調チャールズ・ミンガス風
20. ピアノ、ウッドベース、ドラムス、トランペット、フルート、フレンチ・ホルン、チューバ、-テナー・サックス、トロンボーンによるチャールズ・ミンガス風「カズコ・マツオ」
21. チューバ、セレスタ、ギブソン・セミアコースティック・ギターによる「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」を一切れ
22. パイオニア CD-Jの操作によるピアノ・ソロ、 UAのタイトルコール添え
23. 菊地成孔の歌唱による「ザ・クリスマス・ソング」
24. キューバ産テナー・サックスと二つのブレイク・ビーツによるロティ・ハバナ葉巻風味
25. キューバ産テナー・サックスと複数のブレイクビーツとパーカッションにハイハットを効かせたロティ DCPRG風
26. エレクトロニクスとソプラノ・サックスによる5拍子と4拍子のマーブル。重低音を効かせて
27. プリペアード・アコースティック・ギターとアルト・サックスによるインプロヴィゼーション、ストリングス・中世アメリカソース
28. ジャンプカットしたソプラノ・サックス・ソロ、大森百恵のタイトルコール添え
29. エレクトロニクスとドラム、テナー・サックスによる軽快な教育番組風
30. フェンダー・ローズとサンプリング・タブラによるステレオ聴覚テスト風
31. 菊地成孔クインテット・ライブ・ダブのステージ実況(新宿ピットイン)による「エリザベス・テーラー」
32. キューバ産アルトサックスとパーカッション、フェンダー・ローズによるカリブ〜現代音楽風
33. 人工ヴィブラフォンとドラムソロによるエスプレッソ・ダークラムを一滴
34. エリザベス・テーラー4(南博 GO THERE!)
35. エリザベス・テーラー3(南博 GO THERE!)
36. 菊地成孔の歌唱による「コルコヴァード」フェード・イン&アウト仕立て
37. UAの歌唱による「マネージャングルのジャンヌ・ダルク」
38. 菊地成孔クインテット・ライブ・ダブのデビューステージ(六本木 STB139 スイート・ベイジル)に於けるアナウンス&アプローズ 
39. 菊地成孔クインテット・ライブ・ダブによる「イズファハン」
40. 大和田俊之のアナウンスによるデギュスタシオン・コース終了の挨拶
41. 菊地成孔の歌唱による「ラス・メイヤー、聞いてくれ」

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2005年10月16日

TCB / The Alan Skidmore Quintet

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アラン・スキドモア・クインテットのTCB。テナー奏者スキドモアという人、イギリスでは屈指の名テナー奏者として知られるそうで、このアルバムもヨーロッパジャズ黄金自体を代表する一枚なのだそう。

JACK KNIFE から、勢いのあるぐいぐいと引っ張るようなドライブ感の強い演奏。だけど、このアルバム全体に言えるのだけれど、何故かライブ感があまり感じられない、ライナーノーツにも書かれているけれど、「冷徹なセンスが根底にあってクールな印象」というのはまさに言い得ている。

B面に入ると、WALK IN AND DANCE OUT などは、もう完全にフリージャズ。もうなんだか良くわからない激しい演奏が延々と続いたりして、ちょっとコレは自分はダメ。超絶的なテクニックであることはわかるけど…ピヒョロヒョロフニャラヒュルヒュル.................ピーキュー............................. みたいな(苦笑)

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2005年10月10日

COOKIN'! / ZOOT SIMS

Cookin_ZootSims.jpg
Zoot Sims の Cookin!。こういうのを聴くと、やっぱり ズート・シムズやスタンゲッツみたいな白人テナーサックス奏者の奏でるテナーの柔らかい音色っていいなぁなんて思ったりする。それにしても、このライブ盤でのスウィングは大らかで気持ちが良く、また妙に安定感のある演奏という感じもする。こうやってサックスが吹けたら気持ちがいいだろうなと羨ましくなる一枚。

Love for sale とか Somebody loves me とか好きなスタンダードが入っていて、その演奏が素晴らしいのも良いのだけれど、やっぱりこのアルバムで痺れるのは枯葉。ピアノのイントロに始まり、テナーが渋く朗々と歌いあげていく様は素晴らしいんですホントに。痺れます。

あと、おちゃめなジャケットも結構すき。

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2005年10月07日

TRUE BLUE / TINA BROOKS

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ティナ・ブルックスという人のトゥルー・ブルー。好きなフレディ・ハバードを迎えているってのもあって、かつこの人がテナーだったりしてなんかちょっと気になって買った一枚。で、思わず何度も聴いてしまう一枚になりつつあるのですが、それは渋くかみ締めればかみ締めるほど味の出るようなメロディのせいかな。GOOD OLD SOUL、THEME FOR DORIS、MISS HAZEL などは自分にとってそんな風に感じるこの人のオリジナル曲。

ブルージーなサックスの音色が、この人の作ったマイナー調のメロディにぴったり。NOTHING EVER CHANGES MY LOVE FOR YOU では、フレディのトランペットとの掛け合いもいい感じ。フレディ・ハバードのソロは凛としてかっこいいし、ティナ・ブルックスのテナーは他の曲とは違って抑え気味だったりしてそれがまた渋くていい。

ちょうど今手元に「 須永辰緒の夜ジャズ Jazz Allnighters 」なんてコンピレーションがあるのだけれど、まさにそんな感じ。秋の夜長に本読んだり珈琲でも飲みながらじっくり聴きたくなる一枚。

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2005年10月03日

流されて / PIERO PICCIONI

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こんなふうに疲れているときは、こういう映画音楽をゆっくり聴くのが悪くない。忙しすぎることもあって、ちょっと仕事上でちょっとムカッとしたりするような自分に腹が立ったりして、なんだかやってられない。流されてに収録されている PIERO PICCIONI のボサノヴァって切なく哀しげなストリングスと美しいフルートがとても印象的だったり、揺れるビブラートの響きとか、そんなのも含めてとにかくデリケートな音楽であって、また時間がゆっくり流れるような感じがするのでこういうときに聴くのは好き。

もっとも映画の方はこんなおしゃれな感じのサウンドとはちょっとかけ離れた感じのものらしいのだけれど…

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2005年09月15日

ALFIE / Sony Rollins

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実はあまりロリンズをちゃんと聴いたことがない。なんというか JAZZ然としてて硬いというか別にそんなことはないんだろうけど、なんとなく聴いてない。コレは、映画音楽だったこともあっていいかなぁと思って。太く豪快で朗々と謳うようなテナーは相変わらずこの人らしいなぁという感じがして何か久しぶりに聴くと悪くないし、ゲッツとは違った意味で豪快にテナーを吹いてみたいなぁという気にさせる。

聴きどころは、ALFIE'S THEME もいいけれど、個人的には ON IMPULSE がダントツにいいなと思う。曲もいいし、少し抑え気味に謳うロリンズのテナーは優雅な雰囲気をたたえつつ、なんというかコクがある感じで飽きさせない。美味しい珈琲とチーズケーキがほしくなる曲(笑)。

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2005年09月06日

free soul the classic of MARVIN GAYE

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Marvin Gaye の曲はいろいろと聴くけれど、これほど充実したコレクションを誇る CD もなかなか無いのではないかなぁという一枚。最初は、そのメロウで信じられないくらい美しいメロディと甘く切ない歌声にうっとりするのだけれど(ALL THE WAY AROUND、WHAT'S GOING ON とかとか)、歌詞をよく見て良く聴いていると、本当にとてもメッセージ性の強い曲で、この美しい歌声とメロディはその強すぎるメッセージを少しでも和らげて誰の耳にも入りやすいようにしているのだろうかと思ってしまうほど。サックスや彼自身のボーカルの多重録音によるメロディはそれにしても素晴らしい。

このアルバムは、そんな Marvin Gaye がモータウン時代に残した素晴らしい曲が 21曲も収録されたベストアルバムで、とりあえず CM で聴いて「あっ」と思った人は一度聴いてみると良いのではないかなと思う一枚です。

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2005年09月05日

My Caution Line / Citrobal

MyCautionLine_Citrobal.jpg
友人からテープでもらったのがきっかけで CD で買った一枚。テイストは、アドバンテージ・ルーシーとかと共通するネオアコ、フレンチポップといった感じ。そんな感じのが好きな人だと、きっと一曲目の 「警戒線突破」を聴いて、そして続く「シグナル」の乾いたギターやキャッチーなメロディを聴けばコロリとやられてしまうに違いないです(笑)。「セルロイド」の切ないメロディにはちょっと泣けてくる感じがするし…お洒落系サウンドって感じでもあるなぁコレ。それは、ジャケットのセンスにも現れていて、個人的にこのデザインは結構好きな感じ。

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2005年08月13日

PREMIUM CUTS #01 A LA MODE mixed by masanori suzuki

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オルガンバーのDJのミックステープに「Premium Cuts」ってのがあって、知っている人は知っていると思うのだけれど、つい最近これが CD として発売されているのを目にして、懐かしいなぁと思わず購入。

自分がこういう音楽を聴くきっかけになったオルガンバーでいかにもかかっていたなぁというような音楽満載で、ジャズ、ボッサ、フレンチ、ソフトロックなど様々なジャンルからツボをついた選曲。

01. INTRODUCE PREMIUM CUTS 〜 ORCHESTRA JOSE FERNANDO / LANGOSTA FRIA

ラジオDJらしき声がなにやら言っているところから、SCHEMA 等で聴くことができるおしゃれボッサで始まるあたりがいかにもオルガンっぽいと言えばそういう始まり方。でも、それがまたいい(笑)。そこに続くのが、

02. BILL HENDERSON / SOMETHING GOTTA GIVE
03. CHARLES AZNAVOUR / JE TAIME

おっさんっぽいボーカルとお洒落で軽いメロディがアンバランスで面白い曲が続く。一歩間違うとコテコテな路線なんだけど、流れの中で聴くと、ああなるほどと思えてしまうのが不思議。

05. LA NUEVA BANDA DE SANTISTEBAN / NUESTRO AYER
06. TURMA DOS BISCOES / BICO NA JOGADA
08. INTERUDE 〜 PLAYA / I LIKE IT (APRIL SET CUBANO BOSSA REMIX)
10. L.RAMIREZ-R.DE LA PAZ / SOLO TU Y YO (JUST A TWO OF US)
11. RAY RAMOS / I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
14. ANTHONY ADVERSE / THE RULING CLASS

と、このあたりまで CD の中盤は、ラテン系のオンパレード。僕はあまりラテンを聴くほうではないのだけれど、まぁ意外とさらりときける感じ(笑)。そして、そこからは、ビッグバンド、ブーガルーみたいな感じのと曲はどんどんと変わっていく。こういう繋げかたはさすが DJ っていうところなんだろうか。

19. INTERLUDE 〜 SWINGLES / NIGHTBIRD

そして、再度 DJ の INTERLUDE をはさんで、ちょっと前にも記事に書いた NIGHTBIRD。これを聴いたから本家のを聴きたくなったのだ(笑)。SWINGLES のそれは、スキャットによるコーラスでとても美しいハーモニーを聴くことができる。

24. ROMANO MUSSOLINI / VERSILIANA SAMBA

このアルバムの売り文句の一つが、須永さんがカバーした VERSILIANA SAMBA の原曲が収録されているということ。スピード感溢れるジャズサンバで自分もこういうのは好き。

25. INTERLUDE 〜 BERNARD DESORMIERES / GENTLE RAIN
26. GRACINHA LEPORACE / ULTIMA BATUCADA 〜 OUTRO

クロージングに向かっては、ピアノが奏でるメロディがどこと無く哀愁を感じさせる GENTLE RAIN、そして、同じように哀愁を感じさせるボッサ ULTIMA BATUCADA、最後に、このアルバムの最初にも聴こえるフランス語?による女性のちょっとした声で終わる。ジャケットの素敵な女性がその人なのかな?

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2005年08月11日

THE VERY BEST OF SHAKATAK

TheVeryBestOf_shakatak.jpeg
とあるおしゃれ系コンピレーションになぜか シャカタクのナイトバーズのカバーが入っていて、それを聴いたら無性にコレちゃんと聴いてみたくなってきて、どこかにあったはずと探してたらあった(笑)。

これホントに懐かしい。ちょっぴりしか入っていない歌詞もなんとなく覚えている。思わずなんとなく口ずさんでしまう、何かものすごく 80年代を思いださせる曲。当時これと同じような曲をたくさん作ってた ジョー・サンプルとか、何か久しぶりに聴いてみたくもなってきた(笑)。

Fiving through the night
Floating on the wind
To the city lights
Night birds with the lovely wings

Slowly they descend
Through the darkened sky
To the night again
Night birds kiss the day goodbye

とっても透明感があり、どことなく哀愁を感じさせるメロディ。すごく強烈にひきのあるフュージョンだと思う。う〜ん、30代なんだなぁということを思い知らされる音楽でもあるな、コレ(笑)。

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2005年07月09日

Circle of Friends / Judy Roberts

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ジュディ・ロバーツの Circle of Friends。久しぶりにこの人のアルバムを聴いたけど、なんかやっぱりいいなぁ。とってもご機嫌なテンポでテナーサックスとスキャットが交互に入れ替わる 1曲目の Scrapple from the Apple はこの人ならでは。優しく情感たっぷりと歌い上げるテナーサックスとキュートな声でバラードを歌う I Didn't Know About You もこのアルバムで好きな曲の一つ。

5拍子の変拍子に耳に残るフレーズがかっこいい ポール・テスモンドの Take Five、グレッグ・フィッシュマンという人がテナーを吹いているのだけれど、さらりとしていてなかなかいい味を出すソロがいい感じ。また、ジュディ・ロバーツのキュートな声もすごく印象的。この人の声ならではという意味では、How About You も軽やかにスウィングして気持ちがいい。

裏ジャケットが夕陽の海辺で人々が手をつないで踊っているようなものなのだけれど、まさにこの美しい風景と楽しげな雰囲気に合う音楽がたっぷりと詰まった一枚。

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2005年06月22日

Luntana afro-cuban jazz / Emil Richards

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Emil Richards の Luntana Afro-cuban Jazz。アフロキューバン・ジャズってその言葉だけ聞くと「ハテ?」と思うのだけれど、聴いてみると「あっなるほど確かに」とその言葉のイメージがまさにぴったりなアルバム。というのは、Hot Buttered Popcorn から始まるこのアルバム全体にわたって、軽快なパーカッションとビブラフォンの気持ちよさ、そして何だか、とても楽しんで演奏している雰囲気が伝わってくるせいなのかもしれない。

個人的には、ビブラフォンの軽い音がちょっと自分のこの曲のイメージとは一致しないせいなのか、ちょっと不思議な印象がある A Night in Tunisia が気に入った。

エミル リチャーズという人、大変な数の楽器を所有しているようで ホームページ を見るとそのありえない数に圧倒される。日本の笙なんかも持っているみたい。

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2005年06月13日

Lovesick / JACKIE AND ROY

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ジャッキー&ロイは僕が大好きなデュオの一つ。落ち着いて洗練されたジャッキーのボーカルにリリカルなロイのピアノ、楽しそうで優しくてホントに気持ちよく聴くことができるアルバム。「悲しみのサンバ」では息もぴったりなスキャットコーラスで始まり、軽快なピアノソロも心地よい。「コルコヴァード」の曲で聴くことのできるジャッキーの高音域の声は細くて透明感があってとっても美しくて何か切ない感じ。

しかし、この人のボーカルを楽しむのであれば、よりスケールが大きな映画音楽、例えば 「SUCH A LONELY GIRL AM I」とか、ムードたっぷりなバラード「IF YOU COULD SEE ME NOW」、「YOU REALLY STARTED SOMETHING」をじっくりと聴くのも良い。

まさに、ジャケットそのままの仲睦まじい様子が伝わってくるような音楽なのです。

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2005年06月10日

jungle fantastique! / BOBBY MONTEZ

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BOBBY MONTEZ の jungle fantastique! 。ボビー・モンテスはヴィブラフォン奏者で、全体的にカル・ジェイダーとかと同じようなラテンジャズ。テンポの速く気持ちの良い AFRICAN FANTASY 、 SWINGING AT THE "M" や、不思議な掛け声で始まる KON-TIKI などの マンボ が DJ に好まれて使われたというアルバム。でも、ちょっと独特な哀愁を感じるボレロ JUNGLE SUNSET や SPEAK LOW も個人的には結構好きだったりする。こういう曲に ヴィブラフォンの余韻を残す音色というのはなかなかあう気がするから。

どちらかというと、このアルバムを有名にした曲(AFRICAN FANTASY や KON-TIKI)よりも、それ以外の曲になんだか魅力を感じてしまうのは、やっぱりジャンルの好き嫌いなのかな。

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2005年06月03日

cantando bossa nova / Vi Velasco

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Vi Velasco という人の Cantando Bossa Nova。ちょうど今、自分もサックスのレッスンでやっている Gershwin の Tenho ritmo (I got rhythm)から始まるボサノバ集。Zoot Sims をバックに迎えていて、アレンジはちょっと映画音楽っぽくて個人的には結構好きな一枚(なんだかちょっと怪しげなジャケットだったりするけど)。

全体的に渋い感じでありながら、なんとなくちょっと可愛らしい感じが入り混じった不思議な雰囲気を楽しめる。それは、4曲目の As cordas do meu coracao slaram zing (Zing went the strings of my heart) とか、7曲目の Nao branques com a amor (Don't fool with love) とかを聴いていると特にそんな感じを受ける。

Zoot Sims の優しいテナーの響きも好き。

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2005年05月26日

Brazil:LXIX / Os Tres Brasileiros

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「真夏の夜のスキャット」という邦題のついているこのアルバム、まさにこれは的を得ている。水着のジャケットといい、涼しげなスキャットにギターといい、Brazil 64 というタイトルからこのタイトルを出したのはえらいと思う。

Fim De Semana Em Guaruja (恋人たちのスキャット)、この曲は5拍子のちょっと変わったサンバでハモンドオルガンの音色にスキャットが軽やかにのってくる感じで、とても爽やかな曲。つづく Linda Em Noite Linda (今宵のリンダ) も爽やかで気持ちの良いスキャットを聴くことができる「リンダ」の連呼がちょっとおかしな感じがしなくもないけど(笑)。3曲目は The Shadow Of Your Smile。スキャットってこんなに表現力のある歌唱法なんだとちょっとびっくりする。

ボサノバ風にアレンジされて、かつ美しいハーモニーを聴くことができる Days of Wine and Roses (酒とバラの日々)や、パイプオルガンで聴いても良さそうなバッハっぽい重厚なハーモニーで始まる Jequi-Bach (真夏の夜のスキャット)も面白い。特に、Jequi-Bach は、5拍子の変拍子だし、クラシック風なボサノバとみたいな雰囲気だし、あまり耳にしたことが音楽。Moon River も表現力豊かなスキャットでゆったりと優しく歌い上げていて心地良い。

美しいスキャットにギター、ここにハモンドオルガンの音色がいい具合にスパイスとして効いているのが、Os Tres Brasileiros のらしさなのかな。そのらしさが「真夏の夜のスキャット」という邦題に集約されている気がしてならない。

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2005年05月22日

DONATODEODATO / Joan Donato

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Joan Donato の DONATODEODATO。アルバムのタイトル通りが示しているように、アレンジはデオダートで、ボサ風に味付けしたファンクフュージョンって感じ、デオダートらしいと言えばそうなのかもしれない。ボサノバを期待して 1曲目の WHISTLE STOP を聴くとあれれと思う(自分もそのくちだった)、ちょっと変な感じの始まりなのだけど…

続く WHERE'S J.D.? 、CAPRICORN、YOU CAN DO はエレピやカッティングギターがいい感じに使われて、涼しげな風が吹き抜けるように気持ちが良いブラジリアンフュージョン。実はあまりデオダートって聴かないのだけれど、このアルバムは悪くないし、なんかちょっと新鮮。

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2005年05月19日

OS REIS DO RITMO / BOSSA TRES

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大好きなジャズボサを聴かせてくれるグループのひとつ ボサ・トレス による オス・レイス・ドリチモ (こうやって、カタカナで書くと不思議な感じだなぁ)。1曲目 ONDE ANDE O MEU AMOR 、続く ATE O SOL RAIAR で、ボサ・トレス らしいスリリングな演奏を聴くことができてやっぱりいいなぁと思う。 MAO ME DIGA ADEUS や EXALTACAO A MANGUEIRA では、サンバ隊との競演で賑やかになる。サンバ独特のリズムにのって熱い演奏が聴けるんだけど、個人的な好みはこういうのではないな〜。

やっぱり、COISA MAIS LINDA とか E (上にチョンがついてるんだけど、この 1文字でどういう意味のある曲名なんだろう)とか BALANCO ZONA SUL など、ちょっと抑え目でどこか洗練されたジャズボサの演奏を聴くのが ボサ・トレス の楽しみって気がしてます。その他でも、Marcos Valle の SAMBA DE VERAO や Joan Donato の SILK STOP もスピード感があって気持ちが良い。

いまいちなジャケットだけど、とにかく気持ちよく聴くことができる一枚。

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2005年05月18日

Little Bossa / PIERRE DAUBRESSE

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体調を崩してしまい、安静にしろということで家に久しぶりに閉じこもっています。そんなで、久しぶりにのんびりと音楽を聴く時間ができたりして。PIERRE DAUBRESSE という人の Little Bossa。このアルバムには、"Small banc jazz featuring flutes and brass" とサブタイトルがあるのだそうで(ライナーノーツで初めて知った)、このアルバム、まさにそういう感じ。その中でも、まず Lapping はホーンセクションとエレピが気持ち良く駆け抜ける4ビードのジャズ。続く、Adrift も同じような系統の曲で、このあたりはまさにスタイリッシュなサウンドという感じ。

そして、バラード Ballade A Merlette に続く Flood Tide は冒頭のテーマが特にカッコいいのだが、曲全体もスピード感に溢れている。これに続く、Rough Sea では、流れるようなエレピとホーンセクションが絶妙に絡む。もちろん、サブタイトルの通りフルートが Feature された曲も良くて、Beach Comber とそれに続く Sweet Bossa は フルートの涼しげで優しい音に思わず気が緩む感じ。

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2005年05月02日

bossa session / Sylvia Telles, Lucio Alves, Roberto Menescal

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シルヴィア・テリス、ルシオ・アルヴェス、ホベルト・メネスカルによるボサ・セッション。モノトーンに赤が映えるジャケットが気になって買ったような覚えがある一枚。1曲目のBAIAOZINHO (小さなバイアオン)から小粋で軽くて気持ちの良い曲が続く。続く ELA E CARIOCA (彼女はカリオカ)でのアルヴェスの渋くて洗練されたボーカルも良いけれど、AMANHECENDO (夜明け)のように軽くて洒落てるインスト曲なんかは個人的にはやっぱり結構好きだな。と思いながら、AINDA MAIS LINDO (アインダ・マイス・リンド)でアルヴェスのボーカルを聴くと、なんかいい。本来メインであるはずなのに低く抑えられた声で演奏を邪魔しない程度に控えめでいて、深みのある声でなんかしびれるうまさだと思う。それは、他の曲で聴くことのできるシルヴィアの明るくて気持ちの良いボーカルがあって、それが互いを引き立てているからってのもある気がする。

帯には「歌唱、演奏そしてレパートリーのどれをとっても最高!ジャジーなボサ・ノヴァの魅力満開の傑作」とあるが、まさにそんな感じ。

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2005年04月29日

Towering Toccata / Lalo Schifrin

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ラロ・シフリンのタワーリング・トッカータ。TOWERING TOCCATA は間違いなく誰もが知っているバッハの「てぃらり〜ん…」で始まるあの曲(これじゃわからんか…)を、スパイ大作戦のラロ・シフリンがアレンジしたもので、軽快な感じでちょっと風変わりで面白く仕上がっている。MACUMBA もこの人らしいなんか軽いフュージョンって感じ、リズムセクションにフルートの軽やかなメロディが乗ってくるのだが、気持ちの良い音作りとかはらしいなぁと思う。EAGLES IN LOVE は「鷲は舞い降りた」という映画の主題曲だそうで、シフリンのピアノがとても美しいスロー・バラード。

B面の THEME from KING KONG はまさに映画音楽を数多く提供するこの人らしいうまいアレンジで、キングコングが迫ってくる感じや吼えるような音などがあって面白い。最後の ROLLER COASTER は、「ジェット・ローラー・コースター」という映画の主題曲で、ローラーコースターの動きをシンセサイザーで表現し(左から右へ右から左へ音がゴゴゴゴゴと動き回る)、リズム感にあふれしかも重厚な音の構成でなんか贅沢な感じ(笑)。シフリンらしさを楽しめる一枚。

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2005年04月23日

宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ

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下北沢に髪を切りにいったのだが、だいたいいつもそんなときは DISK UNION によって JAZZ箱 をごそごそとやるのが楽しみだったりする。で、今日もそんなだったのだが、懐かしい音が聴こえてきたと思ったら、フィッシュマンズの MELODY がかかっていて、もぅそれはそれはなんだか懐かしいやら切ないやらなんとも言えない気分になって、よく見るとベスト盤が発売になったとのこと。今日は店でフィッシュマンズ特集をやっていたのだ。

で、思わず買ってしまった(笑)。で、今も MELODY がヘビーローテ、う〜んこりゃいいなぁ。MAGIC LOVE とか、頼りない天使とかなつかしの名曲も入っていたりして好きな(だった)人にはたまらない一枚だと思いますよコレ。

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2005年04月11日

Bossa Nova Soul Samba / IKE QUEBEC

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IKE QUEBEC の Bossa Nova Soul Samba。先日、ボサノバの有名曲に食傷気味だと書いたが、このアルバムで聴くことができるボサノバはちょっと雰囲気が違う。どちらかというとブルースの匂いがぷんぷんする、そう感じることのできる一つの理由は、あまり聴いたことのない曲が多く使われていることにもある気がする。

しなやかで柔らかく含みのある深い音色を奏でるテナーサックスがたまらない。1曲目の LOIE がまさにコレまで書いたようなブルージーな雰囲気、テナーサックスのしなやかな音色を楽しめる曲。面白いのは、3曲目に ドヴォルザークの GOIN' HOME (家路)が入っていること。最初聴いていると、あれ?これってなんだっけと感じてしまうのだけれど、聴いていると小学生の頃に学校の帰りに放送されていたあの懐かしい響きが含まれていることに気づく。そして、これが不思議なことにサンバのリズムとあっている。

SHU SHU のようなダンスナンバーも独特な暗い落ち着いた雰囲気を漂わせていて渋い感じ。そして、BLUE SAMBA。これはもう完全にブルースと言って良い気がする、ベンドやビブラートを多用してアイクのテナーが歌っているみたい。

FAVELA、LINDA FLOR はそんなブルースから小さなダンスフロアに戻ってきた感じ。お洒落で渋めの男女が社交ダンスを踊っているようなイメージがあってしょうがない(笑)。ボサノバのこういう解釈ってありだなと思わせる面白いアルバム。

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2005年04月10日

ELLIS & TOM / Antonio Carlos Jobim & Ellis Regina

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いわずと知れた大御所2人による ELLIS & TOM。ボサノバ好きな人ならきっと誰もが聴いたことがある名曲ばかりが揃ったアルバム。今日聴いた感じだと、FOTOGRAPHIA (フォトグラフ) や INUTIL PAISAGEM (無意味な風景) なんかが、なんかいいなぁと感じた曲でした。TRISTE (トリステ) とか、AGUAS DE MARCO (三月の水) などは言うまでもなく素晴らしいのだけれど、どうしてもブラジル音楽ってみ〜んな同じ名曲をカバーしたりするから何度も聴いていてちょっと食傷気味な感じになったりするんだよね…

それにしても、演奏、歌唱ともになんだかすごく落ち着きが感じられて聴いていてすごく安心感があるのが不思議。

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2005年03月26日

Agora / Paulinho da Costa

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Paulinho da Costa の Agora。この人は、Miles Davis や Joe Sample のアルバムを始めさまざまなセッションに参加しているらしいパーカッショニスト。そんな人のファーストアルバム。3曲目の TOLEDO BAGEL、ラテンジャズって言葉にはよく騙されるというか…まぁそうなんだけど、この TOLEDO BAGEL は軽快なラテンリズムに乗りながら、ありがちなウルサイ感じに陥らなくてすごく気持ちの良い曲。

Agora って名前がね…知ってる人は知ってるだろうけど(笑)。

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recreations in jazz / mario rusca

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Mario Rusca というピアニストが出した ジャズのアルバム。イタリアの EASY TEMPO が出しているけれど、お洒落で繊細な感じな音というよりは、サックスがファンキーにうなる結構ハードな感じの曲が多い。FREE IMPULSE では、流れるようなピアノにバリバリバリって感じの音で強引に割り込んでくる感じのサックスのぶつかるような感じが面白い。だけどそれだけじゃない。エレビが奏でる静かなワルツ INITIMATE WALTZ もなかなか良い。

アルバム全体にわたってこのサックスが曲に強烈なインパクトを与えていて、また力強いタッチのピアノもまた曲に躍動感を与えていて、カッコイイです。

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2005年03月12日

CIRCUS IN C MINOR, URBAN SAVAGE / PAOLO FEDREGHINI and MARCO BIANCHI

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Schema レーベルから、CIRCUS IN C MINOR と URBAN SAVAGE という曲が入った12インチ。CIRCUS IN C MINOR は、ホーンセクションがかっこいいスカっぽい感じの曲でクールでスタイリッシュ、いかにも Schema な音という感じはするけど、(昨日の We are povo ではないが)よりジャズっぽい。Schema は最近こういう方向に動いているんだろうか?

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2005年03月11日

We are povo / povo

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最近スウェーデンづいているからではないが、スウェーデンのレーベルからのクラブジャズシーンに合いそうなそんなレコード。名前を見てると、Fredrik とか Lars とか Martin とか なんとか berg とか、そんな名前ばっかりで、あぁ会社にいる人たちと同じ名前ばっかりだと思ったのが最初の印象(ホントに、Fredrik とか Magnus とか会社に何十人もいるんだよ…)。

いわゆるクラブジャズとして売られている音楽に比べると、よりヨーロッパの洗練されたジャズに近い感じ。リリカルなピアノとかっこいいホーン、これは最近自分が好きなパターンな気がするけれど、まさにそんな感じ。そういう意味では、B2 の Bee-Da-Bau とか、D2 の You are とかかな。特に、You are はジャズサンバって感じで、女性ボーカルによるハスキーボイスが加わってかなりいい感じ。良く見ると、Nicola Conte による Samba Rimix とある、う〜んさすがってところか…

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2005年02月19日

hello young lovers

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CRUE-L records のコンピレーション hello young lovers。これを引っ張り出したのは、カヒミカリィの take it easy my brother charlie を聴きたくなったから(Astrud Gilberto が歌っているのを聴いた)。

で、実際どうだったかというと、曲のアレンジはこちらの方が好き。で、ボーカルはというとそれぞれの良さがあるので特にどうこうというのはないけれど、「ささやき声」という意味では、カヒミカリィの声ってすごいなぁと思ったりはした(笑)。

このアルバム、学生の頃によく聴いたのがなんだか思い出されてすごく懐かしい。LOVE TAMBOURINES の never can say goodbye とか今聴いてもかなりいいし、Freedom suite の why can't we be lovers は、当時よく聴いてた holland-dozier-holland の曲で、「こみ上げ系ソウル」の典型的な感じでこれもまた懐かしい。

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NOW / Astrud Gilberto

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このアルバムを聴いていて、まず一つ「おっ」と思うのは、Take It Easy, My Brother Charile。この曲、カヒミカリィがカバーしていたよな。僕は、この曲を Astrud Gilberto が歌っているなんて知らなかったからなんだかすごく新鮮、なかなかかっこいいアレンジ。で、聴いていると雰囲気がどことなく似ているような気がして(だからこそ、カヒミカリィがカバーしていることを思い出したのだ)、カヒミカリィのを聴いてみたくなった。

このアルバム、何というかこの人の他のアルバムとちょっと雰囲気が違ってかなりブラジル色が強くクールな感じがするのだけど(ボサノバっぽくないといたほうがいいかもしれない)、それが実にうまくはまっている気がして、すごくいい感じなのだ。個人的には、Take It Easy, My Brother Charlie、Bridges、Daybreak がいいかな。そして、「いそしぎ」と同じような雰囲気を感じさせる Where Have You Been? も悪くないと思う。

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METTI UNA BOSSA A CENA

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SCHEMA らしいおしゃれボッサコンピ。お手軽にコレだけある種のセンスを感じさせる曲をたんまり聴くことが出来るというのはとっても嬉しい。

1曲目の Amori finiti のギターとストリングスの切ない響きにピアノという組み合わせがなんだかすごく心地よくて、そんな感じがずーっと続くものだから BGM としていい感じ。で、ダバダバダで有名な Un uomo una donna とかが入っていたり、Piccioni や Morricone の曲なども入っていて素敵な映画音楽集という感じでもある。

Sometime での渋めのサックスはちょっとまねてみたい感じだし、Tema di Linda の何か影のある女性ボーカルもかっこいい。しかし、このアルバムの白眉は、個人的には Charleston a New Orleans 〜 Sunday samba 〜 Hurry to me とつながる流れ。Piccioni の Charleston a New Orleans は、美しいフルートが印象的。で、一番すきなのが Sunday samba。 抑制の効いた女性スキャットと美しいフルートが奏でる印象的でお洒落(どう表現したらいいんだろうなぁ、まったく)なフレーズはホントに素晴らしいのだけれど、そこから Morricone の Hurry to me に繋がっていく感じもまた良い。

コンピレーションはこういうのがあるから買ってしまう…

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2005年02月18日

SEAWIND

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SEAWINDのアルバム SEAWIND。昔、自分がレコードを買うときによくやったのはコンピレーションアルバムを買って、「おっ」と思った曲があったら、そのアーティストのアルバムを買うってパターンで、まさにこれもそれ。SEAWIND には、He Loves You って曲があって、なんともコケティッシュな女性ボーカルとスピード感あふれるリズム、ホーンセクションが素晴らしくて、コレならとアルバムを買ったんだけど、まさにこの一曲だけってパターン。

久しぶりに聴くことで新たな発見があるかなぁと思ったけどやっぱり同じだった(笑)。He Loves You は素晴らしいけどあとはね…

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Bossa Nova / Nicos Gomez and His Orchestra

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Nico Gomez の Bossa Nova。まず Nico Gomez のアルバムはだいたいどれもジャケットがアフリカっぽさを想像させるのに、これは bossa nova。でもジャケットの雰囲気よろしく曲調もボサノバらしからぬ雰囲気があって、かなり独特な感じ。その中でも、特に Rio がいい感じ。もの哀しげでありながら何か力強さ感じさせるピアノ、そして土着的なリズム感。このイントロ部分はライナーにも書いてあるけれど、まさに「聴く者全ての近くを喚起する」感じ。このアルバムを有名にさせているもう一つのキラーチューン Aquarela もやっぱり哀しげな感じ。

洗練されたヨーロッパボッサではあるのだろうけれど、そのあまりに物悲しげな感じや土着的な雰囲気があいまって実に不思議な音楽が繰り出されている感じ。それにしても、Rio は癖になる、中盤のピアノソロでの音の組み立て方なんかはサックスソロにも応用できそうな感じだし、いろんな意味で面白い。

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2005年02月12日

Brazil With My Soul / Tania Maria

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Tania Maria といえば、Come With Me で素晴らしいなぁと思いつつ、それ以降はやたらとパワフルなだけでもうなんだかダメ、受け付けないと思っていたのだが、この Brazil With My Soul にはいい意味で裏切られた。別人のように洗練された曲とピアノとボーカルを魅せてくれる。ホントにびっくり、これは名盤だと思う。

1曲目のTATIANA、いきなりなんとも哀しげなメロディであれれと惹きこまれる。ソウルフルなボーカルはいい意味でこの曲にコントラストを与えている。そして、ZE では非常に力強いピアノと高速スキャットを聴かせてくれる、このアルバムの中でも白眉の一曲と言える。EU FUI A EUROPA も個人的にはなかなか好きな曲。PARA CHICK は、「チック・コリアに捧げる」と言うだけあってチック・コリアばりのピアノテクニックを披露していて、曲調もチック・コリアを髣髴とさせてカッコイイ。

その後の Tania Maria のものよりもずっと洗練されていて素晴らしいアルバムだと思う。今まで食べず嫌いのようにほとんど聴いていなかったので正直びっくりした(笑)。

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A Certain Smile A Certain Sadness / Astrud Gilberto & Walter Wanderley Trio

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Walter Wanderley 繋がりということで(笑)。Astrud Gilberto が Walter Wanderley Trio をバックにしたアルバム。これは、Doris Monteiro のものとは随分と感じが異なる。Doris Monteiro のものは大人っぽい感じなのに対して、こちらは何というか愛くるしい感じのいわゆる「ヘタウマ」系。

このアルバムのライナーノーツに面白いことが書いてあった。

昔、僕の友人が"ワルター・ワンダレイのオルガンってスケートリンクの音楽みたい"という名言をはいた。それ以来ワルター・ワンダレイの音を聴くと、どれだけファンキーに弾いていようと、とてもトロピカルな曲調であろうと、スケートリンクで楽しそうにすべっている人たちの笑顔を思い浮かべてしまう。

なるほどと思う。実に的を得ている感じなのだ。自分のイメージには「スケートリンク」はでてこないのだけれど、冬の寒さの中で、コートとかマフラーに身を包んで暖かそうにしている女の人たちがわいわい楽しそうに話しているってイメージが浮かんできた。ブラジルの音楽なのにだ。これはちょっぴり不思議(笑)。

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Doris Monteiro

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日本版では、「サマーサンバ」として再販されている Doris Monteiro が Walter Wanderley を迎えて作ったアルバム。アルバム全体にわたって、なんとなく強いリバーブが効きすぎている気がしてちょっともったないなぁと思ったりはするところがあるけれど、程よくジャズっぽいアレンジのボサノバ(自分は、これが好きだったりする)に、Doris Monteiro のちょっぴり低めで落ち着いたボーカルがいい感じ(だから余計にこの余計なリバーブが気になるのだ…)。

そして、Walter Wanderley のハモンドオルガンもいい。ハモンドオルガンの音色というのは、そんなに何度も聴いているはずがないのに、どこか懐かしい感じがしてしょうがない。それがサウダージ、そういう感覚をくすぐっているのかもしれないと思ったりもする。

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2005年02月08日

Samba '68 / Marcos Valle

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Marcos Valle の Samba '68。この人のアルバムはどれもだいたいすごい趣味の悪い(といっては失礼なんだけど)自分の写真を載せたものが多いのだけれど、ジャケットからは想像できないくらいボサ・ノヴァらしい気持ちの良い曲ばかり。その中でも、Samba '68は良く聴いている一枚。

奥さんの アナマリア との息もぴったりな So Nice (Summer Samba) はホントに素晴らしいの一言だし、このアルバムを全部通して聴くにふさわしいと確信させてくれる 1曲目の The Answer もいい感じ。実に程よく力の抜けた Marcos Valle のボーカルを聴いていると仕事は後回しみたいになってしまうのだけれど、それはボーカルだけでなく、If You Went Away のようにとってもメロウな曲もあるせいでもあるかもしれない。

Pepino Beach は自分にとって Marcos Valle を知るきっかけとなった曲。ここでのスキャットが自分にとって最初のイメージだったから、(このアルバムではないが)ジャケットを見えると良く萎えたのです(笑)。ま、それはそれとしてコレはホントに素晴らしいアルバムだと思います。

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2005年02月07日

Barra Limpa / Luiz Henrique

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Luiz Henrique という人の Barra Limpa。ボサノバのアルバムです。ライナーノーツを見ると、Luiz Henrique はアメリカに渡って、Oscar Brown Jr. とか SIVUCA(笑) とかと組んで活躍したらしい。

この人はオリジナル曲がなかなかいい。1曲目の Listen to me はなかなか聴いていて気持ちいい曲。ボサノバの緩やかな曲調を持ちながら、意外としっかりとしたボーカルで歌い上げるというのがこの人のスタイル。5曲目の Minha Lagoa フォークというかカントリーっぽいボサノバとでもいう感じでちょっと面白い。

あと、Mas Que Nada の冒頭や曲の途中で合いの手的に入る「マニャニャモニィニィ」とか「ニャニャニャニャニャ〜」とかいうヘンテコなスキャット?が笑えます。基本的にコレはぜひぜひ聴いてもらいたい(笑)。

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2005年02月01日

Gears / Johnny Hammond

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Johnny Hammond の Gears。買った当初はなんだかよく聴いた気がするのだけれど、どうも飽きが来てしまう感じがする。2曲目の Los Conquistadores Chocolates とか嫌いではなかったんだけど、James Taylor Quartet とか大好きな人とか聴いてみるといいかもしれない。う〜ん、でもやっぱり JTQ とか Acid Jazz よりは個人的には好きな感じ。

なんとも言えない浮遊感漂うジャズファンクって感じが正しい。それは、特に4曲目の FANTASY とか 6曲目の CAN'T WE SMILE? なんかに言えて、FANTASY はそういえば Free Soul を聴いてたころにやたらとはやった曲だったような気もして、ちょっと懐かしい感じがする。

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2005年01月29日

CloseUp / Bobbe Norris

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Bobbe Norris の CloseUp。花びらに包まれたおしべやめしべであるかのようなジャケット写真がちょっぴり怖い。タイトル通り、Close Upって感じ。

この人の声は本当に深みがあっていい。Cole Porter の After You のようなムードのある曲をこの人が歌うと実にいい感じなのだ(Cole Porter の曲って結構好きなものが多い)。Larry Dunlap のピアノも素晴らしく、夫婦というだけあって息もぴったりなんだろうか。Lady Sings the Blues もブルージーな雰囲気を持つ曲で、深く伸びがありしなやかにビブラートの聴いた声が心を落ち着けてくれるような感じがする(失恋の歌なんだけどね)。Another Summer Day は、Dunlap のオリジナル。この曲のイントロを聴いていても思うのだけど、Dunlap の奏でるピアノの音色は実に美しくて優しいなと思う。

Lush Life は Billy Strayhorn の 1949年の曲。もう60年も前の曲だというのに旧さを感じさせないのは音楽の面白いところ。変わり続ける音楽シーンと一緒にこういうものがあるってこと、そしてそれが今でも変わらずに演奏されたり歌われたりしていて、またそれを見つけたりすること自体が楽しい。

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2005年01月22日

Out of Nowhere / Bobbe Norris

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Bobby Norris の Out of Nowhere。美しいバラード集で、歌そのものの良さを引き出す Bobby Norris の声が素晴らしくて、柔らかくビブラートが程よく効いた気持ちの良い声。また、Larry Dunlap という人(Bobby Norris のだんなさんらしい)の奏でるピアノとのコンビネーションもとってよい。

個人的にはバラードそのものよりも、Love Not Now のように少し軽快なリズムを持つ曲とか、Star Eyes のように途中からテンポアップしてスウィングする曲なんかが結構好き。Invitation では、あの渋声の Mark Murphy が参加していて、彼と交互に歌っているのを聴いていると、Bobby Norris のボーカルがどこか影を帯びたように聴こえてきてがらりと表情が変わるのが面白い感じ。また、Ivan Lins の曲なんかも入っている。

CDの帯にもあるけれど、まさに静かな夜に何気なく取り出してじっくりと聴いていたいバラード集です。珈琲のおともに(笑)。

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2005年01月09日

on the ropes / Mint Royale

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Mint Royale の on the ropes。綱渡りしているサルや、玉乗りしてる像がなんかかわいらしいジャケットに魅かれて買った一枚。Amazon でCDのジャケットを見たら、ここに載せたレコードのジャケットとちょっと違う。アルバム全体のごちゃごちゃした楽しさは、CDのジャケットのイメージの方があってる感じ。レコードの方のは、それぞれが小さくてちょっと寂しげ(笑)。

シタールを使っていてインド音楽っぽい From Rusholme With Love に始まり、その名も Take It Easy など明るくて楽しい曲が満載って感じ。気分的にパーっといきたいパーティーミュージック。ビッグビートって言うんだねこういうの。

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2005年01月08日

LIVE 1981 / Faith Pillow

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Faith Pillow の Live 1981。MCの紹介に Thank you very much, good evening と応えるその声がなんかすごくカッコイイ始まりの Shady Lady。とってもソウルフルな歌声でブルージーに歌い上げる彼女の声がやっぱり魅力であり、思わず聴き入っているといつの間にか演奏が終わって観客の熱気に満ちた歓声と拍手が聞こえてくる。いいライブ盤ってのは、こういう一体感が楽しめていい。

そして、Antonio Calros Jobim の WAVE のカバー。こういうブルージーな仕上がりなボサノヴァというのは聴いたことがないから、ちょっと不思議だけど個人的にはかなり好きな感じ。久しぶりにジャズライブを聴きに行きたくなった。自分もここしばらくサックス吹いてないしなぁ。

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2004年12月16日

Dreams Can Be / THE JANET LAWSON QUINTET

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The Janet Lawson Quintet の Dreams Can Be。このグループもとっても好きなグループの一つ。タイトル曲 Dreams Can Be は、Janet が楽しそうに繰り出すスキャットが印象的なジャズサンバ。サックスソロは Roger Rosemberg、どこかで聞いたことがあると思ったら、たぶん Michael Brecker のライブの時にいたんじゃないかな。In a Sentimental Mood は、ミステリアスでかつムーティーな雰囲気で照明を落としてじっくりと聴いてみたい感じ。曲の最後の摩訶不思議なヴォイスソロはう〜ん…

Hot House は、サックスとスキャットが同じメロディを高速に奏でながら始まる面白い曲。テナーソロがあるのだけれど、ゴリゴリした感じの滑らかではない音。こういう音は僕には出せない。カッコイイ。ベースソロなども含めてスピード感あふれる曲。

Better Get It in Your Soul や、Out of This World でもそうなのだけれど、Janet のスキャットはすごくパワフルで、縦横無尽という言葉まさにぴったりな感じで、とにかく圧倒される感じではあるのだけれど、これが絶妙に軽快な音楽にのっていい感じなのです。

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2004年12月11日

The Other World / JUDY ROBERTS

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JUDY ROBERTS の The Other World 。タイトル曲 The Other World を始めとして全体的にな〜んとなくコズミックな感じの曲調で、この人のちょっとコケティッシュな声がまたふわふわとした浮遊感を醸し出すというのが全体的な特徴かな?

その中でも、Rainbow in Your Eyes はアップテンポでなんとも可愛らしいボーカルが印象的なナンバー。すごく歌の上手な子供が歌っているようにすら聴こえるので、いわゆるヘタウマって感じがしなくもない(それは、曲の最後のスキャットを聴くとますますそんな風に感じる)。'Round Midnight は、その渋い曲とこの子供っぽさを伴うボーカルが不思議な調和を見せるので面白い。

JUDY ROBERTS はよく聴く女性ボーカルの一人で、NIGHTS IN BRAZIL とか、JUDY ROBERTS BAND とかもお勧め。

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2004年11月20日

Love, Oh Love / Vince Andrews

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Vince Andrews の Love, Oh Love 。Alto, Tenor, Soprano サックス、フルート、ボーカルをこなす Vince Andrews。Vibrating With Vince でのサックスの演奏は、ちょっと Cannonball Adderley っぽい奔放さと暖かな感じ。この感じは、このアルバム全般にも言えることかもしれない。が、これとちょっと違う感じがするのが 3曲目と4曲目、Jeanette Williams のボーカルをフィーチャーした The One Who Needs You。ライナーノーツにもあるけれど、この人のボーカルは Black Jazz レーベルの ジーン・カーンのよう。Akila もまたスピリチュアルジャズという感じ。

このアルバムは、タイトル曲 Love, Oh Love が Organ b. suite で取り上げられていることから有名で、実際サイコーに気持ちよい。なんで、おやじっぽい声であるにも関わらずこうもいい感じになるのかはちょっと不明ではあるけれど。続く、Anne でのサックスもすごいカッコ良くて個人的にはこっちも聞き逃せない感じ。

Over the rainbow での柔らかいソプラノサックスの音色もじんときます。こういう誰でも知っている曲で、自分でも吹けるような曲ほど人前では吹けないんですよね(笑)。そして、Merry Christmas, Baby はブルース。こう聴いてくると、なかなかバラエティに富んでいて楽しい。

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2004年11月13日

Secret Fantasy / mike campbell

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なんかものすごく久しぶりに風邪をひいてしまったようで、のどがイガイガしてしょうがない。こんなときは、音楽でも聴いてツボでも押す(笑)。で、Mike Campbell の Secret Fantasy。

1曲目のサンバジャズ And It All Goes Round and Round は心地よいスピード感がいきなり気持ちいい。この曲は、特にクラブ受けしそうな感じ。でも、そうかと思えば Easy Chair ではスローでブルージーなジャズを柔らかな声で歌い上げたり、Honeysuckle Rose でのスキャットなど、アルバムの序盤から幅の広さを感じさせてくれる。そして、Tom Peterson によるテナーサックス。やっぱりサックスがあると聴き方が変わってしまう(笑)。

Soft Strum Blues は、Al Jarreau の曲。うーむ、この人の声質や歌い方はちょっと Al Jarreau を思い起こさせる感じがする。タイトル曲、Secret Fantasy はこの人の柔らかいボーカル、美しい旋律を奏でるピアノ、切なさを感じさせるトランペットの音色とがなんともロマンチックな雰囲気を感じさせる曲。

この人が奥さんのために作ったという I Love You in 3/4 - Time のようなスウィンギーなナンバーもすごくいい。With a Song in My Heart 〜 The Song is You も、スウィンギーなスタンダードナンバーのメドレーで気持ちいい。オリジナルのアルバムは、ここまでの12曲なのだけれど、Celeste から再発されたこのCDでは、さらに10曲のボーナストラックがついていて盛りだくさんで聴き応えありです。

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2004年10月25日

sometimes I'm blue / KIM PARKER

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KIM PARKER による Sometimes I'm Blue 。一回 CD で試聴してピンとこなかったような気がするのだけれど(今思うと、何でそう思ったんだろうってくらい、このアルバムは素晴らしい)、LP の中古を見つけたらなんかジャケットに魅かれて買ってみたくなってしまった。

ライナーノーツを見ると、Charie Parker を継父に持つ人みたい。

秋の夜長にじっくりと聴くのにいい。A面1曲目 Born To Be Blue、深みがあるけれどどこか幼さを残す独特な彼女のボーカル(決してそうではないのだけれど、ちょっとヘタウマ系な感じがしなくもない)、そして Mel Torme の曲はなんだかやっぱりいい。A面4曲目の Singing Dancing (On My Way) は、そんな幼さの残る感じが、軽快なジャズボサにぴったりで気持ちがいい。

B面1曲目の Bob Dorough の Devil May Care のカバーは、スピード感あふれスリリングでカッコイイ。サバービア的な選曲だと、鳥の鳴き声のような独特な歌声が印象的なB面5曲目のFiesta In Blue などもいい。Singing Dancing を始めとするこの手の曲が有名なこのアルバムだけど、個人的には、Born To Be Blue とか、B面2曲目の Angel Eyes、B面4曲目の A Song You'll Never Sing とかちょっとスローな渋い曲に、この独特なボーカルが加わる感じがたまらなくいい気がしている。

うん、ホントに気持ちよく聴けるアルバムだと思います。

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2004年10月16日

FORUM WEST Modern Jazz From West Germany 1962-1968

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Forum West: Modern Jazz From West Germany 1962-1968 。どうも Joan Gilberto のライブの余韻があったためか、音楽を聴かない一週間を送ったのだが、ようやく今日はサックスもあって普通に音楽が聴けそう(笑)。

東欧ものをたくさん出している JCR からのジャズコンピレーション。旧西ドイツの WEWERKA というレーベルから集めたもののよう。ヨーロッパらしくクールで洗練されたジャズがたくさん詰まっている感じ。

個人的に気になったのは…

A面では4曲目 Hans Koller Ensembleによる Casa Loma。少しオリエンタルな感じのする曲で、フルートとテナーサックスの掛け合いに和音で静かにリズムを刻むピアノの絡みが渋い。B面 1曲目、Arabia Rock では、クラリネットの柔らかい音色が奏でるタイトルどおりのアラビアちっくな感じがいい感じ。なんか蛇使いがジャズをやってるみたい(笑)。B面2曲目は「さくら」をモチーフにした Sakura Waltz。こういうの聴くとちょっぴり嬉しくなったりするのは、ちょっとなんだかなぁという気もする。B面 Saint John Perse は、Hans Koller のテナーサックスが表情豊かでなかなかいい。

ホーン好きな自分には、C面1曲目の Ronnie Ross & His Band による Last Of The Wine もよい。バリトン、アルト、トランペット、トロンボーン、ピアノ、ベース、ドラムという構成で、スピード感あふれるジャズでかっこいい。C面2曲目 Joe Nay & Fritz Pauer の Beta Draco の始まりは、う〜んとこれは、Pharaoh Sanders の Prince Of Peace とそっくり。1966年録音ってことは Izipho Zam の録音よりも前だから、Pharaoh Sanders がこれをモチーフにしたのかな? 続く C面3曲目の Tranquology は、いわゆる(笑)ルパンっぽい楽曲で好きだな、こういうのはやっぱり。D面1曲目の Fritz Pauer Trio の Red Roof は、それぞれが荒々しくぶつかり合うような激しく熱い演奏が聴ける。D面では、Joe Haider Septet の Eternal Oil Lamp もかなり好きな曲。

JCR のコンピレーションは、あまりはずすことが無いのでよいです。

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2004年10月07日

SAMBLUES / SAMBALANCO TRIO

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サンバランソ・トリオの サンブルース 。昨日の ALMA BRASILEIRA と一緒に買ったんだコレ、たしか。BONBA RECORDS が完全限定プレスとか言って出していたけど、今はまた再復刻したみたいですね。

MANFREDO FEST TRIO に比べると、もう少し派手な感じで曲に大きな抑揚があるというかダイナミックな感じ、まぁそんな感じなのです。実は、自分が披露宴をしたときにバックの演奏をしてくださったピアニストの方に、モチーフとしてこんな感じでとお渡ししたアルバムの一つなんです(笑)。

このアルバムは、やっぱり 1曲目の SAMBLUES が白眉。はじまりのピアノの入りがすごくカッコよくて、僕が好きな曲らしく、渋い(笑)。それにしても、ちょっと録音状態が悪いのが難だなぁ。その他の曲でも TAKE FIVE をモチーフにしたと思わせる不思議なはじまり方をする BERIMBAU とか面白いし、全曲にわたってピアノの美しいフレーズが聴けるのだけど、やっぱりそういうのってちょっと音量を大きくして聴きたいじゃないですか。だけど音が割れちゃったりしているんだよね〜。

それにしても、ジャズ・ボサはいつ聴いてもよいです。自分にとってリラックスできる音楽ってのはこういうのなんだな〜って思います。

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ALMA BRASILEIRA / MANFREDO FEST TRIO

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MANFREDO FEST TRIO の ALMA BRASILEIRA 。MANFREDO FEST はホントに好きなピアニストの一人であり、ジャズ・ボサという言葉を知ったきっかけになった最初のアルバム。軽妙なリズムに美しいピアノのフレージング。

1曲目の POT-POURRI DE MARIA を聴いて、あ、やられたと思えば間違いなくこのアルバムの全曲にわたって楽しむことができるに違いないと思います。このトリオが素晴らしいのは、どの楽器も主張しないで絶妙なバランスを保っているからのように感じます。それは、こうやって言葉にすると、何やら飽きてしまうじゃないかという感じもするのですが、そうではなくて、ホントに素晴らしいバランスでありリズム感なのです。

哀愁漂う CONTRACANTO、はねるようなリズムが気持ちのよい AMANHA などが含まれるアルバム前半の方がどちらかというと好み。後半の SONHO DE UM CARNAVAL もそうだけれど、このトリオはゆったりとした曲よりも、リズミカルで速く美しいフレーズを持った曲を演奏したときがたまらなくよい気がする。

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2004年10月01日

INSENSATEZ / LALO SCHIFRIN

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スパイ大作戦の作曲者 LALO SCHIFRIN がボサノバを見事にスリリングでかつ気持ちのよいラウンジ・ミュージックにアレンジした INSENSATEZ (ラロズ・ボサ・ノヴァ) 。

A面最初の THE WAVE は、スリリングなストリングス(アルバム全体にわたって、ストリングスが非常にうまく使われるんです)が、オリジナルの優しい感じとは異なって渋くカッコイイ曲にアレンジされていてびっくり、この人ならではだなぁと思うこと間違いなし。MURMURIO みたいなスピード感あふれるボサや、RAPAZ DE BEM での流麗なタッチで美しいメロディを奏でる LALO SCHIFRIN のピアノもなかなかいい。

ボサノバ好きで、ルパンで流れるようなスリリングな音楽がお好きな方にはかな〜りお勧めなアルバムです。だって、この人は「燃えよドラゴン」「ダーティ・ハリー」「ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦)」「危険がいっぱい」などのサントラを手がけている人。どういう経過でボサノバに取り組んだのかはともかくとして、スリリングで渋いアレンジは僕はすごく好きなのです。

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2004年09月30日

DEVIL MAY CARE / BOB DOROUGH

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BOB DOROUGH の Devil May Care 。サイケデリックなジャケットがとにかく印象的で、何かの本で見て以来、なんだかとにかく聴いてみたいなと思って買ったような、そんな一枚。口をわざとつぼめて声を出すときっとこんな声になるんだろうな(なんか、中学生が R の発音を練習しているような…)と感じさせるような独特なボーカルで軽妙に歌うから、なんだかとても耳に残る。

Old Devil Moon は JACK HITCHCOCK の vibes や WARREN FITZGERALD の trumpet がところどころこの独特な声に絡んだりするのだけれどそれが面白い。それに、Baltimore Oriole、I Don't Mind や Midnight Sun とかでノンビリとこの不思議な声に耳を傾けるのも気持ちがよいし、ささやくような声で小気味よくスウィングするタイトル曲 Devil May Care もいい。

あと、このヘンテコな声で早口でうたいあげる Johnny One Note は BOB DOROUGH ならではの面白さが楽しめる曲だと思う。

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2004年09月29日

AND LET THE MUSIC PLAY / Greetje Kauffeld

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And Let The Music Play / GREETJE KAUFFELD CONDUCTED BY JERRY VAN ROOYEN AND ROB PRONK。このアルバムは、本当に大好きなアルバムの一つ。スケールの大きなオーケストラをバックに伸びやかに情感豊かにしっとりと歌いあげる1曲目の This is All I Ask からぐぐっと惹き込まれる。ミュージカルの主題歌のような曲。続く Day by Day はワウギター、ホーンセクション、パーカッションが気持ちのよいナンバー。Cabaret はミュージカルの主題歌、ここでは強力なホーンセクションとGREETJE の伸びやかな声との不思議な相性がいい感じ。途中サックスのソロもカッコイイ。

Tristeza は言わずと知れた ルイス・ボンファの名曲。口笛も交えて楽しく陽気で身体が自然に動いてしまう。ホーンセクションがしめる曲の最後も賑やかで好き。The Greatest Performance でも GREETJE のボーカルは本当に素晴らしい。それに裏でさりげなく入るサックスのフレーズが渋くていいな。

ラストの You and I、ちょっとカーペンタースを思わせるような曲。曲の後半に向かってホーンセクションが盛り上がっていく感じとか、このアルバムを締めくくるのにぴったりなバラード。

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2004年09月28日

ALIVE!

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ALIVE! のファーストアルバム。このグループはこのアルバムよりも Viva Brazil の Skindo Le Le のカバーで有名で、自分もそっちから聴くようになったくちです。メンバーが女性だけで構成されているせいというわけではないとは思うけれど、美しくかつ繊細なピアノタッチ、いくつかの曲で見られるスキャットによる即興などは、流れるような優雅さを感じたりします。

鳥の鳴き声のようなスキャット、土着的なパーカッションが躍動的であり空に浮かぶような不思議な感覚を与えてくれる City Life はすごく面白い。滑舌 (あれ? 変換できないけど…こういう言葉でいいのかな?) いいなぁと感心すること間違いなし(笑)。

... Dark Side of the Moon の始まりは、ちょっぴり怖い 公共広告機構 の CM(消える砂の像だったかな…) の裏でなっている鐘のような音にそっくりでちょっとびっくりします。

Skindo Le Le のようなキャッチーな曲はないものの、ジャケットの写真のそのままに音楽をすごく楽しんでいる感じが伝わってくるようなアルバムで個人的には結構好きかな。

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2004年09月24日

JUDY ROBERTS BAND

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JUDY ROBERTS。この人は好きな女性ボーカルの一人だな。このアルバムは、JUDY ROBERTS のファーストアルバムで、実はこの人のアルバムの中ではあまり好きな方ではない一枚。久しぶりに聴いてみると、A面1曲目 Never was Love がいい。独特なスペーシーな感じとちょっとロックっぽいフュージョンというよりは ACID JAZZ っぽいとでも言ったほうが言い得た感じかな?、クラブ受けしそう。

あとは、YOU LIGHT UP MY LIFE かな? 軽いボサ。こういうのは聴いていて気持ちいい。なんかソバカスが残る表情からもそうなんだけど、声も結構コケティッシュな感じなので、こういう軽くてちょっと宙に浮いたくらいな感じの曲が合うんだと思うな〜。

やっぱり、この人はこの後に出してくるアルバムの方がいい気がします。

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2004年09月19日

Swing The Jazz / Gustav Brom

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Gustav Brom の Swinging The Jazz。Big Band もので僕が好きな東欧系な香りのするジャズ。それもそのはず、Gustav Brom はチェコスロバキアの指揮者で、そういえば自分自身こんなの(Orchestr Gustava Broma) を以前聴いていて、なかなかいいなぁと思っていたのでした。

A面は、スイング感が心地よい LYPSO に始まり(ホーンセクションもサックスソロもカッコイイ)、ちょっとルパンのテーマを想像させるような CONTRABAND もすごく好きな感じだし、A面ラストの ABAS では、バリトンサックスの低音、トランペットのソロ、アルトのソロとホーンの良さを存分に楽しめてこれまたよし。

B面は、オルガンの音色が印象的で、Big Band 的なアレンジが面白い MOONRIVER から始まり、BALLADE VON JOSEF でのゆったりとしたバラード、WALDMADCHEN ではスキャットもの、B面ラストは TASCHKENTER NACHTE はビブラフォンがフィーチャーされるなどバラエティ豊かで楽しい。個人的には、こういうのが渋くてカッコイイ大人な音だと思ってるんですけどね、だけど自分が好きなこういう音ってのは、あんまり売れるようなものではなさそうなんだな(笑)。

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today / GARY McFARLAND

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GARY McFALAND の today。ふらりと タワレコによったらなんと復刻されてるのを発見、 CDで聞けるようになったのですね〜嬉しいような悲しいような。

ジャズというよりはソフトロック、ボサノバ、ラウンジ的な一枚、けだるい土曜日の午後に聴いたら、やる気そがれる感じ、Caetano Veloso の DOMINGO と共通するそんな感じ。A面の MY CHERIE AMOUR や I WILL WAIT FOR YOU。口笛がいい感じ、こういう音楽はじんわりと身体にしみこむような感じ。そして、A面ラストの SHADOW OF YOUR SMILE、この曲は Astrud Gilberto の切ないボーカルで「いそしぎ」という曲名で有名で、それもいいけれど、GARY McFARLAND のコレもまたホントにいい。いい曲はいいのだ。

B面もそんな感じなんだけど、特に MICHELLE での口笛とか切なくてなんだか泣けてくる感じだし、続く SOMBRAS de SAUDADE は哀愁漂う感じや一部こみ上げ系(笑)な感じがたまらない。好きな人はきっとどっぷりとはまれるでしょう。

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2004年09月17日

Odpowiednia dziewczyna / Marianna Wróblewska

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Poland って文字を見ただけで買った一枚。こういうわけのわからないものに針を落とすときのワクワク感はホントにたまらないものがあるのだけれど、あっさり裏切られました(笑)。一応、JAZZってことなんだけど、これは Poland 版演歌みたいなもんかな〜。明らかに守備範囲外のものなんだけど、なんだか悔しいので一通り聴いてみました。もしかして、それでもすごいいい曲が 1曲くらい入っているのかもと期待して…

ま、ダメなことも多々あります。ジャケットも、ちょっとだしね。そう思うと、なんで買ったんだろうかなどと思ったりもしてきて、損した気分になるのでこれ以上は考えないことにするんです、こういう時は(苦笑)

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Vibrations, Themes & Serenades / Byron Morris & Unity

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Byron Morris & Unity の Vibrations, Themes & Serenades。ちょっとファラオサンダースを思わせる音で、でもずーっと聴きやすい感じのストラタ・イースト的な(?かな)そんな音楽。A面最後の Panamanian Aire が白眉。Panamanian Aire はスピリチュアルなサックスと女性スキャットが絶妙なコンビネーションを見せながら疾走するようなスピード感あふれる気持ちの良い曲。このアルバム自体は、Sun Shower で有名なようだけれど、どちらかというと Panamanian Aire の方が個人的には好き。

とはいえ、Sun Shower での Byron Morris のサックスはかなり聴き応えがあります。すごいブローでカッコイイです。そして、ボーカルの Jay Clayton、かなりいいです。僕はスキャットの使い手で主張しすぎないような声の主はだいたい好きです。Monica Linges に通じるものがあります。

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2004年09月15日

JAZZANOVA / IRA KRIS

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IRA KRIS の JAZZANOVA。ギターとフルートによるジャズボサ。裏ジャケットの暑苦しいおっさんたちが奏でる音楽とはとても思えないような(まぁ、もっともフルートだからそう聴こえるのはあたりまえなんだけれど)気持ちの良い音楽。

もともとギター2本にフルートというトリオで、それは何だかすごく不思議な構成なのだけど、レコーディングではサスガにそれでは一本調子になってしまうだろうということで、ベースとドラムスを加えたクインテット構成になったのだとか。これが加わる前の演奏を聴いたことが無いからなんともいえないのだけれど、加わったことで厚みが増したというか、いい感じにリズミカルで心地良い音楽に仕上がっている気がする。MPSらしいアルバムだなぁとも思える一枚。

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2004年09月12日

tamba trio / tamba trio

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tamba trio の デビュー 。ボサノバというよりは、ずっとジャズ的なエッセンスを感じる一枚。だから僕はますます好きだったりするのだけれど、ルイス・エサの流れるようなタッチ、そして何よりスリリングでスピード感にあふれた演奏は聴いていて小気味よいのです。

スリリングでスピード感にあふれ小気味良いという意味では 1曲目の TAMBA から BATIDA DIFERENTE、INFLUENCIA DO JAZZ(その名も ジャズの影響!) へいたる流れなどはホントにいいなぁと思う。アルバム買うときって、結局そんな感じで最初の数曲のつかみが「ぐぐっとくる」かどうかが勝負だったりして…、試聴でのんびりと全曲聴いたりしないし、僕はあまりザッピングもしない。ジャケットの印象と最初の数曲が決め手なのだな(笑)。このアルバムはそういう意味では、迷わず「ほぃ」。

有名曲が多いこのアルバムだけど、少し違った雰囲気で聴いてみたいという時にはもってこいかな。

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2004年08月31日

EM FORMA! / BOSSA TRES

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BOSSA TRES の EM FORMA! (エン・フォルマ)。なんだかホントに久しぶりに ボッサ・トレス のジャズボサを聴いたけれど、やっぱりいいな〜。ボサノバやサンバを演奏するこの手のトリオの中でも、サンバランソやボッサ・トレスはジャズのエッセンスが最も強く現われているような感じがして、僕はそういうちょっとハードな感じ渋い感じがすき。

緊張感にあふれ、このアルバムのこれから先の興奮を予感させるようなスリリングな始まりが印象的な BOTTLE'S、実際この曲を聴いてこのアルバムを買った気がするし、ちょっと怖いジャケットはこの曲を象徴しているような気もしてならない(笑)。また、美しいメロディが本当になんとも言えず幸せな気分にさせてくれる VALSA から BUZIOS への流れ。また、BICO DE LUZ のオルガン、アルバム全体がピリッと引き締まったかと思えば、VIVO SONHANDO ではゆったりとしたリズムにあわせて奏でられる美しいピアノに身を任せてつかの間の休息、そして、最後を締めくくるスリリングな IMPREVISTO。なんだか、ライブ演奏をそのままパッケージにしたみたいな感じだな〜。

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2004年08月27日

Chamber Music by The Stan Getz Quintet

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Stan Getz の Chamber Music。やっぱり Stan Getz の抑制の効いたサックスの音色は何度聴いてもよいなぁ。でも、決してそれはおとなしいってわけではなくって、やっぱり歌っているしスウィングしているのが何よりいいのだ。そして、このアルバムには「枯葉」が入っている。優しくスローに歌い上げるテナーは、Miles のミュートとはまた違った趣きでよい。LULLABY OF BIRDLAND の演奏などは、これはまさに Getz らしいフレージングで、これは、独特なちょっとこもったような音色と、音の立ち上がりと終わりの滑らかさがなせるところだと思う。

このアルバムは、自分がこれまでによく聴いたジャズボサみたいな感じの Getz とは違って、結構ハードな感じ。でも曲風が違っても、やっぱり音色やフレーズに Getz らしさが出るってのがこの人のアルバムを聴いていて良いなと思うところです。

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2004年08月20日

International Jazz Octet / Dusko Gojkovic - Kenny Clarke

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DUSKO GOJKOVIC のトランペットは、彼のアルバム after hours を聴いて以来すっかり気に入ってしまって、ちょくちょく見つけては買ってしまうのです。特にミュート。このアルバムでも、You're too beautiful が、彼らしい演奏で好きです。何が彼らしいのか…非常に丁寧な吹き回しで静かで気品がありながら、情感たっぷりで泣けてくる演奏なのです。ホントに素晴らしい。マイルスっぽいって確かにそうなんだけど、なんだか良くわからない方向に行ってしまったりするマイルスに対して、この人の演奏は変わらない安心感がある。

一方で、DOO DOOSH や MR.X のようなスピード感あふれる曲も悪くない。

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2004年08月19日

Soul Espanol / OSCAR PETERSON

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Oscar Peterson の Soul Espanõl 。Oscar Peterson がこんなラテンやボサノバばっかり集めたようなアルバムを作っているなんてね、なんかそれだけでちょっとお茶目な感じ。MAS QUE NADA や HOW INSENTIVE などのブラジリアンが、パーカッションが刻むラテンのリズムにのせたピアノによってちょっと都会的な感じな仕上がり。

一方で、SAMBA DE ORFEU なんかはシャカシャカって感じのリズムに、ピアノはタッチも軽くゴキゲンな演奏、聴いていてなんだか楽しい。

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2004年08月18日

The Thomas Crown Affair / Michel Legrand

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The Thomas Crown Affair (Original Motion Picture Soundtrack) 。先日の CHET BAKER で映画音楽を聴いていて、映画音楽といえば Michel Legrand だなと思い、そういえばちょっと前に買った LP を聴いてなかったと思って引っ張り出したのがこれ。

やっぱり Michel Legrand だな〜と思う美しいオーケストレーション、ホーンアレンジ。特に、Theme From The Thomas Crown Affair (邦題 : 風のささやき) や、Playing The Field (この曲のテーマ部分は、ちょこちょこサンプリングされてる気がする。たぶん、ピチカートファイブもそうじゃないかな?なんだっけ、曲が思い出せないんだよ…) なんかがこのアルバムの白眉。個人的には、Playing The Field はその印象に残るテーマといい、緩急入り交じる構成といい面白い曲だと思う。

ただ、ホントはもうちょっとガツンとくるようなドライブ感のある曲が数曲入っていたりすると楽しいなぁと思ったりはするな。

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2004年08月14日

anniversary / Stan Getz

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Stan Getz の Anniversary! 。もともとラジオ用に収録されたものだったのを、演奏や録音状態が良いというのでアルバムにしたというもの。

KENNY BARRON のピアノが実に美しく、STAN GETZ のテナーは繊細でいいなぁと思う。バラード I can't get started は、Getz の優しいテナーの音が心に染みてじわじわと良さを感じる。そして続くStella by Starlight がまた素晴らしくいい、ミディアムなテンポにのってバンドが演奏を楽しんでいる感じが伝わってくる感じ。こんな演奏ができたらホントに楽しいだろうな。

ホントにラジオの放送用のためだけにとったものなのと思えるくらい録音状態が良くて聴けば聴くほど好きになってくるアルバム。

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THINGS ARE GETTING BETTER / Cannonball Adderley with Milt Jackson

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Cannonball Adderley と Milt Jackson の Things Are Getting Better 。Adderley のサックスは、音の立ち上がりが「ぐいっ」と音程があがるような感じと、音色が消える時のビブラートに特徴がある気がする。聴くとすぐに、あ、Adderley だって感じる音。演歌で言うところの「こぶし」のような(笑)。しかし、そうなのだブルースとか演歌のようになんだか浪々と謳いあげる感じがこの人のサックスのひとつの特徴だといってもよい気がする。もっとも、なんだかやたらと早いパッセージを連発したりして、好き嫌いが分かれそうではある。

で、そんな Addeerley と Milt の Vibes。なんだか、ちょっと不思議な組み合わせ。けどなんだか楽しい。なんか、演奏が楽しいように感じられるアルバム。Addeley は、なんとなくそういう楽器を演奏する楽しさが感じられるようで、結構好き。

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2004年08月12日

JEANNE CHANTE JEANNE / Jeanne Moreau

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Jeanne Moreau の Jeanne Chante Jeanne 。だいたい、この Jeaane Moreau という人は映画ではちっとも笑わない人だったような気がするのだけれど、裏ジャケットではなんだか優しげに笑っている。そんな雰囲気は歌からも伝わってくる。フレンチボッサなんだけど、そういうことはともかく、このアルバムでは、特にフランス語の響きの美しさってものが感じられる。だから、歌詞の内容うんぬんってよりも、楽曲と言葉の響きを感じながら聴けるだけでもなんだかすごく気持ちが良い。

気分が落ち着いて、すごくよいです。

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2004年08月07日

NIGHTS IN BRAZIL / JUDY ROBERTS

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JUDY ROBERTS の NIGHTS IN BRAZIL 。女性ボーカル、スキャットもの。そういうのが好きなので、「Ole」とか「Country Samba」とか聴いていて楽しいし、メロウで印象的な「I Can't Help It」もいいのだけれど、アルバム全体としては、ものすごく好きというほどではないなぁ。ちょっと飽きがくるんだな。(この人のアルバムは、celeste からも出ていたりするけれど、そちらの方は好きだな)

美しいメロディ、ちょっと幼げな声質、高速なブラジリアンフュージョン、いい感じなんですけど、なんかいかにもブラジリアンって感じというか、ちょっとポップな感じが強すぎるのかな、僕には。

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2004年08月01日

Izipho Zam / Pharoah Sanders

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Pharoah Sanders の Izipho Zam 。最初に買ったときは、これはもう全く受け付けないアルバムだった。スピリチュアルジャズは結構聴いていたのだけれど、これは聴いていてあまり気持ちのよいものではなかったのだな。

しかし、いろんな音楽を聴いてくると、またそういうのは違ってくるのが面白い。音に慣れるとかそういうのではなくて、何か感じ方や解釈が変わるようなのだ。

Prince Of Peace はこのアルバムでは全然聴きやすい曲(笑)。Lonnie Liston Smith の美しいピアノに Leon Thomas のヨーデルのようなボーカルが、僕にはなぜか良くわからないのだけれど澄んだ水の中の世界を想像させる。Balance では、さっそく楽器が暴れだしてサックスはもう鳴き声のような音を出したりするのだけれど…これ、子供が聴いたら泣くかもしれん(笑)、今にも何か出てきそうだし。

そして、28:49 に及ぶ Izhipho Zam。実は、いまだこの曲をちゃんと全部聴いたことが無い。今聴き始めたところだけれど、どうなることやら。

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Pushing Against The Flow / RAW STYLUS

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RAW STYLUS の Pushing Against the Flow 。前に書いた The Brand New Heavies をもっと洗練させるとこんな曲になるんだろうなって(笑)。

どうもこのアルバム、Steely Dan の関係者が関わっているみたいで、プロデューサの Gary Katz、Donald Fagen などの名前も見られるし、Brecker Brothers の兄のほう Randy Brecker、そのほかにも、Thanks To などには トーキングラウドを設立した Giles Peterson らそうそうたるメンバーの名前が…

スピーディーでカッコイイし、今はともかくちょっと前ならもっともっと売れても良さそうな感じの曲がいっぱいなんだけど、ぜんぜん見なかったし今も全然見ないなコレ…

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BROTHER SISTER / The Brand New Heavies

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The Brand New Heavies の BROTHER SISTER 。ちょうど今、サックスで FUNKY メドレーをやっていて、何かネタないかねなどと話していたら、ふと、The Brand New Heavies とかいるじゃんと思い出したので、引っ張り出してみた。

サックスで言うと、Have A Good Time、Midnight At The Oasis あたりもいいし、Ten Ton Take なんかもかなりカッコイイ、この曲は他のホーンなどもあって厚みがあって、うねるようなリズムでフロア受けするかもしれない。

ACID JAZZ なんかを好んで聴いていた昔の頃が思い出されたりして、なんか妙に懐かしい。Day Break の気持ちよさなどは、この手の曲のよさだなと思ったりする。

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2004年07月31日

parole e musica / Helen Merrill

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Helen Merrill の Parole E Musica 。各曲の間にイタリア語の詩の朗読が入るというちょっぴり変わった形式のアルバム。で、この詩の朗読がいい感じに間を作ってくれてじっくりと静かなクラブで音楽を聴いているような感覚にさせてくれるのだから、なかなかいい(前聴いたときは、それがすごくいやだった(笑))。バックを勤めるのがピエロ・ウミリアーニのグループなんで、映画音楽のような雰囲気も漂う感じで、ちょっとラウンジ系な感じも。

たまにスタンダードをこうやってじっくり聴くのは何かほっとするな。Night and Day は好きな曲だが、こうやってボーカルで聴くのもなかなか良いなぁ。Autumn in New York、These Foolish Things、Solitude などをしっとりと。

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2004年07月29日

Eastern Sounds / Yusef Lateef

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Yusef Lateef の Eastern Sounds 。よく異彩の人とかジャズ界の異端児などと言われているようだけれど、僕はあまりこの人について多くは知らない。このアルバムはホントに聴いていて気分が落ち着く感じ。

このアルバムでは、やっぱり Love Theme From 'Spartacus'。本当に美しい音楽。幽玄の美とでもいうような音、それでいて、耳に残る印象的な旋律。ちょっと泣けてきます。素晴らしいの一言。

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2004年07月25日

Man Han Quan Xi / CRAZY KEN BAND

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イイネ!イイネ!イイネ!!

いつも間にか、クレイジーケンバンドの Vynil が出ていました。よく見ると、アルバム Brown Metallic からのセレクトなんですね、コレ。テーマは横浜。ブルージーでソウルフルで、ジャズ、ファンク、レゲエなどなどいろんなエッセンスが吸収された CKB らしい音楽。なんというか、CKBとしての完成された音楽性を持ちながら、全く堅苦しいところがなく、聴いていてすごい楽しく、遊ぼうぜ、踊ろうぜみたいな雰囲気があってすごく好き。

どの曲もいいのだけれど、B面、Record って曲。なんか切ないメロウポップ、こういう曲での剣さんのセクシーなボーカルはいいね。それから、Mission G30。横浜のゴミ削減のキャンペーン・ソング。中田市長から依頼があったみたい。なかなか面白いことやるな〜。この曲は、須永辰緒によるリミックスで、いかにも須永さんらしいのだけれど、これがまた CKB サウンドとなかなかしっくりきてよいよい。

CKB のライブは、ぜひに行ってみたいね。10/1 に 満漢全席クレイジーケンバンドショウ2004 ってことで、武道館ライブがあるんだねぇ。チケット取りを久しぶりにやるのも悪くないかもしれないな。

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CAL TJADER SOUNDS OUT BURT BACHARACH

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CAL TJADER Sounds Out Burt Bacharach 。CAL TJADER の Vibes は暑い日に聴くとすこしばかり体温を下げてくれるような涼しげな感じ。この音が、バカラックサウンドになかなかよくあっていて、聴いていて気持ちよいアルバムです。それに、バカラックですからね、おなじみというか何か懐かしい感じがして安心して聴いていられる(悪く言えば、BGMのような…)のです。

この顔だけの白黒ジャケットがなんか好きだったのですが、再発されているものは違うジャケットになってしまっていてなかなか見つからなかったのです。確か、ニューカレドニアに旅行に行ったときに偶然入ったお店で見つけて買った気がする。そんなこともあったので、なんかすきなんです、これ。

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2004年07月06日

Wave / Antonio Carlos Jobim

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Antonio Carlos Jobim の Wave 。シンプルな音、リズムでコレだけの音楽を構成できる人はそんなにいないだろうなぁ、とほんとに感心してしまう一枚。

その中でも耳に残るのは、やはり有名な WAVE や TRISTE なのだけれど、MOJAVE とか LAMENTO 等などどれもいいなあ。僕はどちらかというと、じーっと全曲にわたってアルバムを聴くというのはあまりしないほうなのだけど、このアルバムは全曲にわたって飽きがこないし疲れない。静かなドラムに美しいメロディ、十分です。

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SIVUCA / SIVUCA

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SIVUCA という人の Sivuca というアルバム。何よりこのジャケットの写真の老人のしかめっ面が面白いと思っていたら、なんとこの人43歳というからびっくり、ありえない風貌である。

このアルバム、個人的にはB面の流れが好きである。ブラジル音楽だから特有のサウダージ感は確かにあってそれはそれで良いのだけれど、何かそれだけではない不思議なエッセンスが感じられる。なんだろうな、すごく孤独な感じというかそんな感じ。Bill Withers の AIN'T NO SUNSHINE なんかいい感じ。

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2004年07月04日

Paris Soul / Ben & The Platano Group

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Ben & The Platano Group の Paris Soul。ワウワウ・ギター、オルガンを多用したラウンジ系なフレンチロックとでも言うのかな? どの曲もジャカスカジャカスカとリズムが刻まれる中、ホーンやワウがかかったギターが絡んでくる気持ちの良い音楽ではあるのだけれど、全部聴いているとちょっと飽きるかも。

個人的には、A面 3曲目の Black Waders が好き。ほかの曲に比べて少しテンポが遅くてなんとなくゆっくり聴けて、またホーンとオルガンの組み合わせが悪くない。また、A面 4曲目の Woluwe Strip はライブハウスとかで聴いたら楽しいかも。それにしても、オルガンの響きというのは小学生のころを思い出すような懐かしい感じとファンキーな感じを同時にイメージさせるのでなかなか不思議である。

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2004年07月03日

La Formule du Baron / Bernard ESTARDY

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Bernard ESTARDY という人の La Formule Du Baron 。ハモンドオルガンを中心にして、へんてこなアレンジがてんこ盛りだったりして、思わず笑ってしまうモンドな世界観満載なアルバムです。

この人、裏ジャケットのフランス語から適当に想像するに(笑)、どーも、もとはジャズピアニストであり、かの Nino Ferrer (僕はあんまり好きではないけど)のバックでオルガンを弾いてたらしく、その影響で電子楽器への興味を持ったみたいな感じらしい(いい加減かも…)。

フランス語の歌詞が入っているもの以外も、なんとなくフランスっぽい感じがします。だけど、このフランスな感じって、シャンソンを想像させノスタルジーを感じさせるメロディからくるものなのか、それともハモンドオルガンの音がそうさせるのかよくわかんないな。

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HI-FLY / Karin Krog - Archie Shepp

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久しぶりに、下北沢のレコファンで箱あさりをかたかたとやっていると、こんな(Hi Fly)のを見つけた。ノルウェーのジャズシンガー Karin Krog と Archie Shepp の共演ってのはなかなか面白そうじゃない。よくよく振り返ってみると、自分が聴くアルバムは、女性ボーカルとサックスがキーなのだけれど、そういう意味でも何か興味深かったのだ。

このアルバムは、B面がいい。タイトル曲 HI-FLY は Randy Wendy の作品で曲が素晴らしい。ここでの Krog のボーカルは、以降続く Greenlee のトロンボーン、Shepp のテナーを意識してなのか、何かホーンを真似たような歌い方。また Shepp のソロが力強く豪快てカッコイイ、このフレイジングは Somethin' Else の中の枯葉で Adderley が見せたソロを彷彿とさせる。最後は Krog のブルージーに歌い上げて終わるのだが、何か独特な感情がのったような声質がいい。

で、続く Soul Eyes はそんなクローグのボーカルの素晴らしさをさらに楽しめる曲だと思う。また、それを飲み込もうとするばかりに感情たっぷりにブローする Shepp のソロもやはりいい。

久しぶりに聴き応えのあるアルバムを聴いた気がするのだけれど、手に入れたレコードが少し状態が悪かったのがザンネン。

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2004年06月30日

満ち汐のロマンス / EGO-WRAPPIN’

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満ち汐のロマンス 。EGO-WRAPPIN' は、彼らがメジャーデビューする前に「色彩のブルース」のPVを偶然目にすることがあり、退廃的な映像に中納良恵の独特な艶のあるボーカルに圧倒され、おー、こんな面白いグループがいるのかとびっくりしたグループ。

正直、この色彩のブルースが彼らの一番のアルバムな気はするけれど、2枚組みのこのアルバムもなかなか。A面 1曲目、哀愁漂うソプラノサックスソロに導かれるボーカル、そしてさらに哀愁を誘うバイオリンの音色がなんとも言えず素晴らしい「かつて」。この満ち汐のロマンスは、この曲がとにかく耳に残っていて、これが聴きたくて何度も針を落とすレコード。個人的には、タイトル曲の「満ち汐のロマンス」や「かつて」などどちらかというと、静かだったり哀愁漂うような曲が、中納良恵のボーカルをじっくり楽しめていいかなと思う。

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2004年06月27日

GETZ AU GO GO / The New Stan Getz Quartet featuring Astrud Gilberto

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Getz Au Go Go 。このジャケットがなんとなく好きで、CD持ってるのにレコードまで買ってしまった一枚(苦笑)。

今日はなんだか良くわからない天気で、あさいちで髪を切りたいなと電話をかければ、今日はいっぱいなんだよねーと予約の入れられた夕方の5時まですることがなくなってしまい、えびとブロッコリーでパスタを作ったりしてのほほんと過ごすのだが、やっぱり暑い。

だからというわけではないのだけれど、ボサノバ。こんなぐだぐだな時に聴くにはよい。へたうまな Astrud Gilberto のボーカルがどーこう言われがちなアルバムですが、やっぱり僕には Getz の抑制の効いたテナーと Gary Burton の Vibes が心地よく、それだけで十分。

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2004年06月24日

Seara de Jazz cu Aura Urziceanu

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また東欧のもの。ルーマニアのアウラという人のアルバム。もうルーマニアって言うだけでなんだか良くわからない感がいい(笑)。しかも多分現地の言葉で何言ってるかぜんぜんわからないのもいい。Jacul Tambalelor は Take Five の影響をたぶんに感じさせる曲調、リズムで非常に歌うのが難しそうに聴こえる(言葉が全くわからないからそれが技術を要する歌い方なのかすらわからん(笑))。そして、Surpriza が圧巻。人間の声でこれほどの高音をコントロールできるんだってことに感心し、そして見事なスキャットワークはひとつの楽器として完成の域に達している気がする。また、なんともかわいらしい声と、太く渋いテナーサックスとの対比が面白い。ただ、ヘッドフォンで電車の中で聴いてると、やたらと高い声で「ア〜、アウ〜」とかを連発しているのが外に聴こえてやしないかとちょっとドキッとしたりしなくはない(笑)。あとは、Iarna, Iarna は輪唱を使ったジャズで、こんなのはまず聴いたことがない。

非常に個性的で面白いアルバムだと思う。で、Surpriza はホントにすごいのでお勧めです。

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2004年06月20日

THE PROPHET / CAL TJADER

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Cal Tjader の The Prophet 。この人のヴァイブってこんなに涼しげで気持ちよいものだったっけ(笑)、そーか今日はやっぱり暑すぎるのだ。ジャズというよりもポップ、ラテン、ボサノバといった感じ。それは、フルートや女性スキャットが使われているのとともに、Joao Donato がオルガンで参加していることが大きいのかもしれない。

マンボ風な楽曲を中心とした Cal Tjader の曲と 美しい旋律が特徴の Donato の曲が、いそしぎを書いた Mandel の A TIME FOR LOVE を除いて交互に聴くことができるのだが、アルバム全体の構成としてなかなか面白い。なかでも、Donato の AQUARIUS という曲が良い。Tjader のヴァイブと Donato のオルガンにストリングスやフルートが絡みタイトル通り涼しげでホントに気持ちが良い曲。続く CAL'S BLUEDO はノリがよく、また抑制の取れたトランペットのソロがカッコイイ。

こんな暑い夜に聴くにはなかなか良いアルバムです。

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2004年06月19日

Fly to Brazil / Walter Strerath Trio

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Walter Strerath Trio の Fly to Brazil。まず何より驚いたのは、こんなと言ってしまったらなんだが、結構マイナーと思われるこの曲が着メロになっていること。またそれが思ったよりもちゃんとできていること。なんかすごいショック。ちょっと取り残された気分になりました。

こういうのはきっと正統なジャズトリオじゃないって言われそうだけれど、この手のが好きなのはしょうがない。やっぱり聴いていて楽しくて、踊れるといいな、あわよくば演奏できちゃったりしたらもっと楽しいなぁなんてのがいい。

ちょっと哀愁漂うメロディを、骨太に押し通すような演奏がなんだかドイツ人解釈のブラジル音楽って感じで悪くない。BOSSA MADE IN GERMANY ってそのまんまの曲があるのだけれど、これなんかは僕はすごく好き。そして、多分一番有名であろう(着メロにまでなってる)タイトル曲 FLY TO BRAZIL もよいです。

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Does the sun really shine on the moon ? / Gary McFarland & Co.

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Gary McFarland & Co. の Does the Sun Really Shine on the Moon? 。これもなぁ、この赤いジャケットをいろいろと探し回った覚えがあるのだけれど、今はもう案外簡単に手に入るのだ。ボサっぽい FLAMINGO という曲でのソプラノサックスとヴィブラフォンを織り交ぜた演奏はなかなか良いし、SUNDAY WILL NEVER BE THE SAME での口笛なども面白い。なんとなくアルバム全体にわたって、ちょっと Girly Pop とでも言うようなかわいらしさが漂う感じがしないでもない。

また、HERE, THERE AND EVERY WHERE なんて、あーなんて優しい歌なんだろうと聴いていると、そういや昔の英語の授業とかでやったかもしれんなぁなどと昔のことが脳裏によみがえってきたりする(笑)。

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BAIYINA (The Clear Evidence) / PAT MARTINO

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PAT MARTINO の Baiyina (The Clear Evidence) 。なんだか久しぶりに音楽を聴くのだけれど、久しぶりなのにこういうのを聴くのもどうなんだという感じがしないでもない。このアルバム、かの Edgar Allen Poe の詩に影響を受けてコーランに興味を持った PAT MARTINO が作り出したアルバムで実に幻想的な音。ジャズとインド音楽の融合という表現をするよりは、ちょっとトリップしていっちゃった感の強い音楽。それは、やたらと多い変拍子のせいなのか、とにかく好き嫌いが分かれるな、コレは。今日も、まだいまいちダメ。なんどか聴いていると味が出てくるかもしれない。

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2004年06月09日

SOMETHIN' ELSE / CANNONBALL ADDERLEY

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いろんな些細なことが重なって、Miles と Adderley の枯葉を聴きたくなった。なので、Cannonball Adderley の Somethin' Else 。

  • 肌寒かった
  • Sweden の Sさんが、秋に日本にきたんだって言ってた
  • 今年の旅行を、7月にするか11月にするかでもめた
  • yuk1zo が Kind Of Blue のことを書いていた

前に聴いたときは、Adderley の自由奔放かつ豪快なソロがすごいなぁと思い、一方で非常に少ない音でありながら素晴らしく冴えわたるミュートトランペットの Miles は言うまでもなく、この対比が良いのだなぁと思いつつ、ちょっと Adderley のやんちゃなソロが最後うるさいなとも思ったのだった。

今日はなぜか Adderley のソロが違って聴こえる。Miles のクールな演奏に対して、実に温かみのある優しい音に聴こえるのだ、特にソロの始まりがそう感じる。ドラムの刻むリズムに対してホントに微妙なのだがちょっとおいてサックスの音がふわりと出てくる感じに聴こえる。全般的に音があちこちに散るソロも、何か抑制を効かせて吹いているように聴こえる、あれれ?

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2004年06月05日

Never Gonna Leave You / Maryann Farra & Satin Soul

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まさか、コレ ( Maryann Farra & Satin Soul ) が Amazon においてあるとは…、便利になったもんだ。

これは、このジャケットデザインに思わず魅かれて買った一枚(だったような)。Maryann Farra というボーカル、何者かわからないけど、やる気なーいって感じの歌い方がなんか良いです。白眉は、自分より数オクターブも低いダミ声で MC? が入る You Got To Be The One。コンガの刻むリズムに乗せてホーンセクションが入り、思わず身体が動く一曲。時々「しゃらしゃらしゃら…」って入るハープ?が、なんかちょっとコテコテ感を増していたりして、そういうのも70年代ソウルらしいっていうか、なんか面白くて好き。

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Revelation / Charles Earland and Odyssey

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レコードを引っ張り出していたら、なんだか懐かしいのがいろいろ出てきたので聴いてみることにした。シンセサイザーやエレピを使う Charles Earland の Revelation。A面、Betty Boop は、Michael Brecker (こんなところに!) の Sax をフィーチャーしていて曲自体が非常に Funky で、Brecker のソロは言うまでもなくすごいしカッコイイ。2曲目 Ode To Chicken Geroge (楳図かずおの例の漫画しか浮かんでこない…) は、シンセサイザーの作り出す浮遊感と Brecker の太いサックスの音色がなかなか面白い対比を見せる一曲。B面、Shining Bright はジャズというよりは、こみ上げ系ソウル。ファルセットボイスを使って男性がこういうのを歌って聴かせるってのはどうなんだろうって思うこともあるけれど、全然悪くないのでよし。

宇宙空間にぼーっと浮いたハゲのおっさんという変なジャケットではあるけれど、この微妙な浮遊感が、アルバム全体に感じられるそれとなかなかマッチしていていい感じ。

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Maiden Voyage / Kellee Patterson

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Kellee Patterson の Maiden Voyage。 Maiden Voyageといえば、H. Hancock の名曲で、へんてこなジャケットの多い Hancock のアルバムの中にあって(苦笑)、渋い配色と切れのある構成がとても印象的なジャケットを持つアルバムのタイトルにもなっている。

で、Kellee Patterson のこのアルバムはと言えば、全体としてはまぁそこそこって感じのアルバムなんだけど、コレだけはすごくよいなぁと思う曲が一つあって、A面1曲目 MAGIC WAND OF LOVE。どうして、こっちをタイトルにしないんだろうってくらい良い。いわゆるこみ上げ系ソウル(誰がつけたか知らんが、実際にそのように言われる音楽を聴いてみるとなるほどと思える(笑))みたいなジャズとでも言えばいいのだろうか…、この人のちょっと子供っぽい声質は、大好きな Lynn Marino に似ていなくもなく、それがまたこの曲に良く合うのだ。だから、逆に Maiden Voyage などは、なんだかちょっと違う…。

それにしても、このレコードちょっと高音域があまりにも割れる…ボーカルの単語の始め始めに、「ジジッ」みたいな嫌なノイズがのってしまう。もうだいぶ古いからかなぁ。とはいえ、いかにもアナログっぽい感じでそれはそれでしょうがないし、悪くはない(と思ってみることにした)。

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Braziliana / LUIZ BONFA & MARIA TOLEDO

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久しぶりに音楽を聴ける。なんだか慌しくてそれどころではなかったのだ。が、本当はこんなときこそ更ける夜に音楽をのんびりと聴くのが良いのだな。少々甘いが、Luiz Bonfa & Maria Toledo の Braziliana なんかはこんなときに聴くにはもってこいな音楽。丁寧で洗練された Luiz Bonfa のギターが奏でる音楽は全て Bonfa 本人の作曲であって、また Maria Toledo のボーカルは、奥さんだけあって息もぴったりでなんとも心地よい雰囲気で満たされる感じ。

曲の始まりに、特になんとも言えない郷愁を感じさせる Instrumental な Boticario あたりが個人的にはいいなぁと。また、Whistle Samba、Guanabara、Sambura (特に、コレ) のスキャットを聴いているとすっかり和んでしまい時間の感覚がなくなってしまう。

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2004年05月24日

Madrigal / Chihiro Yamanaka Trio

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レコード屋さんの一角でピアノトリオのDVDが流されていたのだが、これが非常に気になった。かわいらしく細い女性が非常に力強いタッチでこちらが圧倒されるような演奏をしている。見た目のかわいらしさからは想像できないような筋肉質な背中が映されて、演奏の力強さを象徴しているような感じ。

山中千尋トリオの Madrigal。まだ、最初の2曲しか聴いていないのだが、これはなかなか面白い。スウィンギーで非常に心地よいナンバー Antonio's Joke。そして軽快な8ビートの Living Time Event V は、この人ホントにピアノを実によくコントロールしているって思わせる難曲。テーマへとつながっていくスピード感あふれる始まりの20秒間がスリリングで、またテーマがかっこいい。

あんまり最近の人の演奏って聴かないのだけれど、この人はちょっとファンになりそう。ほかの曲を聴くのが非常に楽しみだし、ライブがあるのならばぜひ行ってみたいですね。

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2004年05月21日

DEVIL DANCE / JOHN THOMAS & LIFEFORCE

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3000 Worldsを手にしてすぐに、とにかく買わなきゃと手に入れた John Thomas & Lifeforce の Devil Dance。今は国内版のCDがあったりしてもうなんだかなぁと思ってしまうのだけど、当時は国内では手に入らなかったので 苦労して取り寄せた気がします。ラテンフュージョンとでも言えばいいのか、Conga がリズムを刻むタイトル曲 Devil Dance がいきなり良い。そして、ホントに気持ちの良い MONIKA LINGES のスキャットから始まる Maryke、とかく MONIKA LINGES が注目されがちだけど、その後の JOHN THOMAS のギターソロ、さらに続く ANDY LUMPP のピアノソロがめちゃめちゃかっこよく、僕みたいにこの手の音楽が好きな人間にとっては背筋にぞくぞくきて、「うわ、これキタっ」て感じなのです。John Thomas & Lifeforce が残した 3000 Worlds と Devil Dance はホント傑作だと思います、はい。

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2004年05月19日

Troupeau Bleu / CORTEX

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これは、結構いろんなところに出ている CORTEX の Troupeau Bleu。高く澄んだ声の女性ボーカルとエレピが気持ちの良い曲が多くジャズというよりはソフトロックって感じ。そんな中でも A面3曲目の L'ENFANT SAMBA が良い。いい感じで脱力なボーカルが終わったと思うと、サックスのソロが入ったりしてアンバランスな感じでありながらかっこいい。脱力といえば、このアルバムの1曲目 LA RUE は日本語で聴くと「ラヒュー」って聴こえるのだけれどそれが曲頭にいきなり入ったりして初めて聴いたときは笑った。

タイトル曲の TROUPEAU BLEU や それに続く PRELUDE A "60 ROUND"、CHANSON D'UN JOUR D'HIVER ではか細く高い女性ボーカルがなんとも言えない哀愁を誘う。このアルバムはなかなか面白いんだけど、確か次のアルバムはだめだめだった気がする。

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SOM 3

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サンバランソ・トリオのリーダピアニストの CESAR MARIANO がサンバランソ・トリオ解散後に率いた SOM TRES のアルバム。サンバランソ・トリオのセンスのよさを持ちながら、ホーンやオルガンなどを加えてよりヒップなジャズ・ボサ を聴かせるユニットで以前からすごく好きでよく聴く。FOR ONCE IN MY LIFE や SE VOCE PENSA はホーンをフィーチャーして 重厚な音でホント元気になるような曲を演奏していく。今みたいなこんな気分なときにはもってこい。

B面は、よーく聴くとポコポコと木魚の音のようにも聴こえるパーカッションが面白い HOMENAGEM A MONOGO から続くフロア受けしそうな QUE PENA も良い。また、B面のラストの CARUARU もパーカッションに導かれてホーンが賑やかで楽しい。ここまでくると、これが本当にあのサンバランソ・トリオを率いたリーダのやることなんだろうかとも思えなくはないが、ほんとにバラエティに富んでいて非常に面白い一枚。

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2004年05月11日

LE TRIO CAMARA

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たぶん、ここでちょくちょく書いているようなレコードが好きな人は知っているであろう Les Masques のバックをつとめた Le Trio Camara 。あの ピエール・バルーが見つけ出して、フランスのサラヴァからリリースされた唯一のアルバム。ヨーロッパらしい洗練されたセンスでブラジルのボサやサンバの名曲が演奏され聴いていて実に心地よい。

だけど…

完成度の高い演奏だとは思うし、基本的にこの手のものは大好きなのだけれど、基本的に名曲のカバーであるという点、そして完成度が高いという意味では何だか Sambaranco Trio 等と区別がつかず、面白みにかけるといえなくもない。もちろん好きなんです。けど、なんというか一度聴いたらおなかいっぱいでごちそうさまでしたみたいな。

関係ないけど、目だけが共有された3人の絵が怖い。

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COMIN' AT YA ! / COKE ESCOVEDO

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COKE ESCOVEDO の COMIN' AT YA !。メローソウルなどを聴く方には有名どころの Jonny Bristol のカバー I Wouldn't Change A Thing が白眉。原曲とは異なって、パーカッショニストらしく軽快ではねるようなリズム感がダンスフロアにもってこいという曲。そして、もうひとつこの曲がすきなのはホントちょっとなんだけど Joe Henderson によるキャッチーなサックスソロがあるから。これなんかはアドリブネタに使えそう。とかく、この1曲だけが注目されがちなこのアルバムだけれど、Jose Feliciano の Stay With Me がなかなかいい。曲は抜けるように明るい女性ボーカルが気持ちよく、また Joe Henderson のテナーがここでもかっこいい。でもまぁ、その2曲以外は正直う〜ん、あんまり好きじゃないなぁ。

そして、このジャケット。これがなんか脱力するというか、パンチを決めた側のボクサーの顔がね。

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2004年05月04日

cracklin' / roy haynes

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roy haynes の Cracklin' 。この人のドラミングもまぁ良いのですが、やはりサックスやってる人間としては Booker Ervin のサックスが気になってしまうのは、しょうがないっちゃしょうがないのです。3曲目の Sketch of melba、これはトロンボーン奏者 Melba Liston に Randy Weston が捧げた曲なのですが、ここでの Booker Ervin のゆったりと静かなテナーと Ronnie Mathews の繊細で美しいタッチのピアノはたまらないのです。もちろん、Roy Haynes のドラム、Larry Ridley の bass 含めて全体としてのバランスが素晴らしいからこそ更に引き立っているのですが。それから、B面 2曲目の 有名なシャンソン Under Paris Skies。テナー低音域の太くて深い音がこのシャンソンのテーマに実に良く合う。昔フランスを一人旅したときに入った Lapin Agile でこの曲(くらいしかシャンソンって知らん)を演奏してもらったのが思い出されてちょっと懐かしい気分に浸れるのです。

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Flyin' Lady / Jan Ptaszyn Wroblewski Quartet

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おそらくこんなのを聴く人はあんまりいないんだろうなぁ(笑)。例のごとく、東欧もので Polish Jazz から テナーサックスの Jan "Ptaszyn" Wroblewski 率いる Jan Ptaszyn Wroblewski Quartet による Flyin' Lady。このアルバムでよいなぁと思うのは、まず 3曲目の Bossa Nostra。青空を想像させるような明るい曲調は、Bossa Nostra (私たちの Bossa) という曲名からすると、この人の Bossa という音楽に対する解釈なのだろうか。そして、白眉は 4曲目のタイトル曲 Flyin' Lady。すべてオリジナル曲のこのアルバムにおいて、個人的にはスローでこみ上げ系な曲調も好きだし、何よりこの人の優しく柔らかいテナーの音色によくマッチしていてすごく良いなぁと思う。

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2004年05月03日

El Nuevo Sonido Del / Chivo Borraro

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Chivo Borraro という人の El Nuevo Sonido Del 。アルゼンチンのテナーマンらしく、結構有名な人らしいけど全然知らなかった。コルトレーンとかファラオサンダースを髣髴とさせる演奏で渋くハード。オリジナルの 1曲目の Charlie's blues や 2曲目の La Paz も面白いが、Gershwin の Summertime の演奏も渋くてカッコイイ。

この人のテナーの音は、微妙にくぐもったような音や高音域でのむせび泣く様な音が特徴かな? 自分がアルトで出すような音とはまったく違う音がする。当たり前のことではあるのだが、こういうのを聴いて比べるのはなかなか面白いことではある。

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2004年04月28日

ジャケット並べてみた

いつもレコードを紹介しようとするたびに、あれ、このレコードって以前書いたっけ?などと思ったりすることが増えてきて実は困っていました。

それから、ジャケット自体がデザイン的に優れていたりするものが多いので並べてみると綺麗かなぁ、それに blog って過去のコンテンツが死んでしまいがちだなぁとも思っていました。で、ためしにこれまでこのページで適当なことを書いてきたものを一覧にしてみました。まだちゃんと作っていないので、TOPページへのリンクは張っていないのですが、こうやって見てみるとなかなかいい感じです。

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Pure Getz / The Stan Getz Quartet

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The Stan Getz Quartet の Pure Getz 。Concord に移籍してからの初めてのアルバムってことは結構晩年のアルバムになるのかな。Getz ってボサノバだけじゃないんだよなーという当たり前のことを何か意外だなといい意味で裏切ったような感じで思い起こさせてくれるアルバム。3曲目 Bill Evans の Very Early や 5曲目の I Wish I Knew の演奏を聴いているとやっぱり Getz のテナーはいいなぁとしみじみと思ったりするものです。耳に残る派手さキャッチーさには欠けるかもしれないけれど落ち着いてゆっくり聴くとそのよさをじんわりと感じることができます。

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2004年04月26日

SUNSET SUNRISE Rare Gems From Bulgarian Vaults

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東欧のジャズと言えば、Cosmic Sounds。ここから出ていた 60年代から70年代にかけてのブルガリア(! でしょ)のジャズのコンピレーション(ジャケットが違うけど、P-Vine から再発されてるよ、びっくり。サンセット‐サンライズ~レア・ジャズ・フロム・ブルガリア)。フェンダーローズ、エレピ、テナーサックスの見事なコラボを聴くことのできる 4曲目の A Sunday Afternoon Walk を中心に全体的に浮遊感のあるエレクトリックジャズとでもいうのかな? 電子楽器を多用した曲が多い。5曲目の Dawn はその典型、なんだろうコレ、すごく不思議な曲なんだけど "Dawn" というタイトルが笑っちゃうほどぴったりな曲。YORDAN KAPITANOV の A Trip は、僕としては結構好きな感じの曲。だけど、聴いててなんか変に落ち着かないアルバムかも。

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2004年04月25日

PREMIUM CUTS SYLVESTER

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元々はテレビやラジオ局用のBGMとして作られて、当時はあまり一般には流通しなかったライブラリーらしい SYLVESTER の音源。ヴィブラフォン、スキャット、フルートなどなど、好きな人にはたまらない一枚な気がします。Cluade Vasori の CHA BA DA BA DA が有名だったりするけれど、個人的には Vladimir Cosma という人の SOLEIL A VENDRE という曲がすき。いかにも映画音楽といった感じで、Michel Legrand を思わせる音楽、美しいフルートがひたすらメロディを奏でつづける。またその音がなんだか口笛にも聴こえなくもなくて、それがまたすごく切ないというか哀愁を感じさせるのです。この曲が映画音楽かどうかはわからないけれど、映画音楽って あるシーンを象徴的に表現したりする必要があるからか、だいたいどれも2分くらいと短いものが多いですよね、だからなんだか感情とかある種のエッセンスが凝縮されているみたいですきなのです。

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2004年04月23日

Stan Getz & Bill Evans

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Stan Getz & Bill Evans 。この組み合わせ、僕としては悪いわけがなく、いろいろという人もいるとは思うのですが、ぼくは好きですねこのアルバム。Night and Day は曲自体も好きで、二人のリリカルな演奏もとてもいい感じ。来日記念盤とのことらしく日の丸がモチーフの独特なジャケット。全体的にクールで抑えられた演奏で、ほんとにあっさりと聴ける。Stan Getz の演奏を聴いていると、あーテナー吹いてみたいと思い、Bill Evans のピアノを聴いていると、ピアノをもう一度やってみたいなと思ったりする。さらりとしていて、かつ丁寧で美しい演奏。今まで、Night and Day が好きで何度も聴いていたけど、But Beautiful とか Grandfather's Waltz とかもとってもよし。

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2004年04月19日

Sunday At The Village Vanguard / Bill Evans

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BILL EVANS の Sunday At The Village Vanguard 。僕はもともとクラブ系のジャズからジャズを聴き始めていたりするので、正統というか普通はこういうのから聴くでしょみたいなのをまったく聴いていなかったりする。それがまたとっても幸せなことだなぁと思うのは、こういうアルバムを聴いたときなのだ。

言うまでもなく素晴らしいスコット・ラファロのベースライン、ポール・モチアンのベースに身をまかせ、エバンスの奏でるメロディを聴く。ほんとに良いなぁと思う時間、芳しい珈琲がほしいなぁと思う時間。深夜だけど、少しボリュームを大きくしよう。三位一体と呼ばれるにふさわしいこの音楽を聴くには、小さい音ではもったいないよ。

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2004年04月18日

PAULO MOURA QUARTETO

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Paulo Moura Quarteto 。この人のアルバムずーっと探してたのですが、偶然下北沢のディスクユニオンで見つけた。Tenorio Jr. の embalo というアルバムに参加しているのを聴いてからレコ屋に行くたびになんとなく名前を探すも全然見つからなかった人。今までいろんなアルトサックスの演奏を聞いてきたけど、自分が吹きたいと思うサックスの音色にもっとも近い音を出す奏者の一人な気がする。情感豊かでかつ柔らかく深い音色なのだ。

このアルバムは、ボサノバ色の強い embalo よりもずっと ジャズ寄りな演奏ではあるが、これもまた素晴らしい。5曲目の チャーリー・パーカーの YARDBIRD SUITE や 6曲目の心地良いジャズ・サンバ SAMARINA あたりが白眉。これを再発している whatmusic.com、なかなか侮れないなぁ。見ると、Paulo Moura のほかのアルバムも再発されているし。

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2004年04月15日

POLISH JAZZ Modern Jazz From Poland 1963-1975

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60年代から70年代のポーランドのジャズにフォーカスをあてたコンピレーション。ははっ、まさに僕みたいな変わりだねが好きな人向けって感じ。実は、ポーランドってヨーロッパにおけるジャズの中でも歴史の古い方らしくて 1956年には最初のジャズフェスティバルが開かれたのだそう。

1曲目の Wsrod Pampasow がいきなり渋い音作りでカッコいい。ビックバンド風で以前紹介した MILAN SVOBODA のアルバムが、これに近い感じ。この曲を作曲した Jerzy Millan は Vibraphone 奏者で、ほかに Bazaar というアルバムを残していたりします。3曲目の Mala Septyma (Minor Seventh) もなかなか面白い曲で、Vibraphone と ドラムに導かれるサックスがきまっていて、これは Strata East から出てきそうな曲。4曲目は、上の MILAN SVOBODA のアルバムでもすばらしいアルトを聴かせている Zbigniew Namyslowski Quartet の Fair Lola。この人の音色はホントいいです。

今回も JAZZANOVA COMPOST RECORDSからでした。ここからは、東欧のジャズのコンピレーションがいくつか出ているのだけど、ページ見ると、なんかいろいろと充実してそう。

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2004年04月11日

VOCAL JAZZ FROM POLAND 1965 - 75 / Novi Singers

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Novi Singers はたぶん、東欧のジャズを聴き始めたきっかけを与えてくれたグループ。基本的に、歌詞はなし。スキャットのみ シャバダバ〜、ドゥビドゥビ、ダバダバ、ほんとそれだけ。でもね〜、それが妙に心地よいのですよ、このグループは。バカラックの It Doesn't Matter のカバーやスピード感あふれる The Runway、ソフトロック調の曲など内容もよし。

今日は、ほんとは外に出かけたかったのだけど…。昨夜携帯のゲームを久しぶりにやったら、なんだかはまってしまったうえに、なかなか終わらず 1時間強。1000000点とったころ、左腕がかたーくなってることに気づいてそこでやめたのだけど、痛みが引かず大変。ゆっくり休まざるを得ない情けない状態になっていたのでした(苦笑)

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2004年04月08日

A Vontade Mesmo / Raulzinho

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ハウルジーニョというトロンボーン奏者がサンバランソ・トリオをバックに従えて仕上げたジャズサンバの名盤。サンバランソ・トリオの楽曲はほんと好きなので、それはまったく文句のつけようがないのだけど、ハウルジーニョという人のトロンボーンがやたらとすごい。ほとばしるようなフレーズ、あの楽器をどう使ったらこんな演奏ができるのかいなと思ってしまう。だって、あれ管の一部をスライドさせて音出すんだよね、サックスみたいに運指があるわけじゃないんだよね、ありえない(笑)。

またジャケットも洒落ています。こういうのはやっぱり思わず手に取っちゃうんですよね。で何にも知らないのに買ってしまうわけです。でもまぁ、そんな感じで面白い曲が見つかるからやめられないんですよね、レコード漁るの。

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2004年04月05日

色彩のブルース / EGO-WRAPPIN’

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EGO-WRAPPIN' の 色彩のブルース 。今となっては、もうメジャーな人たちですが、色彩のブルースは、まだこの人たちがぜーんぜん有名じゃなかった(と思う)ころに dictionary が昔やってたビデオシリーズの中で紹介されていて、その歌唱力や楽曲の面白さに驚いた曲です。独特な声、昭和歌謡とジャズとブルースのエッセンスがブレンドされたような曲、ただもんじゃないって感じでした。

タイトル曲の色彩のブルース、テナーで吹くとかっこいいんだよね〜。ちょっとやってみたいんだよな、コレ。

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2004年04月02日

NO NO NO... ESTAMOS NA NOSSA / Anamaria & Mauricio

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マルコス・ヴァーリの元奥さんの Anamaria と Mauricio による NO NO NO... ESTAMOS NA NOSSA。Anamaria といえば、マルコス・ヴァーリの名盤(と思っている) SAMBA'68 で素晴らしいボーカルを聴かせる人です。

このアルバムは、1曲目の FREIO AERODINAMICO からいきなり「きたっ」て感じの曲です。単調なんだけど、高速スキャットとピアノ、ギターの音色に思わず身体が動きます。そして、2曲目の LE LE LE ではさらに気分は高揚して、スキャットに合わせて口笛を吹いてしまいます(笑)。大音量で聴いていたら、間違いなく踊ってしまうでしょう。そこから、ESCRITO NA PAREDE DA VARANDA では、ゆったりと Anamaria のボーカルを聴きながらクールダウン。そして、タイトル曲の NO, NO, NO, ESTAMOS NA NOSSA。楽しくなってくるようなイントロに始まり、2人のデュオを十分に堪能します。そして、A面最後の MADALENA。なぜか歌謡曲のような懐かしさを感じる面白い曲。こんな感じで、A面だけでも盛りだくさん!

B面では、QUEM VEM DE LA、Anamaria のボーカルが冴える AMEM AMERICA も素晴らしいのだけど、ELE E ELA がまた良い。2人のボーカルも良いのだけど、控えめなピアノがバックで奏でる音がすごく好き。ラストの FOTOGRAMA "Click" のコテコテなサビも結構好き。とにかく、このアルバムは、この手の曲が好きな人間にとって、12曲はずれなしといってよく、どれも素晴らしいので、逆に聴いていて疲れるくらい(笑)。

ルパンの楽曲とか好きな人にお勧めです(なんで急にそんなこと思ったのか良くわからんが、実際そう思う)。

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2004年04月01日

la rana / Agustin Pereyra Lucena Quartet

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かわいらしいデザインのジャケットが印象的な Agustin Pereyra Lucena Quartet の La rana というアルバム。以前ここでも書いた CANDEIAS に コンポーザおよびギターで参加している Agustin Pereyra Lucena ですが、ここでも実にセンスを感じさせます(CANDEIASはホント良いです)。ブラジルのサウダージ感とヨーロッパのエスプリが融合したような独特な雰囲気を持つ楽曲。そして、抜けるようなフルートの音色、美しいメロディ。久しぶりに聴いたけど、しばらくはまりそうな一枚。

A面 1曲目は Ivan Lins の 3 HORAS DA MANHA。フルートの音色が美しく、また楽曲自体が素晴らしく、のっけから思わずため息をつくような感じ。DEPUES DE LAS SEIS では、優しい風が吹き抜けるようなギターのフレーズがたまりません。また、ボサノバによってバロック音楽が解釈されたような TEMA BARROCO も面白い。こんなLPが転がっていたとは(笑)。

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2004年03月28日

Practical Symphony No.5 / Museum of Plate

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Practical Symphony No.5 。サイゾーを読んでいたら、Museum of Plateの塚本サイコが今月の選者として、「アンビエンスピアニストとアジアンスイーツと女将との関係」ってなことで紹介されていた。そーか、Museum of Plate はもう10周年なんだ。この人が、デザートカンパニーをやってたなんて全然知らなかった。びっくり。

それにしても、サイゾーの写真で見せている風貌、予想とぜんぜん違う。もっと弱々しい感じかと思っていたけど。アルバムの方は、なんだろう独特の空気感(冷たさ、病的、荘厳…)があって、空間音楽とでも言えばいいのかな、独特な奥行きを感じさせるようなものが多く、BGMとしてぼんやり聴いてるとなんだかちょっと眠くなるような(笑)。ジャケットの花の生々しさと、ガラスのように張り詰めたピアノの音やコンピュータによって作られた音の組み合わせが何かちょっと対照的な気もする。

アジアンスイーツか、ちょっといいかも。

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2004年03月27日

GEORGES ARVANITAS TRIO IN CONCERT

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GEORGES ARVANITAS TRIO の IN CONCERT。最近は、澤野工房からいくつかCDが出ている GEORGES ARVANITAS ですが、これは澤野からのものではなく、FUTURA RECORDS の LP。真っ黒なジャケットが妙に気になったかな。

A面 1曲目 SIXIEME SENS からスリリングで流れるような ARVANITAS のピアノが気持ちが良い。ハードで、ベースとのやり取りに緊迫感が漂う感じ。1969〜1970年の録音にしては、録音状態が良く、各々の音がなんというか生き生きしている感じ、これはライブ版だからというのもあるかもしれない。それは、B面2曲目の INDIAN でさらに研ぎ澄まされ、16分に及ぶこの演奏は本当に素晴らしいの一言。おそらく即興と思われれるのですが、名演だと思います、これ。

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2004年03月25日

JAZZ (NOW) IN ITALY

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エラルド・ヴォロンテ(という人の(笑))の代表的傑作と言われている一枚だそうです。ぜんぜん知らんのだけど。1曲目の Eclypso がなかなか良いです、ヨーロッパらしいセンスを感じさせる音楽。こういうのは好き。2曲目の Flamingo でのソプラノの音はコルトレーンの影響を受けていて、フリージャズっぽい。理解不能なメロディに、ソプラノサックスやピアノ、ベースやドラムも含めて全部が不協和音を奏でるような感じで、あんまり好きではない。面白いといえばそうなのかもしれない、ソプラノサックスの音はまるで日本の笙の音みたいに聞こえたりする。4曲目のOrnetteは、即興でありながら非常によく計算されたように緊密なバランスの上に成り立っている音楽のようで聴き応えがあります。

1曲目以外は、僕にはちょっと難解です。

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TAXI DRIVER

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TAXI DRIVER のサントラ( Taxi Driver: Original Motion Picture Soundtrack )。映画をちょっと前に見たのもあって、目に付いたので聴いてみました。映画は確かに素晴らしいのですが、それをさらに魅力あるものにしているのが、このテーマ音楽。これがあまりにも印象的なので、CDの中の他の曲はほとんど耳に残らないです。わかりやすく、思わず口笛をふいてしまうトムスコットのアルトサックスはほんと良いです。また、音楽と映像が実に良くリンクしていて、このテーマを聴くと、映画で見ることのできる NY の退廃的な雰囲気や若きロバートデニーロやジョディフォスターの演技が鮮明に浮かんできます。

そういえば、これ自分でも吹いたことがあったっけ。でも、トムスコットの演奏を改めて聴いてみると、これほどサックスが朗々と歌うような演奏ってあまりないなぁと思う。

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2004年03月23日

numero uno / Jazztronik

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ジャケットの雰囲気がちょっと Floating に似てたので、引っ張り出して聴いてみました。こういう綺麗めなジャケットはやっぱりLPのものに限ります。Jazztronik の numero uno 。この間あんまりかも って書いた Bebeが Vocal なんだけど、こちらではなかなかいいのがあります。A面 1曲目 「Brisa」 や B面 3曲目「すき」 なんかは、なんとも言えない哀愁があって、Bebe のヘタウマな感じがなんだか良く合うのです。このアルバムは確か、今はメジャーとなりつつある Jazztronik のファーストアルバムの復刻版だったような気がします。好きな路線ではあるのだけど、なぜか最近は手が伸びないな…今度見たら新しいのも買ってみようかな。

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2004年03月22日

Floating / Monika Linges Quartet

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Monika Linges Quartet の Floating。例のごとく NABEL からの一枚。薄い紫の水面のと文字だけのシンプルで美しいジャケットは、このアルバムにちりばめられた美しい曲、メロディ、そして Monika が聴かせる軽やかなボーカル、軽快なスキャットをよくあらわしているかなと思う。

アルバムの曲順では、1曲目が Too fond of Samba って書いてあるんだけど、歌詞カードやその歌詞内容と照らし合わせると、どうも1曲目は、Till We Get There。で、この曲がいい!ボーカルが少し細すぎるかなという感じもあるけれど、それが少し哀愁を感じさせるメロディとあいまって、なかなかいい雰囲気。この曲はかなり好き。

アルバム全般的に、エレピが心地よく、浮遊感を感じるような曲が多いです。 ただ、Lonnie Liston Smith みたいな Cosmic な浮遊感って感じじゃなくって、もっと聴きやすい感じです。この人が参加しているアルバムは、とりあえず片っ端から買ってる気がするし、お勧めです。

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2004年03月19日

HASSAN'S WALK / DADISI KOMOLAFE

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DADISI KOMLAFE という人の HASSAN'S WALK というアルバム、何にも情報無し、何者?。

アフリカ地図に宗教的・土着的なモチーフというジャケットからは想像もできないほど美しいメロディのタイトル曲、HASSAN'S WALK。ここでの DADISI KOMOLAFE の Flute の演奏は、何かが乗り移っちゃったみたいにちょっと神がかり的で、また、Rickey Kelly の Vibes との絡みも素晴らしい。一歩間違えば、理解不能ってな感じになりそうな音楽だけど、旋律の美しさのおかげで成り立っているような感じ。15分超の大作。

2曲目は、Wayne Shorter の Speak No Evil のアレンジ。スピード感溢れるドラム(ボンゴ?)に魅力的なテーマがフルートで奏でられ、これまた素晴らしい演奏だと思います。

B面では、DADISI KOMOLAFE のアルトが聴けます。Flute とはかなり趣を異にする演奏です、音の印象はどちらかというと硬く、むせび泣くような音。なんで、ROUND MIDNIGHT 聞かせる バラードは、そんな演奏スタイルが曲にあっていてなかなか良いです。

演奏や曲の素晴らしさだけでなく、非常に技巧的であることも特徴といえて、そういうのを聴くだけでも楽しめそう。これは好き。

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NIGHT LIGHTS / GERRY MULLIGAN

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なんか、Amazon の アソシエイトプログラムから積極的に紹介してねーとかメールが来たので(笑)、紹介できるCDを選んでみることにしました。GERRY MULLIGAN の Night Lights 。まさに夜に聴く音楽って感じで、こんな体調の悪いときでもじんわりと染み入るような選曲でなかなか。タイトル曲は、Gerry Mulligan のピアノのテーマに続いて、Art Farmer のトランペットによる 1コーラスアドリブ、Bob Brookmeyer が続いてトロンボーンで 1コーラスアドリブ、最後に Gerry Mulligan が再度テーマを弾いて終わり。シンプルで洗練された演奏。

Gerry Mulligan のバリトンが奏でる上品で洗練された音楽が聴けるのは、2曲目の黒いオルフェのカーニバルの朝や 4曲目の ショパンの Prelude in E minor。バリトンサックスだからといって決して低い音程の音だけではなく、実に優しく柔らくそれでいてまたクールと言うのが相応しい音なのです。

全曲はずれがなく、アルバムとしての完成度も高いと思います、コレ。

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VIVA BRAZIL

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VIVA BRAZIL のファーストアルバム VIVA BRAZIL 。ALIVE や 阿川泰子もカバーした Skindo-Le-Le のオリジナルが収録されているアルバム。もー気分がブルーなので、こういうの聴いて、うさばらしー…といいたいところだけど、なんだかむなしい。これ以外の曲が、曲の軽さに対して男くさい感じがしてちょっとアンバランスだなぁと思えなくもないのは、今の気分のせいかなぁ。

聴いたことない人は、ぜひ一度聴いてみるといいですよ、SKINDO-LE-LE。好きな人は、きっとこの曲をきっかけにブラジリアンフュージョンなんて言葉をキーにして音源を捜すと楽しいことになります。

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2004年03月16日

MILAN SVOBODA & The POLISH-CZECH / CESKO-POLSKY BIG BAND

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これは掘り出し物でした。ただ、東欧もの(POLISH とか CZECH って書いてあるのみただけ)っていうのと、このジャケットに魅かれて買った一枚。僕がこうしてちょこちょこと好き勝手に書いているレコードの中では、結構珍しいものかも知れない。

と思って調べてみると、MILAN SVOBODA は、こんな感じで WEB を持っていて、このアルバムの曲も試聴できる。便利なものだなぁ。

このアルバムでは、アルトサックスの Zbigniew Namyslowski、テナーサックスの Tomasz Szukalski が聴きどころ。特に、1曲目 POCTA PANU G.E.で聴かせるソロは、1音1音の出し方(音色がとにかく好き)だけでなく、技巧的なフレーズをさらりとやってのけるところも良い。曲としてはこの1曲目と3曲目の KRAKOVSKY JAZZOVY FESTIVAL が楽しいかな。KRAKOVSKY JAZZOVY FESTIVAL は、なんだか運動会でかかりそうな感じの曲(笑)で、ジャジャジャジャ ジャ パッ みたいな。でも、紙一重でこの曲をかっこよく決めているのは、サックスとギターのソロ。ある意味、コテコテな音楽ではあるのだけど、これはかなり好き。

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2004年03月14日

sombossa / mandrake som

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怪しさ満点のジャケット(^^;)、なぞのパーカッショニスト、Mandrake Som の sombossa。イタリアもの? 全体的には、IRMAやSCHEMAなどから出てきそうなジャズサンバ。ジャケットには曲名すら書いてなくて、日本で再発されたときについた帯に小さく書いてあるって始末。

1曲目の エウ・ナオ・クェロ・ネム・サーベルは、身体が思わず動いてしまうこと間違いなし、強力なパーカッションと絡むサックス。サックスは、いい感じに力が抜けた感じでさらり。この曲はできれば吹いてみたい!2曲目の ソウル・サンバもしかり。

女性ボーカルをフィーチャーしたり、ビリンバウなどをカバーしたりとバラエティにも富んだ内容。かつ、ほぼ全曲にわたってメインとなるサックスが、なんだか自分でも吹けてしまいそう。そんなこともあって、これはかなり好きなアルバムです。

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AND IN THIS CORNER / TOM LELLIS

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TOM LELLIS の AND IN THIS CORNER。なーんとなく、Mark Murphy を思わせる渋い声。で、そんな声で、高速なサンバビートに乗って歌うもんだからちょっと違和感がなくはない。1曲目の Lucky Southern を聴くと、おぉー、これはありかもと思えるんだ。けどね、失礼ながら、この曲は女性ボーカルに歌わせたらもっといいかもなと思ったりしてしまう。

このアルバムは、確かちょうど突発性難聴になった日に聴いたアルバム。だから、なんとなくあんまり聴いていなかったんだ。改めて聴いてみると、まぁそこそこかなって感じ、そんなとこ。

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2004年03月12日

LIVE FROM CONCORD TO LONDON / ERNESTINE ANDERSON

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ERNESTINE ANDERSON の Live from Concord to London 。これは、とにかく良いです。渋くかっこいいボーカルを楽しめます、楽器を操るかのように自由自在に歌い、かつノリがよく楽しんでるけどはずさない落ち着きがあり、聴いていて楽しいし気持ちが良い。中でも、Love For Sale がいい。Cole Porter の曲が良いってのもあるけど、とにかくカッコイイ。他にも、Days of Wine And Roses や Take The 'A' Train などスタンダードも実に良いのです。

運行中止になってしまったコンコルドのジャケットも、シンプルでシャープでいいです。飛行機の中で、こんなライブを流してくれたら、エコノミー席で窮屈でも楽しめそうだな。

もう一回、Love For Sale を聴こう。何度聴いてもこれは本当にいい。

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2004年03月08日

LEMURIA

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Krik Thompson がプロデュースする LEMURIA 。当時まさに血眼に探した一枚。DJの友達が持っていたのを聴かせてもらって、ハワイ のAORってすごいいいかもって思い、ほしーと思って数年手に入らなかったもの。いまとなっちゃ、コンピレーションアルバムに入っちゃうし、フツーに検索エンジンで調べりゃ売ってるところがあるくらい有名になっちゃったけど。

このアルバムは、何といっても 1曲目の Hunk of Heaven とそれに続く All I've Got To Give。Hunk of Heaven は、夕暮れを思わせる静かな始まりから、うねるビートとホーンセクションに導かれるダンスナンバー。良く、珠玉という言葉が曲に使われるのだけど、この曲はまさにそんな言葉を冠にかぶせたい曲。単なるダンスナンバーではなく、独特の哀愁を感じさせるこの曲。ジャケットがそうであるように、曲全体に夕陽のように何かが終わるようなせつなさを感じさせるからかな?

聴くといろんなことが思い出され、また今聴いても、あ〜、これは大好きだわやっぱりって思える一枚。

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SINBAD / Weldon Irvine

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Weldon Irvine の SINBAD。4曲目の I Love You がぐぐっとくるライトソウルってな感じで、昔はこの曲しかまともに聴いていなかったのだけど、久しぶりに全部聴いてみた。Marvine Gaye の What's Going On のインスト・カバーは、原曲のなんというか重い部分をのぞいたような感じで聴きやすくなかなかセンスの良いカバーという感じ。ちょっと驚いたのだが、2曲目 S.Wonder のカバー Don't You Worry 'Bout a Thing と 8曲目の Gospel Feeling では、Michael Brecker が参加してたりしてて、単にソウルのアルバムというよりも、ジャズに近い(実際、ボーカルがあまりフィーチャーされない曲が多い)。

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2004年03月06日

LET ME RIDE / Windy City

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ゆきぞのページで、前にサンフランシスコのある船上パーティでもらったCD(AVLONという人)のことが書いてあり、懐かしいなぁと引っ張り出して聴いていたところ、確かに悪くない曲もあり Let's Straighten It Out を聴いたりすると、またソウルを聴くのも悪くないと思わせるのでした。

Google で日本語ページを引いてみると、トップに引っかかります。AVLON のこの曲

で、ソウルの棚をあさっていたら、Windy City の Let Me Ride を発見。このアルバムでは、Sam Dees の Win or Lose が白眉で、昔は何度も聴いたけれど最近はあんまり。久しぶりに聴くと、ムーディーなコーラス、ハーモニーが心地よく悪くない。S.Dees は、これ以外に、8曲目の Good Guys Don't Always Win と 9曲目の Fool, or Your Man でもその名前を見ることができるのだけど、なかなか良い曲を作る人です。

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2004年03月04日

Mexican Green / The Tubby Hayes Quartet

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The Tubby Hayes Quartet の Mexican Green 。イギリスのテナー奏者、Tubby Hayes という人は全然知らなかった。このアルバムは、テナーサックスの音を嫌というほど楽しめる一枚。1曲目の DEAR JOHNNY B や 4曲目の THE SECOND CITY STEAMER は、「溢れ出る」という表現がぴったりなくらい、とにかく猛烈な勢いで力強い音が楽器から吹き出るような演奏。熱い演奏であることは確かだけれど、それでいて、その音には落ち着きというか柔らかさを感じるので、結構好き。特に、1曲目の DEAR JOHNNY B は、ほんとにカッコイイ曲です。

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3000 Worlds / John Thomas & Lifeforce

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John Thomas & Lifeforce の 3000 Worlds。このジャケット、その配色といい柄といい、どことなく日本的なエッセンスが感じられ、なんかミステリアスな感じにジャケ買いしてしまいそう(実際、ジャケットに魅かれて試聴して買った)。このアルバムの白眉は、スキャットがなんとも素敵な女性ボーカル Monica Linges をフィーチャーした Like A Samba。高速なジャズサンバに女性スキャットって王道って感じ。スピード感あふれる 1曲目の 3000 Worlds が好きな人なら、全曲に渡って楽しめると思う。

ところで、レコードの大きさになるとCDと違ってジャケットってその見た目が全く変わってきます。CDで 再発される場合って、必ずしもオリジナルのジャケットが再現されるとは限らなくって、紙ジャケのものなんかは一応再現したりはするけれど、小さすぎて字がつぶれて見えないとか残念感が漂うことが多いのです。一方で、レコードってかけ続けると、なんかちょっと劣化が気になったりもするもので、しょうがないので、AD変換機みたいのを使って無理やりCD化して、そちらを聴くようにしたりするのです。でもそれは面倒。

何でそんなことをずらずら書いてたかというと、このアルバム、レコードもCDも持っているのです。まずレコードで買って、楽曲もジャケットも気に入ってヘビーローテションしてた時期があったのだけど、ある時ふと中古屋さんで、同じCDが売れ残っているのを見て、なんか、みょーに買わなきゃって気分になって買っちゃったのです。愛着を感じてしまったとでも言うのか…

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2004年03月03日

BOSSA NOSSA / BEBE

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Bebe の Bossa Nossa 。昔聴いたときは、漠然とありかなぁと思っていたけど、今はダメかも。柔らかい声で聴きやすいようでいて、なんか独特の癖があってちょっと違う。矢野顕子みたいな声、あまったる〜い感じ、きっと好きな人は好き。アレンジは、おしゃれな感じ、たぶんカフェ向けBGM。ジャケ買いしたんだっけ?、ジャズとかボサノバが意識されているようだ、写真はかわいらしい、面白いかも、じゃあ買ってみよう。てな感じだったのかな?

初めてホームページみた、なんか違う…。写真だけじゃなくって、ページ全体のテイストが曲に全然あっていない。このアルバムだけが、なんか別物だったんだろうか?

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2004年02月29日

Sandra Lee

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辺見えみりのお母さんの辺見マリが Sandra Lee としてリリースしたアルバム。須永辰夫とApril Setが担当。70年代に大ヒットしたという「経験」という曲をリミックスした Experience が白眉。始まりのオルガンが印象的で、かつ「やめて〜ぇ、愛してないなら…」と始まるいかにも昭和歌謡って感じのこてこての歌詞がスピード感あふれるビートにのって、いい感じ。やたらとため息が入っていたり、男の低い声で「はははは」って入る笑い声がなんかエロい。

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free soul impressions

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ちょっと前に Marvin Gaye をサックスでやった時に、Free Soul を聴いてから最近この手の音が気になっています。今日は、free soul impressions。

このアルバムは、Free Soul と名のついたコンピレーションアルバムの中で一番最初に買ったアルバムなのでよく覚えている。当時は、邦楽しか聴いていなかった頃で、こういう音楽があるんだ〜ってくらいびっくりしたかな。とにかくたくさんの曲が入っているのだけど、Nyteflyte の If You Want It、Mighty Riyders の Evil Vibrations、Jon Hendricks の Tell me the truth とかはほんと良く聴いたな。歌詞なんかはコテコテのソウルなんだけど、音楽はすごく聴きやすくてグルービー(グルービーって今ほとんど使わない言葉だなぁ)、そもそも Free Soul ってジャンルを問わず、そういう音楽を集めたコンピレーションって謳っていたから、まぁはずれてはいない。

で、このアルバムでやられて、その後リリースされる Free Soul のコンピレーションは多分ほとんど全部買った気がする。だいぶつぎ込んだなぁ…

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2004年02月25日

DOMINGO / Caetano Veloso & Gal Costa

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こんな気分の時は、 DOMINGO なんかを聴くと、元気付くわけでは全然ないけれど気分が落ち着くのです。美しく静かなメロディー。ガル・コスタはこの頃は、すごくいい感じなんだけどなぁ、この後は、なんだかちょっと暑苦しくなるんだよね。

なんだろう、いい意味でカエターノもガル・コスタも力が入っていなくて、語りかけるように静かに歌っていて、だけどそれはわざとらしくなくて、下手をすると歌っているのではなくて、そこで自然に喋っているのではと思えなくもないくらい。ボサノバのアルバムってたくさん持っているけど、これは結構特別に好きな一枚。こうやって久しぶりに聴いたときに「はぁ〜、これいいなぁ」ってじんわりとしみるのが良いですね。

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2004年02月18日

embalo / Tenorio Jr.

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Tenorio Jr. の Embalo というアルバムです。これは、ちょっと思い出深いアルバムでして、結婚式の披露宴の時にピアニストを呼んでいろいろと弾いてもらったのですが、実はそのモチーフにした一枚なのです。全般的に聴いていてうるさくなく、落ち着いた感じのジャズボサで、この頃とくにこういうのが好きだったんだなぁ、で、いかにも結婚式みたいな曲はやだよねってことで選んだような…よくよく考えると随分と勝手なことをしたかな。

5曲目の SAMABINHA での Paulo Moura のアルトサックスが特にすき。この曲は自分でも吹いてみたいと思う目標の一曲で、かつなんとななりそうな感じでもある曲。そういえば、Paulo Moura はもっとたくさん聴いてみたい人なのでした。ちょっと探してみようと思っていたのをすっかり忘れていたのを思い出した(笑)。

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2004年02月17日

Feel It / Kitty Winter Gipsy Nova

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Kitty Winter Gipsy Nova の Feel It です。タイトル曲の Feel It に続く 2曲目の Mato Pato が面白い。とにかく速いサンバビートにのって、パパ〜ンパッパラッパラン… ってな感じの不思議なスキャットと、とにかく耳に残るダンスチューン。もうだいぶ前になるけど、最初に聴いた時は一生懸命に探した覚えがあるなぁ。今聴くと、このジャケットが物語るように、なんともいえない胡散臭さもあるんだけど、それでも面白いし、聴いていてなんだか気持ちよい。個人的には、5曲目 New Morning や 7曲目の Primrose Samba あたりが白眉かな。

まぁ、要するにブラジリアンフュージョンと呼ばれるもので、女性スキャットが入ってるものは、だいたい好きなんだけどね。

2005年3月28日久しぶりに聴いたら、ログがすでにあったので、こっちに追記。Kitty Winter Gipsy Nova の Feel It。ひっどいジャケット写真からは想像できないようなスキャットが繰り出される楽しいアルバム。タイトル曲の Feel It もなかなか印象的なのだけれど、それに続く Mato Pato はスピード感のあるリズムに乗ってあふれ出るスキャットが強烈。特に決め台詞ならぬ決めスキャット「パッパ〜ンヴィダッヴィダッヴィダッ」*3 「パッパラッパラッパ〜ン」がおかしいというか一度聴いたら忘れられないことうけあい(笑)。

New Morning もキュートなボーカル(ホントに写真のおばちゃんなのか…)がスバラシイのだけれど、須永氏が言っているようにスキャットとあわせて入る「パン!パン!」と入る手拍子も印象的。若干トーンが落ちた感じで切ない感じの Primrose Samba は実はこのアルバムで一番好きな曲かもしれない。一つ一つの個性的な曲もさることながら、アルバム全体としてもすごく好きな一枚。

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2004年02月15日

free soul heaven

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サックスのレッスンで、Marvin Gaye をやったのをきっかけに、ちょっと Free Soul 系の音が聴きたくなって free soul heaven を引っ張り出してきました。

このアルバムは、Leroy Hutson と Natural Four を中心としたコンピレーションで、よく「こみあげ」なんて言っていた系列の音(なんだよそれって気もするが、聴けばなんとなくわかると思う(笑))で、ソウルというよりは、どちらかといえばポップスっぽい感じ。Marvin Gaye や Cartis Mayfield よりは軽くて聴きやすく気持ちよく、さびがすごくキャッチーな曲が多い。その典型が、Leroy Hutson の I Think I'm Falling In Love かな。

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2004年02月04日

CANDEIAS

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1曲目の SAMBAIANA が面白い。汽車がシュッシュッ…と近づいてくる音から始まって、何か春の心地よい風に吹かれながら列車旅をしているようなメロディが続く。最後はその汽車がレールをカタンコトン(何か軽い感じ)と走り去っていく音を聴きながらそれを見送っているような雰囲気で終わる。いわゆるブラジリアンジャズだけど、何か遊び心を感じるCANDIASのアルバム。心地よく好きなアルバムの一つ。

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2004年02月03日

The Frank Cunimondo Trio Introducing Lynn Marino


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Frank Cunimondo Trio Introducing Lynn Marino 。プルシアンブルーのジャケットに映る女性の姿がすごく印象的なレコード。久しぶりに聴いたけど、やっぱりこれ素晴らしいと思う。Frank Cunimondo のピアノはラウンジミュージックって感じでさらりと都会的、それに対して、Lynn Marino のボーカルは幼くあやうい感じで、そのアンバランスさがまた良いし、僕はこの Lynn Marino という人の声、かなり好き。Jazz ではあるけど、カーペンターズの we've only just begun なんかもすごく良い。それぞれの曲が素晴らしいし、アルバム全体としても本当に良くできていると思う。初めて買ったレコードにして、いまだに一番好きなくらい気に入っているアルバム。ぜひ聴いてみてね〜。

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2004年01月30日

The Spell / Klaus Ignatzek Group feat. Dave Liebman

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Klaus Ignatzek Group が Soprano Sax の Dave Liebman を feature した 作品。Klaus Ignatzek Group は、女性ボーカルを招いた Airbaloon というアルバムががかなり好き。このアルバムは、多分レコファンで漁っていて偶然見つけて買った1枚。Klaus の流麗なピアノと、 ちょっとくぐもったような(ケニーGとは全く異なる質の音だね(笑))、癖のある音色のソプラノ がおりなすアンバランスな Taste Of Caramel に始まる Side II がなかなか 面白い。Mysterious Dream でも、やはり微妙な音の組み合わせ(なんて表現 したらいいんだろう、きちんとした調和が取れてるわけではないような音の 組み合わせの連続)が、その曲名にふさわしい感じ。悪くは無いけど、Airbaloon の方が良いなぁ。

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2004年01月29日

HOLDING ON / Carl & Joanne Barry

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Carl & Joaane Barry の Holding On。透き通るような声というのは、こういう声のことを言うのだなと思う。高くそれでいて、きんきんこないやわらかい声。そんな美しい声とそれに続くスピード感あふれるギターソロがかっこいい 1曲目の afternoon。タイトル曲の holding on は哀愁漂うしっとりとした曲、物思いに耽るときにいいかな。アルバム全体通して、心地よいボーカル、スキャットが気持ちよいです。ただ、but you are gone でのビブラートは、ちょっとくどいかも、なんか演歌のこぶしみたいに聴こえなくもない。

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2004年01月28日

REARWARD IN ITALY

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Rearward in Italy 。これ聴いていて、何曲目だったか忘れたけど、ふとサックスとトランペットの音について、こんなことを思いました。サックスは何か窒息感があり、何かに押さえつけられるようなイメージの音で、トランペットは、本当に抜けるというか劈くような音というイメージ。
イタリア・ジャズってことで、Piero Piccioni とかが聴けるし、大好きな Dusko Gojkovic なんかも収録されていて、内容も充実、質も高いコンピレーションだと思う。ジャケットには表面にラメみたいな光沢があって面白いんだけど、この渋いコンピレーションのイメージとは全然合っていない気がする。サックスで、ブロウする Night in Tunisia も良いけど、ここに収録される Amedeo Tomaasi Trio のようにピアノで流れるように旋律が奏でられるのもなかなか良いものですな。

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2004年01月26日

DES ANOS DEPOIS / Nara Leao

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懐かしいアルバム Des Anos Depois 。ボサノバを良く聴いていた頃に、このジャケットに魅かれて買ったもの。昨日の散歩(というか、交通の便があまりも不便で山下りで走ったりもしたのだ、今思うと携帯で、タクシー会社の電話番号でも調べて呼べばよかったのに…)で、凝り固まった筋肉が弛緩してしまいそうな、ゆるい音楽(いい意味で)。このアルバムは、ジャケットの雰囲気そのままに、ちょっと暗い感じで、ボサノバの明るさみたいなものはあまり感じない。でもまぁ、そこがありふれたボサノバとちょっと違って良いなと思えるところでもある。

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2004年01月21日

WINGS OF SPRING / Olivier Peters Quartet feat. Joan Johnson

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ドイツのジャズってことで、もう一枚。これは一時期ヘビーローテーションしてた大好きな一枚。最近ふと気づいたのだけど、ジャケット裏に Oliver Peters がサックス吹いてる写真が載っているのだけど、これがもう笑っちゃうくらいダサイおっさん。表の方は「颯爽とかっこいい」感じに仕上がっているのに…。
それは、ともかくこのアルバムでは、2分近くに及ぶ長いイントロから、ジョアンジョンソンのハイトーンなボーカルと疾走するようにスピード感あふれるテナーが絡む Full Moon が良いです。bossa のリズムに軽快な歌声とピアノがのる It's Always Spring も聴いていて気持ちがよくなる曲。

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A SIGH, A SONG / lisa bassenge trio

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lisa bassenge trio というドイツのジャズトリオ。ドイツのジャズチャートで25週連続でトップ5をキープしたアルバムということと、月夜にちょっと怖い妖精(?)が描かれたジャケットが気になったというのと、例のごとく Celeste からのリリースというのも手伝って買った一枚。幅広い選曲のなかでも、8曲目 Joni Mitchell の Blue でのヴィブラフォンの演奏が印象的。ちょうど、ジャケットが示している月夜に響く音楽のように静かでかつ美しい旋律。全体的に、静かに語りかけるような歌声は、じっくりじんわり心に響くようで、なかなか心地良い音楽です。

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2004年01月15日

JAZZ FRANCAIS ET PLUS

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タワレコの店内でかかっていて、RICHARD GALLIANO のタンゴなどを交えながら、なかなかいい感じの曲が続くコンピレーションアルバムと思われるものがかかっていて、なんだか気になったので、なんだろうと見てみると、コレでした。この手のコンピレーションはもうお腹いっぱいなので、いいやとも思ったのだけど、気になったのだからということで買っちゃいました。

最近あまたあるカフェ和み系のコンピとはちょっと違った選曲で(嘘かも、最近はこういう選曲がされていて、これもその一つなのかしらん?)、またアルバム全体としてもよくまとまっていて良いです。

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2004年01月13日

We Could Be Flying / KARIN KROG

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Karin Krog の We Could Be Flying。15年ぶりに北欧から来日するとのことで、この人のアルバムが3枚リイシューされ、これはその一枚。フェンダー・ローズの響きに、ちょっと癖があり、ミステリアスな Krog のボーカルという組み合わせで、これはこれであり。バックを勤める Steve Kuhn の軽快なエレビから始まるサンバジャズの、RAINDROPS、RAINDROPS が白眉なのかな?

この人、ハービーの Mayden Voyage なんかもカバーしてるらしくて、あぁこのスピード感と浮遊感でうたったら、なかなか面白いのかもしれないと思ったのでした。

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2004年01月08日

Kind of Blue / Miles Davis

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Kind of Blue は、ぼくにとってはなんとなく冬のアルバムなのです。それも深々と冷える夜に椅子に座って照明を落としてじっくりと聴くような、そんな感じ。ライナーノーツで、アドリブが日本画に例えられてました。真っ白な絹なり紙に墨を主体にして描く日本画の場合、スケッチはないし、バランスを考えて重ね塗りとかはできない、当然一つの線でさえ書き直しはきかない。アドリブもそうだと。一度切り出されたワンノートは取り消せず、つなぎ合わせるときに、全体のバランスが必ずしも取れない。なるほど、確かにそういうところが面白かったりする。それは、演奏するときそう思うことが多い。一緒にセッションするとき、音色も違えば、やっぱり音の組み立て方も違うのだ。そういう違いが演奏の幅を出したりして面白かったりするのだ、けどなぁ、この演奏は完璧だとおもう。

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ORCHESTR GUSTAVA BROMA

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ここしばらく聴いてなかったなぁ、レコード。ターンテーブルの上に、ORCHESTR GUSTAVA BROMA というアルバムが転がっていたので聴く。これもまた東欧系で、きっとあんまり知られていないものだろうな。東欧ってことと、ジャケットで選んで買ったもんだから。CERNY PASZER って曲の女性ボーカルはどこかで聴いたような声なんだが思い出せない。むかしふーちゃんが作ってくれたテープに入っている曲のボーカルなんだけど、その曲がなんだかわからんってのが痛恨。続いて MRAK って曲もなかなか。ファズトーン気味のサックスが渋いのです。Ashabad のコテコテビックバンドって感じも、ちょっとオリエンタルな感じなメロディもまた良し。

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2003年12月30日

after hours / Dusko Goykovich

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浅川マキさんのライブを新宿PIT INN に見に行った話を書きましたが、そのときスケジュールを見ていて、Dusko Goykovich が 12/13 に PIT INN でライブをやったことを知りました。げげ、ショック。これを見逃したのは痛恨だわ…。

で、なんだが寂しくなったので after hours を引っ張り出してきて聴いたのでした。このアルバムを買う前からなぜか東欧のJAZZにすごく惹かれるのだけど、それはなぜなんだろう。Novi Singers のようなスキャット、Milan Svoboda & The Polish-Czech / Cesko-Polsky といった BIG BAND。ヨーロッパジャズの洗練された感じだけではなくて、独特な哀愁漂う感じがすきなのかなぁ?その中でも、Dusko Goykovich の after hours は傑作だと思う。とくにこの人のミュートが好き、渋く悲しげな音色も、自曲の Old Fisherman's Daughter で聴かせる暖かさを感じさせる音色も、素晴らしいのです。 そして、今なお SAMBA DO MAR で、変わらない音を聞かせてくれるこの人は好きだなぁ(ブラジル音楽をやりだしたのにはびっくりしたけど)。

あぁ、それにしてもライブにいけなかったのは本当に残念…

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2003年12月20日

BUYU / Jose Mangual

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昔聴いて、日記に書いてきたものを MT の方で見られるようにしてみようかなと思う。あっちこっちに散らばってるのもなんだし、MTだとカテゴリで整理して見られるんで、後から自分で見たりするのにも便利かなと思って。Jose Mangual の BUYU。ジャケットのセンスというか色使いが結構好きな感じ。去年の8月に聴いてた。ボンゴとフルートの絡みで始 まる 1曲目がいいです。このレコードちょっと曲がっちゃってて、残念。

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2003年12月14日

まっぴらロック

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金曜夜に、あぁ相変わらずいい感じだなぁと思う人たちとまとやで飲んで、とってもおいしいものを食べて、幸せになったなぁと思いつつ、その一人ゆきぞのログを見てた時に、CKBのことが書いてあったなぁということをふと思い出し、そうだ買わなきゃいけなかったんだ(笑)ってことを思い出して、いくつか買ったのでした。そうだよ、まっぴらロックを聴いて、なんだかいいなと思ったのでした。

確かね、NHKの夢音楽館とかいう番組で、いぜんに桃井かおりの案内で、CKBが出ていて、横山さんと桃井さんってなんだか不思議と雰囲気があうなぁと笑ってしまったことを思い出したりしてすごくおかしいのでした。「なんまいだ〜なんまいだ〜まっぴらまっぴら」なんていいながら、ターンテーブルの上にのってくるくる手動で回してもらっている姿が笑えるのです。

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