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百田尚樹の永遠の0を読みました。本の虫と言っても良い奥さんから適当に借りてきて読んだ本でしたが、読み始めたら面白くて 600ページ強ある本を、やたらと読むのが遅い自分が一日で読みきってしまうほどでした。
戦争に関する本で非常に強く印象に残った本としては、人間魚雷「回天」について書かれていた横山秀夫の「出口のない海」。非常に似た題材を扱ったものではあるけれど、あの本を読んだ時に感じた重厚感とは違い、この本はそういった過去に起こった重い歴史、その失敗を現在に生きる若者がインタビューを通して「天才的な技量を持ったパイロットでありながら臆病者と揶揄された」自分の祖父の姿を追い求める中で記述していて、なんというか今の自分にすごく感情的に受け入れやすく理解しやすい感じがしました。
官僚組織やマスコミの問題、弱いものがコマとして切り捨てられていく社会の構造的な問題、こうしたことがこの小説にも書かれている戦争の悲惨な面を多分に増幅したと思われるわけですが、空恐ろしいのは、こうした問題が今も普通に現代の問題として存在しているところでしょうか。この小説そのものは思わず泣けるラストとなっていますが、こうした観点で、読み終えた後にちょっと怖い感じがしたのも事実です。

カフカ短編集。カフカは好き嫌いがはっきり分かれそうだとは思うんですが…
プロセスとか役割とかがきちんと決められた中で仕事をしている最近においては、こういう突拍子も無い想像力がもたらす不思議な世界ってのはなんかとっても面白いし、凝り固まった思考をほぐしてくれるいい刺激になる感じ。それぞれが極めて短い短編で、まぁいろいろと考えたり解釈したりっていう読み方もあるのだろうけど、単純に感じるまま読み進めると思わず笑いがこみ上げる感じのものが多くて結構笑えます。ちょっとえげつない描写のものもあったりするけど。
たった 2ページの「橋」とか笑うなぁ…「私は橋だった。」にはじまり、「なんと、橋が寝返りを打つ!」に至る…「はぁ?」って感じでしょ…でも面白いんです。表紙に「語りの面白さを十二分にひきだした訳文でおくる短編集」とありますが、訳の良さもこの難解になりがちな作品をとっつきやすいものにしてくれている気がします。
はぁ、おかしかった(笑)
以前、出張帰りの飛行機で暇つぶしをするものないかなぁとコペンハーゲンの空港の本屋さんをふらふらとしていて見つけた数独。もう随分と前からヨーロッパでははやっているようだし、日本でも脳トレみたいな感じでゲームでもよく出てきている気がする。「ナンプレ」とか言って日本でもはやってたかもしれないけど、なんとなく。
小さな本で、一ページに一つ問題が載っているもので、デンマーク語で、なんだかレベルらしき言葉が書いてあって、想像するに、「ものすごく汗かく」とか「ちょっとだけ汗かく」とか、なんかそんな風に感じられる言葉(あくまで英語からの類推でしかないけど)でレベルが表現されてて、結構笑えるんだけど、「ものすごく汗かく」って言う最終レベルのやつはかなり難しくて、途中でにっちもさっちも行かなくなって、トライアンドエラーをしないといけなくなる感じ。
最近、寝る前とか夕食後とかにごろりと転がって頭の体操してます。お風呂でやったりすると、時間を忘れてしまってのぼせそうになります(笑)。

そういえば作者の島田洋七がこの本を含めた一連のシリーズの印税の件で金銭トラブルを抱えて吉本をやめることになったみたいなニュースがあったけど…そんな話が無ければなぁなんて思ってしまうけど(苦笑)。
本は、とても読みやすくて、なんかわざとらしくも無く、がばいばあちゃんの面白おかしくて痛快な生き方に気分がすっきりする。実際は本当に厳しい貧しさだったと思うんだけど、それを乗り換える明るさと強さ、なんかにじみ出る人間の本当の強さみたいなのがあって、本当にすごいなぁと思う。

横山秀夫の真相を読みました。この人の作品としては珍しく警察ものじゃないもの。で、「真相」「18番ホール」「不眠」「花輪の海」「他人の家」という 5つの短編からなる短編集。この人の作品って、人間の暗い内面がとても緻密に描かれていて、誰もが持ちうるようなそういう内面をぐいっと引っ張り出されるようで、読んでいて少し怖くなる。
自分の身近にある「知らないこと」。それが引き起こす疑惑や疑念。また突如、「知らなったこと」が目の前に姿を現す恐ろしさ。実は表に表れた事件とは裏に隠されたそんな「知らないこと」。この 5つの短編は、どれもそんなことを中心に渦巻く人間関係が描かれているといっていいかも知れない。
短編といっても読みごたえがあって、面白いです。

横山秀夫の「出口のない海」を読みました。戦時下でありながら、どこか戦争を遠くのものと意識しながら自由な学生時代を謳歌していた並木が、日本の戦況の悪化とともに戦争に巻き込まれ、戦争に疑問を感じつつも国のために軍に志願する友人や、それでも家族や恋人を守らなければならないという状況もあって海軍に志願するところからこの話。
そこから並木が「回天」という脱出装置の無い決死の人間魚雷の搭乗員に立候補し、死を決定付けられた軍に所属するなかで、出撃が決まった仲間達が送別会で見せる何もかも悟ったような清らかな表情と自分の生への執着の間での心の葛藤、いよいよ出撃が決まり、その暗く狭い回天に乗り込み死をいよいよ覚悟しながら故障で出撃できずに陸に戻り蔑視されてしまうさま…いよいよ日本の負けが濃厚になる中で回天に乗ることの意義と自分の生と死を見つめてその位置づけを探る並木…
戦時下において、どうしようも無い大きな流れに飲み込まれる主人公達の心の揺れ動く様が、迫るように感じられて息つく暇も無いくらい一気に読みきってしまう本です。

僕はもともと積極的に本を読むほうではないのだけれど、読み始めると大体夢中になって困るタチ。久しぶりに無性に本が読みたくなったので、いつもと同じように本の虫の奥さんに「何か面白いのない?」と聞くとミステリーがあると差し出してくれたのがコレ。江戸川乱歩賞受賞作ってあるのが気になった。
背表紙の内容紹介には、
「「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに"封印されていた真実"をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。 」
ってある。こういうのって、本を選ぶときに見てもぜーんぜんピンとこないんだけど、読み終わってから見てみると良くまとまってんなぁと感心する。自分が小さい頃苦手だった読書感想文とか要約とか、そういうの思い出して笑ってしまう。で、本のほうだけど、その取材の過程や人物やその感情描写などが非常に丁寧なこと、さくさくと進む展開、(個人的には)そっか、そっちに転がるかって感じの結末などかなり楽しめる一冊でした。
読み始めるとのめり込む方で楽しめるんだけど、どうにも集中しすぎて頭痛くなったり、目がおかしくなったりするのがなぁ(笑)。
オーベルジュ土佐山に宿泊したとき、そこは部屋にテレビが置いていなくてオーディオや読書、散策などで時間をゆっくりと使うってコンセプトだったわけです。で、小さな図書室みたいなところで発見したのが、世界毒舌大辞典。
その名の通り、世界各国、様々な分野からの毒舌を集めた本。ちょこちょこと興味の向く分野のページをめくっていると、毒舌って鋭い観察眼に基づくものだなぁと変に感心したり、くすくす笑えたり、ちょっと身につまされたり。本が大きすぎて、お手軽に持ち歩いて読むってモノじゃないんだけど、今すごく欲しくなっている本の一つ(苦笑)。

これお勧めですってことで masatoshi さんから教えてもらった雑誌 SAX & BRASS。意外とサックス関係の雑誌って見つけることが難しかったりして、さらに言うといい譜面が載っているものは更に少ないような気がします。まぁ、最も探そうとしてないって話もあるんだけど(苦笑)。
それはさておき、CD連動企画ってことで、下記のような特集が組まれていて結構興味深かったりしたので、早速購入。あきらかに Blue Note の CD をぱくった Blow Mode っていう CD がくっついてたりして、ちょっとお茶目。
■CD連動企画1 CDでプロの模範演奏が聴ける!
サックス4管(アルト、テナー×2、バリトン)のみで吹くスペシャル企画
「ルパン三世のテーマ`78」
■CD連動企画2 CDでプロの模範演奏が聴ける!
ソプラノ、アルト、テナー、サックス3管アンサンブルで吹く
「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」
■CD連動企画3 CDでプロの模範演奏を聴いて確認、カラオケで練習できる!
「テイク・ファイヴ」、「ルパン三世のテーマ`78」、「サマータイム」
「スターダスト」、「枯葉」、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
「A列車で行こう」「コンファメーション」
■CD連動企画4 もっともっとうまくなる管楽器セミナー
サックス講座1=音に表情をつける!
サックス講座2=3音で始めるアドリブ
トランペット講座=タンギングを極める!
トロンボーン講座=音楽スタイルによる吹き方の違い
こんな感じの内容で、引き続き出てくれると嬉しいなぁ。
吉祥寺にある昔ながらの雰囲気たっぷりの風情ある焼き鳥屋「いせや」、店内は真っ黒にすすけて、赤提灯が良く似合い、昼から煙を上げる例の一角は好きな場所な一つだったんだけど、今月の 26日に休業して、14階の建てのビルに建て替えるのだそうです。老朽化が理由だそうです。
確か、焼き鳥もすごく安くて一本 100円もしなかった気がします。常連ではなかったけど、吉祥寺によったときにフラッと一本食べたり、食事用に包んでもらったり。改装後もそんな入りやすい親しまれる店であり続けてほしいなぁと思います。

まぁ、随分と古い本なんですが、うちのトイレに置いてある奥さんと自分の愛読書(笑)。着眼点の鋭さと軽快にばっさばっさと芸能人を切り捨てていくその様が笑えてしょうがないんです、ネタはもちろん古いんですけど。
で、その中に、テレビ奉祝番組は「御用タレント」たちの晴れ舞台という項目があって、皇太子さまと雅子さまの結婚式当時のことが書いてある。それによると、いわゆる「御用タレント」の言うことといえば、結局は次の7つであって、あとはソレをいかにうまく敬語を使い、修飾をほどこすかの勝負だと書いている。
1. ほんとうにおめでとうございます。
2. 雅子さまおきれい。皇太子さまりりしくていらっしゃる。
3. 美智子皇后のお気づかいがすばらしい。
4. 雅子さまのご両親はちょっぴりお寂しい。
5. 日本人に生まれて良かったと実感しました。
6. 歴史の1ページに立ち会えたよろこび。
7. パレードが晴れたのは奇跡。不思議です。
たしかに(笑)。そして、今日は秋篠宮家に男子が産まれたとのニュース。あちこちの番組で、紀子さまの結婚当時の映像とか、皇室御用達グッズの紹介とか、お決まりの話が始まっていた。何気なく見ていたら、その中に篠沢教授を発見。クイズダービーなだけな人かと思っていたけれど、この人まさに「御用タレント」。先ほどのナンシー関の話の最後の落ちの部分に登場していた人が篠沢教授だったのだ。それでも、やっぱり「篠沢教授に 5000点」の方が似合ってたなぁ。

ようやく文庫になったので、奥さんが買ってきた(笑)クライマーズ・ハイ。二人とも、横山秀夫の作品は好きなので早速読み終わった奥さんから借りて読んでみました。
日航機事故を題材として、飛行機が「偶然こちら(群馬)側に落ちたことで」日常ががらがらと嘘のような喧騒の日々に変わってしまう群馬地方紙の新聞記者の姿を描いた作品。会社の派閥争いや昔の大事件を扱ったという栄光を汚されることへの抵抗を示す古株の力で捻じ曲げられていく紙面、部下をまとめられなかったり、家族と素直に向き合えない自分の弱さを認めつつも、それでも500数十人が亡くなったという事故の大きさに真摯に向き合い紙面を何とか作り上げるために闘う記者。
これほど「ギリギリ」と迫りくるような迫力ある人間関係の描写は、元新聞記者の横山秀夫が実際に新聞社で体験したものなのだろうか…自分の生き方や考え方を再認識させられます、と同時に、日航機事故の当時の衝撃をまざまざと思い出させる作品です。
要約本がやたらと売れたり、こういうキャンペーンみたいのがよく行われる際kんだけど、本当に関心が引けてるのかなぁ?なんか「雑学」のひとつになっちゃってる感じもしなくもない最近。

去年あたりからかなぁ、夏になるとこの手の青春18きっぷを扱う雑誌が気になりだしたのは。というか、やたらと目に付くようになったのは。東京や大阪を中心にした鈍行列車を使った日帰りか2〜3日の小旅行、時間の有り余る学生の頃にお金の節約と時間をつぶすって感じでたまに使ったことがあるのだけれど、最近はぜんぜん。そもそも学生しか使えないもんだとちょっと思ってたし。
ページをめくると、"あなたの「18きっぷ度」測定"ってコーナーがあったのでやってみたら、30点満点中27点の「玄人」判定。診断結果は「ゆったりのんびり鉄道旅に興味のあるあなたには、懐かしい風景を訪ねる青春18きっぷの旅がピッタリ。のんびり電車に乗って、昔町歩きや湯治宿への旅を楽しんでください。」だそう。あながち嘘じゃない(笑)。そして、ずばりこの旅とお勧めされていた旅は、常磐線沿線の鉱泉に泊まり、旬のかつおを使った豪勢な料理を自分で作って出かける夫婦旅。う〜む、魅力的(笑)。
たまには、のんびりと時間を忘れるようなノンビリ旅行(いつも、詰め込みすぎるところがあるので)なんかもいいですな。
さて、読まない本の整理をやったり、整理して出てきた本をちんたら読んだりな日々が続くのだけれど、さていらなくなった本どうしよ。まずは、ブック・オフみたいなところで売ってしまおうって思うんだけど、重いくて持ってくのめんどーだし、買値もたかが知れてるし、じゃぁ捨てるかと思うと、もう「取っておこう」なんて気は毛頭無いけど、地球資源にやさしくねーなぁとなんとなく思ったりして、結局著作者の人には申し訳ないとか思いつつ、資源に少しだけ優しいという理由で持ってくことにした。
重かったけど、あれっと思うほど値段がついた 1300円ナリ。例のごとく買取の価格査定をしてもらってる間にふらふらと本を見る。「アドリブの為のテクニック・マスター アルト・サックス アドリブ・トレーニング」なる本が自分を呼んでる。大して安くなってないが中身は結構よさそうなので買ってみた。物々交換ってとこかな。

スエ在住の Kさんに頼まれた購入した、スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」を読ませてもらいました(笑)。最近よく話題になる Sustinable "持続可能" という言葉、これが全く違うコンテキストの元に日本とスウェーデンで使われていることがわかる本。
ここでは、少子高齢化の問題と環境問題が大きな二本立てで語られるのだけれど、この環境問題に対する両国の考え方の違いが説明されているところに興味があった。
筆者(この人は、スウェーデン大使館で環境関係のお仕事をされていたのだそう)は、環境問題というのは経済活動と表裏一体にあって、生産活動も消費活動も環境に負荷を与える活動であることを何度も説明している。この観点にたって、スウェーデンはこれまでの「人に優しい福祉国家」から、「生態学的に持続可能な社会(緑の福祉国家)への転換」を数十年単位のビジョンとして掲げている。つまり、資源が有限しかないことに立脚して生産・消費がもたらす結果を考え、持続可能な社会を作るには何が必要なのかを考え、教育を通して国民のコンセンサスをとり、強力なリーダーシップの元に政策を実行していく。筆者はまたこれを「予防的」とも言っている。
一方日本はといえば、「持続可能な経済成長」がビジョンとして掲げられているというのだ。そこには、ECO 的な活動も入っていて、生産現場を見直して環境負荷の少ないものづくりなども行われている。これらの新商品は新しい消費を生み出し、確かに一見して持続可能な経済成長が実現されているように見える。しかし、これは大量生産、大量消費を生み環境に大きな負荷をかけている。日本は、資源輸入国であって結果としてこれらの「持続可能に見える活動」は、資源供給国において大きな環境問題を起こし、また廃棄物という形で日本自身にも大きな環境負荷をかけている。そして、そのような問題が起こったときに、「ごみ問題をどうするか」「分別・大量リサイクル」のような技術が生み出されるというような、技術に立脚した「治療的」な側面があると筆者は言う。
なるほど、国の規模も違えば人も自然も違うので一概に言えたものではないのですが、この人が提言しているように、「スウェーデンが目指す社会」というのは全世界が今後抱えるであろう共通の問題に対する一つの方向性を示していて、これを参考にすることは悪いことではないはずというのには賛成。

(相変わらず遅いのだけれど…)下流社会、読んでみました。正直、統計データを執拗に説明して自分の仮説に無理やり結び付けようとしているように見えて少々うっとおしいのと、主張の仕方が、著者が指摘するところの特定階層の人を見下したような感じで「カチン」とくるところがあるのだけれど、まぁ、そう思うってことは、何かしら当てはまっているところが自分にあるからかしらん。
気になるのは
そして、やっぱり自分ってそういう階層においてどんな階層のどんなタイプの人間なんだろうって考えちゃうところ。統計論や書き方はともかくとして、そうやって今の社会のあり方や自分ってその中でどんなところにいるのかしらんというのを考えるきっかけになるっていう意味で面白いかも。

今さらって感じですが、文庫化されましたし映画化されますし、読んでみましたダ・ヴィンチ・コード。出張の飛行機の中の暇つぶしと思って持って出たのですが、行きは中下巻はでかい荷物に入れて預けたことを後悔したくらい、一気に読み進めたくなるようなテンポの良さ。
聖杯伝説や秘密結社といった時の権力者と結びつく象徴的な話はこれまでもインディー・ジョーンズなどで映画化されたりいろんなところで出てくる話だし、キリスト教にしても登場する地域や絵画にしても暗号論にしても、少し入り口を知っていたり、実際に見たり聞いたりしているものも多かったりするだけに余計に引き込まれるのかもしれません。
スケールの大きな話でありながら登場人物もあまり多くなく(笑)、話自体もテンポ良く進んでいくので、本を読むのが遅い自分のような人でもかなり楽しめると思います。映画もかなり楽しみですコレ。
# こうやってモナリザがいっぱい並ぶと怖いなぁなんか…
サイゾーの記事の一つに、「尿素って名前がイメージが悪いと思うんですけど、なんで使っているんですか?」という記事があった。
内容はといえば、感想肌を直すためのクリームやローションのCM等で、綺麗な女性がクリームを塗っているところに「感想肌に尿素20%」というのはイメージが悪いんと違うか?という質問を化粧品会社や製薬会社に訪ねるというもの。確かに言われてみると、的を得ている質問な気が(笑)。
その答えは、基本的には当たり前と言えば当たり前なのだけれど、「成分名を変えることはできないし、その名前を付けたのは自分たちじゃないから…」というもの。ところが、どうやら尿素の代わりの名前があるのだそうだ。「カルバミド」というのだとか。じゃ、それ使えばいいじゃんという突っ込みには、「他社さんが尿素という名前を使っている以上、別名で行くのは難しい」のだとか。
ちなみに記事は、そのような名前を使うことを嫌がる声は無いのかという質問に対して、ほとんどそのようなことは無いという返事をもらい、筆者自身と世間の「尿素」に対する感覚のズレを痛感したと締めてあるのだけれど…ホントかな、自分は違和感を感じていた一人です。
イヤ、こういうのなんか好きなんです昔から。Village Vanguard に山積みされてた大人の科学マガジンの付録がプラネタリウムと知っての思わず買ってしまったんです。結構ツボをついているというか、小さなころに科学的な実験をやるためのキットなんかが好きだった人は思わず大人買いでしょ。
暇つぶしにもってこいの工作だったりするのだけれど、作り上げた小さくて頼りなげなプラネタリウムはなかなか幻想的な星空を作ってくれる。小さな真っ暗な部屋に置けば綺麗な星空を独り占めしたような気分になっちゃう。ちなみに、広い部屋に置くとピンホール方式のために星が大きくぼけてしまうのはしょうがない。と、ぼんやりとプラネタリウムが作り出す星空を見ながら、都会は星がぜーんぜん見えないなぁと思ったり。ま、それは置いといて、コストパフォーマンスを考えると秀逸のでき、こりゃスゴイです。

博士の愛した数式を読んでみました。以前にも書いた気がするが、自分はあまり子供のころ本を読むほうではなかったので本の読み方がへたくそな気がしていて、疲れきるまで読んだりするのだが、これはさらりと疲れることもなく読めてジンワリと心温まるお話。
この話を読んでいてなんとなく心にぐぐっとくるのは、数学のシンプルで美しい姿がちょこちょこと出てくるからかもしれない。ちょうど大学の試験のニュースなんかが行われているのもそんな気分を思い出させるのかもしれない。あの頃は、難解な入試問題とかが徐々に紐解けていって、最後にとてもシンプルな答えが導き出されたりすると、コレなどは絶対に間違っていないなぁなんて思ったっけ(笑)。
この本では、その逆が示される。見た目はシンプルなのに、その先には信じられないほどの奥行きが隠されているような命題や素数の話なんかが紹介されていて、フェルマーの最終定理やオイラーの等式も出てきたりする。
フェルマーの最終定理は、
nが2より大きい自然数の時、以下を満たす0でない自然数 x,y,z の組は一つも存在しない
xn+yn=zn
オイラーの等式は
eiπ + 1 = 0
というもので、フェルマーの最終定理に対しては、n=2 の時は例のピタゴラスの定義が成り立ちそれを満たす x,y,z の組は無数に存在するというのに、そこからちょっとずれるだけでその規則が一切成り立たなくなる。オイラーの等式にしても、e=1+1/(1*2)+1/(1*2*3)+1/(1*2*3*4)+... を円周率と虚数を掛け合わせた数でべき乗したものなんていうものがたちまち1と0というものでシンプルに表されてしまう。なんかこう、針の上に絶妙なバランスで乗っかったピンポン玉みたいな感じ。
だから何なのと言われるとまぁ何だけど、絶妙なバランスでぎりぎりのところにあるように見えて、外乱の一つの存在も許さず強固な真理として存在してるってのが不思議でしょうがないんです。
あー、全然本の話になってないなぁ(笑)。

「いい音が聴きたい―実用以上マニア未満のオーディオ入門」 というタイトルがなんとなく気になって手にとって買っちゃった本。何か、マニア未満で実用以上ってどこと無く音楽を結構頻繁に聴くんだけど、信じられないくらい敷居の高いオーディオマニアの世界は理解できませーんって人に響きません?、ま、いうなればそれに引っかかったわけです(笑)。
文章はくどいきもするけど、まぁそうかもと思ったのは、
- まずはスピーカーから選ぼうって話。自分もそういえば大学のころに気に入ったスピーカーを買ったころからオーディオに興味を持った気がする
- 基本的なセッティングの話。確認事項として、あぁそうかと思える。
- 美意識を充足させるシステムはいい音がする。機器そのものの美しさもそうだし、セッティングなども含めて美しいと思えるものはやっぱりよい音を出す。
何を買ったらいいよという参考書ではなく、ある種の基準を語っているところがまぁいいかなと思った本(でも結局、オーディオを本格的に追い求めるには機器にも場所にもお金がいるんだよなぁ)。

本の虫の奥さんがこれ面白いよと進めてくれたのが、雫井脩介の火の粉という サスペンス。ある殺人事件において無罪判決を下した裁判官の隣家にその時被告人となった人物が引っ越してくることから裁判官の家に不可解なことが起こり続けるというストーリー。
介護や育児への疲れと言った日常起こりうるところに、優しく理解を示す隣人が次第に見せる執拗な善意…
600ページ近くあるのだけれど、本を読むのが遅い自分にしては珍しく一気に読み進めてしまった。というのは、ここに描かれる 2人の女性の心理描写が恐ろしいほど良く書かれていて、思わず感情移入してしまうのだ。そう思えるのは、ごく普通にありえそうな介護や育児の問題、隣人に対するちょっとした気持ちの揺れ、そういったものを通した感情の推移が自分が経験していなくてもとても共感しやすい感じなのだ。久しぶりに読み進まずにはいられない面白い話だった。
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ビックサイトで開かれる展示会の中でも毎年楽しみにしているものの一つが、東京国際ブックフェア。何が楽しみかというと洋書バーゲンのコーナー(笑)。デザイン書とか譜面とか、普段買うにはちょっとありえない値段のものがとっても安く手に入るから。またそれだけじゃなくて、かなり多種多様な洋書が転がっているので、それを手にとって見るだけでも楽しい。今回は、サックスの譜面をいくつか手に入れたのだけれど、9割以上の値引きされているものもあったりしてホクホク。
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会場全体としてはかなりの人手なのだけれど、ところどころでやってる作家や著名人のトークショーなどは結構空いていて、それを見るのも悪くない。室井佑月さんはテレビで見るよりも何だかすごく魅力的なオーラを放つ人だなぁと思ったり、日本におけるドイツ年ということでドイツパビリオンを見てたら、ブッフバルトがいてびっくり。
人にものを貸すことにはあまり抵抗は無いし(それはせいぜい1000円程度のものだろうけど…)、むしろ何かその人との関係を確認できるようであって嫌いじゃない。けれど、逆に人からものやお金を借りるのは相当抵抗があって、基本的にはしないことにしている(笑)。
僕の場合、CDを人に貸すことがよくあるのだけど、たまに帰ってこない。でも、本当に大切なCDなら「返してね」と言えばいいし、そうじゃないならあげちゃえばいい。だから「貸したものが返してもらえると思ったら愚か」というのはちょっとアレだなと思ったりもする。

出張に出るときには、ぎっしりつまった奥さんの戸棚から文庫本を二冊ほど持っていくのだけれど、今回はその一冊として東野圭吾の宿命を持っていきました。読み始めたらやたらと登場人物が多くてちょっと面食らったのだけれど、意外と読みやすくて主人公とライバルとなる人間関係もよく練られていて面白くぐぐっと読んでいける作品。
最後の「どちらが先に生まれたのか」っていう締めはだからどうしたって感じで余計だったような気はするけど、皮肉な結末にいたるまでなかなか良く考えられていて面白いと思う。

交渉術の話をしましたが、結局互いの文化や背景を知らずにコミュニケーションをすることはやっぱり難しいよなんて話を Kさんとしてたのですが、やっぱりそうういう本がありました。
基本的でもあり、かつ無視できない「文化差」を乗り越えて、日本で最も効果的にその力を発揮する交渉術とは何か。グローバルに通用する相互利益型の交渉力を身に付ける4つの原則を紹介する。
といっているのだけれど、う〜ん…日本で最も効果的にその力を発揮するってよりも、文化差を乗り越えるために必要になることはナンなのみたいなことが重要な気がするんだけどな。

ハーバード流交渉術ってのを研修で今勉強中です。確立された交渉技術みたいなもので本にもなっているのですね。要は互いの「Interest」をうまく聞き出して、互いの利益が満足できるあるいは妥当と思えるところに落ち着かせる合理的な交渉術って感じか。
合理的な判断ができない相手、例えば敵対的な関係にあって損害を与えることを目的としているようなものとは「交渉を決裂させて次の相手を見つける」ことなどというが、必ずしもそううまくいかねーよなというところももちろんある。
とはいえ、日ごろの会話においても交渉と考えられるものは多いので、普段から合理的に考えるクセをつけてみるきっかけにはなりそう。

引き続いて、土屋先生の「われ笑う、ゆえにわれあり」。これまた詭弁へりくつ満載でおかしくてしょうがない本。特に、「学生との対話」で女子大生に対して、「君が豚だったら」と延々と言い合うさまは笑える。まさに暖簾に腕押しって感じ、何を言っても話にならない…。「君が豚だったら」というのは反事実的な条件文であって、もし「君が美人だったら」という反事実的条件をつけたらそれこそ失礼だろうといって正当化したりする。それに対して、学生が「自分のことを美人じゃないっていいたいんですね」といえば、「じゃぁ、もし君が豚じゃなかったらとしたら」と言って欲しいのかねと言い出す。さらっと読むとどこの議論が間違っているのかがわからなくなってくる(笑)。
「女性をとことん賛美する」〜「女性にも欠点はある」はうんうんって思うことがあったりします。そういうところあるよなぁというところを鋭くついていながら、それでもなお先生が女性の言い分に屈している(?)ところが笑えるのです。

東大文学部哲学科出身で、現在お茶の水大学の教授であるという土屋先生の本。哲学書などではぜんぜんなくって、詭弁やへりくつをいかにつかうかを学ぶお笑いの書って感じ。笑えるのが、この人がイギリスに留学していたときに(土屋先生が友達と思っているだけかもしれない)友達と交わした往復書簡。頭のいい人が、いかに相手を食うかを楽しんでいるのか、ホントにばかばかしい喧嘩、言い合いをしているのだか一見すると全くわからないあたりが外部から見ていると面白い。
こんな人が自分の先生になっていいように丸めくるめられたら、なんだか悔しくて何とかしてやりたいって思うかもしれない。くだらないことに悩んだりしたときに読むと元気が出るに違いないです、この本。嫌いな人は全然ダメだろうけど(笑)。
スウェーデンの Sさんと以前話をしていたときに、彼が日本の統計的な数字とかに非常に詳しいので、なんでなのという話をしたことがあったのですが、それは統計年鑑を見ているからだって教えてくれて、そりゃ面白い、日本人はあんまりそういうの読まないな〜などと話していたのでした。
で、つい最近、彼が駅のポスターでどうしてもほしいものがあると言っていたものが偶然お店で売っているのを見つけてプレゼントしたのですが、そのお礼にと 朝日新聞ジャパン・アルマナック―英和対訳データ年鑑 (2005) をくれたのでした。
まだ全部見たわけではないのですが、これが実に面白くていろんな職業の給与平均とか年齢別の喫煙率とかまぁそんな情報がてんこ盛りなのですが、さらに良いのがこれらの説明が英語と日本語の両方で提供されていること。内容として面白いし、ネタになるし、勉強にもなるし一石何鳥にもなりそう。

会社のKさんから パンツが見える。―羞恥心の現代史 って本を面白いから読んでみてくださいよ〜ってことで貸してもらっていたのでした。タイトルだけでなく内容も内容なので、外で時間つぶしに読む、な〜んてことが微妙に難しかったりして、ちょっと読むのに苦労。実際、家の中では奥さんに、パンチラ本を真剣に読むなよ〜と諭されたりして…(苦笑)。
多くの女性店員が裾の乱れを恥じて墜落死したという「白木屋ズロース伝説」という話を耳にしたことがある人は多いと思うのだけど、この本はこれが眉唾であることを、当時の新聞や雑誌、社史などの資料、文学作品、風俗史などを鑑みて「えんえん」説き伏せていく。
ちょっとしつこいくらいの論調ではあるのだけれど、「白木屋ズロース伝説」ってそういうものだと疑ったことすらなかったので、ふんふんなるほどそういう見方があるのかと、正直驚かされる。この本が、朝日新聞社から出てるってのがなんだか不思議だし、この著者が京都大学の工学部建築学科出身ってところがまた面白い。
ゴーゴリ著の外套・鼻 を読んだ。特に、「鼻」が奇妙奇天烈で笑えます。不条理もの好きには特にお奨めします(笑)。
だって、ある床屋が朝食のパンを食べようとパンを切ると、なんとそこには鼻が入っているってところから物語が始まっちゃうんだもの。で、この床屋、この鼻は自分の客のものだって気づく。だけど、気持ち悪いから川に捨てちゃう。一方、このお客である役人は、ある朝起きると、鼻の部分がつんつるてんになっていることに気づき、鼻を探し回る。と、なんと鼻はスーツを着て街を歩いているのだけれど、自分よりも身分の高い役人として振舞っている。当然お前は自分の鼻だから元のさやに戻れというのだけど、そんなことは知らないと知らんぷり(笑)。ところが、この鼻氏、結局は警察に捕まって、役人のところに戻される。けれど鼻はくっつかない(くっつけようとして、ポロリと机の上に落ちるなんてあたりはホントにおかしくてしょうがない)。でも、結局のところはある日突然もとに戻って、めでたしってなことになるのだけれど、おかしくてしょうがない。へんに描写がリアルだったりして、たとえば、取れてしまった鼻には妙にリアルなにきびがあったりするのだけれど、そういうところがまた笑える。
なんとも不思議なこの話、外套という話とあわせてたったの 100ページであっという間に読めてしまって、しっかり笑わせてもらいました。
そういえば…というわけではないのだけれど、つい最近、青山ブックセンターが閉店したのでした。このニュースは僕にとってはまさに晴天の霹靂とでも言うような話。
青山ブックセンターは、サブカルチャーとかアート、音楽系のへんてこな本の在庫が多かったりして、見ていて楽しいし、実際かなり頻繁に行っていたお店で、ヴィレッジヴァンガード と並んで、行って楽しいお気に入りのひとつでした。
思い出してみると、確かにあまり売れなそうな本が並んでいたりして、相当偏った在庫ではあるのだったので、しょうがないことなのかな…。でも、Amazon や ブックオフなど、消費者にとって便利な本屋ががんがん稼いでいる一方で、このようなちょっとニッチだけど楽しいねみたいなお店がつぶれてしまうのは、ホント残念。
JCB が送ってくる冊子の表紙が九寨溝だった。おととしに中国に行ったのだが、できることならここに行きたかったのだ。おそろしく透明度のある翡翠色の水が棚田のようなところを流れていくその景色をハイビジョン放送で見て以来、絶対に行きたいと思っている場所。
中国ではかなり有名な観光地になってしまっているようだけれども、まだ日本ではそんなに注目されていないと思うので、早いところ見てみたいものです。
宮脇俊三さんの時刻表2万キロを読みました。例の最長片道切符の本と一緒にKさんにお借りしていたのでした。
この方、最長片道切符での旅を行っただけではなく、そもそも国鉄全線をのりつくすという、最長片道切符の旅以上に時間のかかる大変なことをやってのけていたのでした。時刻表を見ることが趣味で、運行体系の奥深さを追求したりしながら、ホントに淡々と全線制覇を成し遂げていくさまは、究極の道楽を楽しむようであり、なんだかばかばかしくもあり、修行のようにも思えたりする。
それにしても、「金曜日の夜になるとなんだかそわそわしてくる」という感覚は、ちょっと今の自分にもあてはまって思わず苦笑い。また、どこか旅行に出たいですね。
最長片道切符の旅を読みました。今 NHK で 列島横断 鉄道 12000 Km の旅 をリアルタイムで毎日やっています。これを見ているわけではないのだけれど、出発前の特集を見たことを、会社の Kさんといろいろと話をしていたら、Kさんがこの本をわざわざ貸してくれたのだ。昭和53年当時、作者の宮脇俊三さんが途中何度か旅を中断(用事があって東京に戻ったりする)しながらも丸34日かけて北海道の広尾から九州の枕崎までを、国鉄を一筆書きでできるだけ長く乗る経路を通って旅したことの記録である。僕もよく旅行をするほうだから、ところどころ見覚えのある風景や路線、駅名などが出てきてなんだか懐かしい気になる。それにしても、ほとんど毎日 朝6寺ごろから夜までずーっと鉄道にのっている、これは旅行ではなく旅に近いという言葉がなるほどと思わせる。たんたんとした語り口ながらローカル線でのゆったりとした時間や自然豊かな車窓などが目に浮かぶようで非常に面白かった。
僕は幼少のころあんまり本を読むのが好きではなく(田舎育ちなので、どちらかというと虫取りとか野球とかそんな感じ)、そのせいなのかどうも本を読むことが下手な気がする。
最近は、活字好きな奥さんにも影響されて結構本を読んでいて、ドラマも見たし、かつて田宮二郎が出ていた映画も見た白い巨塔の原作を読んでいるのだけれど(ドラマを見て面白いと思った人は、ぜひ白い巨塔 劇場版 を見ることをお勧めします)、数十年前に書かれているにも関わらず、医療現場やそこにまつわる人間関係などは今もぜんぜん変わらないように思われ、また卓越した人物描写などとにかく面白く引き込まれてしょうがない。暇さえあれば読んでいるという感じ。で、読むのが下手だなぁと思うのは、今はほぼ克服したけれど(笑)、昔は「頭の中で音読してしまう」ために、とにかく読む速度が遅かったこと。そして今困っているのは、集中して読みすぎるせいなのか、読み終わったあとに強度のめまいを覚えたり、ひどい肩こりになったりすること。話が面白くてしょうがないってのに、読み終わると不快…
ほんとに困ったものだなぁと思いつつ、ようやくラストに近づいてきた白い巨塔を読み進めているのです。
サイゾーのすみっこの方に、トイレットペーパの使用量と知性が反比例する説があるらしく、思わずうなずいてしまうってことが書いてあった。なぜうなずく? ほかの人の使用量を知っていて、その人の知性に何か思い当たるんだろうか、きっとそれは知性の低いやつなんだろうなぁ、そしてそいつはやたらとたくさんトイレットペーパーを使うんだろうななどと勝手に想像してみる。
比較対象にする人がいないからなんとも言えないけれど、調査したら(どうやって知性をはかるんだ〜)面白いかもしれない。学生のころに、面白そうだなと人文地理学をとったのだけれど、その非常勤の先生がまさにトイレットペーパーについて研究をしていました。たしか、世界各国のトイレットペーパーを集めていて、どこそこのは硬いとか、ここの模様は素晴らしいとか、ここのはホントに「紙」だとか、どこそこはトイレットペーパーじゃなくって縄だよとか紹介してくれて、なんだかやたらと面白かったことを思い出しました。
自分は平均的な使用量と信じているのだけれど、いったいどのくらい使うのが「普通」なんだろうか?知性が高いと使用量が少ないってのは、知性が高いとケチってこと(笑)?

旅の手帖という雑誌があります。いつも買うってわけではないのですが、見ると思わず買ってしまう雑誌の一つで、今回は沖縄の離島特集。前は、秋田の乳頭温泉の特集をやっていて、表紙の温泉(たぶん黒湯温泉)の写真を見て、これは行くしかないよねってまんまとやられた雑誌です(そのときの様子はこちら)。
今回の特集になぜ魅かれたかというと、まぁ半分は現実逃避だったりはするのだけど、それ以上に、まだ中学生のころにいった竹富島とか八重山の様子がまったく変わっていないことにすごく目を奪われたからでした。石造りの赤い屋根の背の低い家や、石垣、シーサー、青い空、星砂のある綺麗な浜。非常にコントラストの強い色が脳裏に鮮明に浮かんでくる感じ。で、それと同時に強烈な日差しも思い出されます。で、また買ってしまった。たぶん、近々行くことになる気がしてます(笑)。
サイゾーに、かってに改造のことが書いてあって、うちの奥さんと、こりゃ面白そうだねぇなんて話をしていたのだけど、今日家に戻ったら、おくさんが「23巻買ってきた」というので、まさか、23冊全部買ったのかい!とびっくりしたのだが、23巻しかなかったとのことで、ちょっと安心。
言いたくても、ちょっと言えないよなぁということを、ぬけぬけと言ってしまうあたりがツボで、サイゾーにのっていた「チョーカーの似合う女性について、柔ちゃんの機嫌を損なわずに10分間論じてみろ」とかいうのに、僕らはやられたのでした。
柔ちゃんといえば、田村亮子さんのことは尊敬するけど、漫画の柔ちゃんと一緒にしないで欲しいっていうページがあって(URL忘れた)、その中で、別名をつけてあげようってコーナーがあって、たくさん投稿されていたのを思い出した、タワラ(ちゃんもついていない)と書いてあったのには失礼ながら大笑いしてしまった。

Oくんの結婚式の2次会だったかな、そのときに Tokyo restaurants―Zagat Survey (2003) というレストランガイドの本をもらったのでした。で、これあんまり興味がなかったので、本棚の隅っこに置きっぱなしにしていたのだけど、奥さんが気に入っていろいろと見ていたようです。今日見ると、ありとあらゆる場所にポストイットが貼ってあってびっくり。聞くといったことがある場所、全部で 51箇所をチェックしたんだって。この本全部読んだのか〜と感心してたんだけど、そのうちだんだん、なんだよいいとこで食ってんなぁと思ったりもする。
うちの奥さんも、そういうところはふつーにOLさんなんだなぁと変に感心したりするのだけど、会社の帰り道に買ってきて欲しいものある? と聞くと、「夕刊」とおやじなことをいうようなところがあったりして、そのギャップに不思議な人だなぁとやっぱり感心してしまうのでした。