2007年07月31日

春風亭昇太独演会 オレスタイル

春風亭昇太の独演会、オレスタイルに行ってきました。携帯撲滅の DVD (これがまた結構笑える)に引き続き登場した昇太さんはなんだか相変わらず若い感じ。帽子とメガネがお似合い。

最初のお話は選挙の話。選挙事務所でのバイト経験があるのだそうで、選挙になるとなんだか血が騒ぐのだとか。何でも実際に参加して見てみないとその良さはわからんねと、それは落語にも当てはまるよねぇってな話。うんうん確かに、特にお客を笑わせることこそなんて感じの昇太さんの落語はそうそう。で、笑ったのが、そんな選挙に夢中な昇太さんが選挙速報を見ていた時の話。傍若無人にその場を仕切る田原総一郎にイライライライラ。「さっさと死んじゃえ!」「オレが引導渡してやる」「爺さんは引っ込んでろ」みたいにバッサリ、会場からも爆笑。

続いて昇太さんのだいっきらいな中学生の話。そういや前回も(笑)。電車に乗った昇太さん、有名人の宿命か、普段はいつでも逃げられる位置に立ち位置を決めているんですが、このときは友人がいたこともあって席に座る。すると、向かいに中学生がいることに気づくんだけど特に何も無し。ところが、友人が降りてしまったとたんに、聞こえるくらいのコソコソ声で「あれって、昇太じゃない?」「え、何昇太」「春風亭!」みたいな感じに始まる。あ〜イライラ、もうタイミングを逸しちゃったから「わぁ、昇太で〜す」みたいな感じで出て行けないし、しかもわざわざ聞こえる声でこそこそ喋ってるしでイライラ(笑)。「世の中の中学生み〜んないなくなっちゃえばいいのに」なんて毒を吐く(笑)。

この後、三遊亭遊雀さんの「十徳」という落語。ちょっとした知識が入ると人に見せたがるっていうお話。「十徳」というのは羽織のことらしくて、それがなぜ「十徳」と呼ばれるかを知った男がそれをひけらかそうとするのだけれど…個人的に、今まで見てきた落語の中で、一番自分が落語を見る前にイメージしていた落語のピッタリな語り口や雰囲気。面白かったのは、この男が知ったかぶりをしようとするも、それをさせてもらえずぐずぐず泣き出す演技。ホントに子供がそこでぐずってる感じ、スゴイ観察力。

さて昇太さん、今回のお話は夏らしく 3つの怖いお話。何でも、以前から持ちネタとしてあるんだけど、あまり披露したことが無かったのだとか。「ろくろ首」「???」「死神」。一番面白かった 2番目のお話のタイトルがわかりません(苦笑)。

その一番笑えた話、というか演技?(笑)。長屋のダンナの部屋に若い女性が入り込み肩や足を揉んでるのを覗き見した独身男、なぜそんな若い女がと尋ねると、釣りでひっかけた髑髏を供養したところ、そのお礼参りに来たのがあの若い女、つまりアレは幽霊だったんだという話。幽霊であっても綺麗な嫁がほしい(笑、これ、やっぱり昇太さんの嫁ネタですねぇ)独身男、さっそく釣竿持ってつりにいそいそ。ところが、その場所には先客がたくさん。先は急げと割り込んで釣りを始めるも、つい、その後のムフフが気になって…っていう感じで激しく妄想しだすのは昇太さんの落語らしいところ。これがもうおバカでお腹が痛くなる。

今回は新作はなし。何でも、たくさんの人に来てもらうのは嬉しいけれど、常連さんもたくさんいて同じ噺になっちゃったりしないように考えるのがちょっと大変そう。「頼むから前の方には常連さんは座らんでくれっ!」は本人の本音かもしれない(笑)。が、きっとそんな常連さんをも笑いの渦に巻き込むパワーが人気の源なんだろうなぁと思ったりする。いつも、幕が下りて見えなくなるホンの直前にガッツポーズをしたりピースをしたりして、してやったりとニタリと笑っている姿を見ていると、「楽しくやってるからこのまま死んじゃってもいいや」なんて思ってるんですっていう言葉が真実味を帯びて、なんだかちょっとうらやましくなります(笑)。

Posted by thmiyake at 2007年07月31日 01:11

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