2007年07月23日
SWA クリエイティブツアー

いつの間にかというか、奥さんのお父さんのわなにはまったと言ってもいいかもしれない感じで、落語は一ヶ月に一回ペースの定例行事に(笑)、しかし面白いので喜んでご一緒させていただいている。今日は、SWA クリエイティブツアー。独演会で笑わせてもらった昇太さんが 4号として活躍する SWA (創作話芸アソシエーション) の新作ネタおろしです。
今日は山陽さんが出られないとかいう案内があったんですが…メンバー紹介のビデオで 5人映ってるのに、名前が紹介されない男がいる。SWA をご存知の人はもう事情は察しますよね(笑)、それ以外の人には、なんだあの男はなんて思われますよね?なんて感じの喬太郎さんのお詫びで始まった今日の SWA クリエイティブツアー、テーマは「東京」。
喬太郎さんの「華やかな憂欝」から始まるこの噺。
歌舞伎町でキャバクラを営む店長、経営不振で閉店を決心。出身の水海道(ちなみに、茨城です)に帰るまえに、TOKIO じゃない東京を見たいと部下に頼んで東京案内を頼む。店をキャバ嬢の「さとみ」に任せて休みを取った二人は部下の案内で TOKIO じゃない東京を巡るのだけれど、それが「梅屋敷」「高幡不動」「清瀬」など、そりゃ確かに TOKIO じゃないけど、なんだよそれみたいな場所。挙句たどり着くのは「母島」。そこで入ったスナックのママは、なんと「さとみ」の母親、そこで食べた料理に感動して…って続いていく話。
で、今回の噺はこの「さとみ」をどこでもいいから登場させようってことになっていて…
続くは、昇太さんの「手紙の中の君」。
デートといえば、カフェは「スタバ」ご飯は「よし牛」買い物は「ユニクロ」なんて男が、あんたなんてつまんないと彼女にふられる。そんな彼のところに「さとみ」ちゃんと名乗る女の子から「東京にでてきたけど怖いの〜、マー君助けて」という電話。マー君ではない(笑)その男、電話の「さとみ」ちゃんの純真な感じに、むくむくと妄想。知らない男に連れ去られて、いろいろされて、あばずれ女になっちゃうんじゃないかぁなんて。というわけで、マー君になりすまして「さとみ」ちゃんに出会う彼。純情・純粋な「さとみ」を演じる昇太さんが笑えます、なんか前の独演会でもこんなシーンがあったような(笑)。
さらに続くは、白鳥さんの「後藤を待ちながら」。
直前まで 紹介ビデオでのタイトルを「後藤さん」に入れ替えようと迷ってたという、(「後藤さん」ってなんだよ(笑))そこからしておかしな話。30も過ぎたフリーター、バイトをしつつ友人にはナンか冒険がしたいんだとこぼす日々。夜勤が続き家に帰らないことしばらく、久しぶりに帰った家には、ナゼか中国人(笑)。穏やかな口調の中国人(白鳥さんのその「中国人っぽい口調・話っぷり」が、またいかさま臭くて笑える)は、笑いながらピストルを出したり、怪しい白い粉を薦めたり、冗談で言っていた冒険をそのまま体験するハメになる彼。既にアジトと化した彼の家で中国人が待っているのは「後藤さん」(笑)で…というわけで、この噺だけ実は「さとみ」がうまく繋がらず、強引にどこかでちょろっとなんかの役ででてたなぁ(笑)。
で、トリは彦いちさんの「頭上からの伝言」。
「休みくらいどこか連れてけ」とせがむ妻や子供に、「いつかね」「またね」とのらりくらりとパソコンを繰りながら適当に答える夫。「でたよ〜」と皮肉られる夫も昔は山登りとかをこなし世界の山々を夢見たアウトドア派だったり。そんなで喧嘩して家を出た夫は、妻・子供を見返してやろうと、東京の一番高い所からとにかく叫んで妻や子供を見返してやることを決意。登っている途中で落ちてしまった自分とそこに駆けつけてくる妻「さとみ」を見ながら…幽体離脱した彼はなおも登り続けるが…
な〜んて感じのお噺。僕なんかは、そもそも古典落語を知らないので、何もかもが自分にとっては「新作」。噺そのものの面白さっていうのもあるけど、やっぱり噺の中に現れる仕草とか話し方とか、それらが一体となって楽しめる「ライブ」だからこそって感じは多少あるかな。噺が洗練されて、これを CD で音声だけで聴いてなお「爆笑」なら、昇太さんが言っていたみたいに「新作落語に市民権を」はもうすぐそこですね。
写真は楽屋にて撮らせていただいたものです。事情あって(笑)上半分だけになっちゃってます。本当は、昇太さん、彦一さんの左胸に燦然と輝く「○号」の数字も入れたかったんですが…イヤ、われわれの顔に墨塗ってもいいんですけどね、ソレはソレで皆さんに失礼ですしね(笑)
Posted by thmiyake at 2007年07月23日 23:26お手数ですが Trackback する記事にはこの記事へのリンクを含めてください
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