2008年07月04日
Jazz po skanska / Anna-Mia Barwe
ちょっと前の記事にも書いた夏を通してマルメで行われているイベント SOMMARSCEN のライブの中で気になったのが Jazz po skanska 「ジャズ・イン・スコンスカ」(スコンスカは南スウェーデンの方言で結構独特な響きがあるのです)。金曜日に珍しく会社でゴタゴタがあって行けないかなぁと思っていたけど、かろうじて間に合いました。
良く聴いているとどうやらジャズ・スタンダードをスコンスカで歌っているだけでなく替え歌をやってるみたい。はっきりわかったのは MEMPHIS IN JUNE が Malmo in May として歌われたこととかマルメにある公園の名前が登場したりとか。スコンスカの独特な響きがジャズの旋律と不思議と調和してなんとも言えず面白く、また、なかなか聴きごたえのあるいいライブだったのですが、残念なのはその替え歌の意味がわからなかったこと。聴いている人たちがところどころ大笑いしたり、一緒に歌うような感じもあって、こういう体験を一緒にできないもどかしさは本当に何とかしたいところ…落ちこぼれなスウェーデン語クラスをなんとか頑張るしかないんだろうなぁ。
このライブでも子供達がたくさんいて一生懸命聴いている子供もちらほら。こういったライブに老若男女が集まるってのはちょっと面白いことかもしれないなぁと思う最近。夏の日が長い間は、結構夜遅くまで子供達が親同伴で外で遊んでるってことですな。
ライブが終わってちょっと散歩をしてたら「大広場」の市庁舎前ではまだまだ長い日を楽しむ人たちがノンビリとベンチに座ってアイスクリームを食べたり本を読んだりただおしゃべりをしてたり。日本と違って多くのお店が閉まってしまうのだけれど、それでも長い一日をいかに有意義に過ごすかを良く知ってるなぁとなんだか感心してしまいます。
2008年07月03日
モルモル
通勤時に気が向くとスウェーデン語の教材の CD を聞き流したりするのですが、「モルモル、モルファル、ファルファル、ファルモル」とか連呼するような会話が流れる節があって、何だ何だって思ってたことがあるのですが先日のスウェーデン語講座でそれらが「母方の祖母、母方の祖父、父方の祖父、父方の祖母」であることがわかりました。わかったこと自体別にって感じではあるのですが、その聞こえ方がね、妙にかわいらしくって。
「モルモル」ですよ「モルモル」。
孫も面白くって「バーンバーン」要するに子供の子供。モルモルは母の母。だから、母方の曾祖母なんて「モルモルスモル」さすがにコレは「ガンマルモルモル」といっても良いみたいだけど、まぁ何にしても響きがかわいらしくってねぇ。
響きがかわいらしいってことってこと以外に、母方と父方を区別するってのもなかなか面白いところですよね。
2008年07月01日
SOMMARSCEN Malmo
多くの人が夏休みをとり始めているマルメでは、ほぼ毎日どこかで何かが行われる SOMMARSCEN Malmo というイベントがあります。10:00〜、14:00〜、19:00〜、22:00〜の時間帯に分かれていて、昼間の時間帯のイベントは主に子供を持った家族向けのもので 19:00〜のものは野外劇場みたいな場所を使ったライブ、22:00〜は映画って感じのようです。そのどれも入場無料で誰でも楽しめますってものです。
スウェーデン語のパンフレットに四苦八苦しながらも、ジャズのライブがいくつかあったので、出かけて見ました。家の近くにある大きな公園の野外劇場が使われるので近いっていうのもあって。
Bobo Moreno & Ernie Wilkins Almost Big Band は、デンマークのジャズボーカリスト Bobo って言う人と Ernie Wilkins 率いる「小さなビッグバンド」によるジャズスタンダードをメインにしたライブ。久しぶりに生音を聴いた気がしてやっぱりいいなぁと。小さな子供が周りで走り回ったり時々乱入しちゃったりするハプニングがあるのもなんだか微笑ましくていい感じのライブ。最後は Everyday I have the blues で締めて終わり、大満足なライブでした。
こちらの写真は、コミックバンドとでも言うんでしょうか?多様な楽器を演奏するだけでなく、いわゆる大道芸っぽいことをバックの演奏にあわせてやったり、漫才をやったり。司会っぽい人が観客をいじっていて結構みな大笑いしていたのでスウェーデン語がわかればなぁなどと思いつつ、それでも雰囲気は結構楽しめていい感じ。
最後の写真とか、単にトランペットを口に乗っけてバンジョーを演奏しているだけに見えるでしょ、でもこの人トランペット実際にコレで吹いていました。驚いたのはトランペットに手を触れずに結構音程を自在に変えていたこと、サックスだと口だけだとどんなに頑張ってもせいぜい前後一音くらいの幅で音程を変えられるくらいだけど、トランペットってそんなことできるのかな?他にも 3管のトランペットを吹いたりとか、なかなか多彩な芸を見せてくれました。
って話を Sさんにしたら、実は自分の奥さんが主催してるんだよって話にさらにビックリ。スウェーデン第三の都市のマルメだけど、こういう風に知り合いがどうこうとかって話ってやたらと良く聞きます。結構小さな所なんだなぁっていうのを感じます。
2008年06月29日
名湯旅行 南紀勝浦
体調を取り戻すにはゆっくりとお風呂でリラックスってのがやっぱり日本人ならではでしょうか。そういえばオフサイトミーティングでジャグジーを楽しんだときは、その温度が 26度で「温くてしょうがない」と話をしたら、「熱いお湯じゃ楽しめないだろう?」って言われてちょっとビックリしたっけ。
さて今日の入浴剤は「名湯旅行 南紀勝浦」というもの。典型的な入浴剤の香りがして(なんて言うんですかね…モモと何かが交ざったような)お湯は鮮やかな黄色に。南紀だから「みかん」を意識した色かなぁなんて思いつつゆっくりと本を読みながら楽しむ。どうせなら、みかんの香りとかにしてくれれば面白いのにと思ったり。まぁともあれ、入浴剤を入れる良く汗が出てホントに良く温まるので身体がすっきりするのは確か。
そういえば、どの入浴剤にも注意書きとして「本品は温泉気分を楽しんでいただく賞品で、温泉の泉質・効能とは異なります」と書いてあったりします。これって意味あるのかなぁ?書いてあるってことは、もしかして「あの温泉と違うじゃん!」とかいう苦情が来ることがあるってことなのかな?
おかまいなし
春になって以来やたらと多く目にする水鳥たちですが、彼らの振る舞いはなかなか大胆です。水辺のある公園は彼らの楽園で、はっきり言って人なんてお構いなしです。こうやってカメラを構えている自分に驚いて逃げるどころか、正面切って向かってきてそのまますぐ横を通り抜けて行ったりするのはまだしも(1枚目の写真)、彼らの邪魔をしようものなら「ナンだ」といわんばかりに威嚇してきたりします(2枚目の写真、この後つつかれそうになります…)。もちろん車なんかも気にしません(3枚目の写真)。時々このせいで渋滞したりするのもこのあたりではザラです。
かなり身体の大きな水鳥ではあるのですが、それにしても何でこんなに人を恐れないのかちょっと不思議な気がします。水辺の気持ちの良い場所は自分達の場所だとでも言わんばかりにたくさんの水鳥達がいると、ちょっと怖くて近づけない感じです(苦笑)。
2008年06月28日
お客様は神様…
前のエントリーで書いた問題を何とかしていく中で、日本でのサービス業界における「お客様は神様」って言うのは本当にスゴイことだなぁと思いはじめています。
ここスウェーデンでは、そもそも人にサービスを頼むことは非常にお金がかかります。だから、かなり多くの人が台所なんて自分で作っちゃいます。今回問題になったシンク下とか見ても自分がやったらもっとマシに作れるよなぁって思うくらいひどい作りだったりするのは、きっとそういう事情があるのでしょう。
さて、ことが緊急を要する場合においても、急いでお願いしたところで相手の都合しだいで今日は無理だから明日ねなんてことはザラ。あげく明日なら何時に来てもらえるのと話をしても、時間はちょっとわからないなぁなんて感じ。確かに他の案件などもあってというのはあるのだろうけど、日本だったら別の担当をよこして緊急で扱うとか、そういう感じになることはまず無いのです。
それに、そもそも事情を話しているわけだから、日本であればきっと「想定される工事などに備えた準備」などをした上で担当者が来そうなものですが、コチラではそれはありませんでした。調査をして、その結果を見て、じゃあまた明日ねみたいな感じ。
これはスウェーデンが悪いとかいうのではなく、いかに日本のサービスってスゴイかってことなんだと思います。今までもこういう違いを感じることは多々あったのですが、今回ほど日本って楽チンなんだなぁと思ったことは無かったかなぁ。
赴任生活初のピンチ…
実はこの 1ヶ月ほど家の中のある問題と闘っていたのですが、それがついに家を出ないとまずいかもという赴任生活初の本格的に困った事態になってしまって…とはいえ、ケリはついていないものの解決の糸口が見えてきたので事の顛末を少し書けそうな感じで。
事の発端は数ヶ月前、シンクの下が少し臭うなぁと思ったこと。ただ、そのときはそもそもシンクの下は臭いがこもりやすいものだし、自分が臭いに過敏な体質だということもあってあまり気にはしませんでした。
で、1ヶ月くらい前、シンク下のドアを開けて缶詰か何かを取り出そうとしたときにふと気になって普段隠れて見えなくなっている排水パイプの奥の方を見てみたら…
パイプが外れてるじゃん!
上下に繋がっているはずのパイプが外れていたので全ての排水が漏れたわけでは無いだろうけど…一体どのくらいの期間この状態だったんだろうという不安がありつつ、一方でシンク下の気になっていた臭い(その外れ方からして排水溝からの臭いが漏れるのは間違いなかった)が取れるかもという期待の方が大きかったのがこの時点。
ところが…その後臭いは収まるどころかシンクの下を開けなくても台所に入るだけでその臭いに気づくようになり、シンク下の扉のたてつけが悪くスキマが多いのが問題なのか?と思ってスキマを少し埋めるようにしたり、頻繁に換気を行うようにすることでとりあえず問題を回避していました。
先週末ゴットランドから戻ってくると…換気のために窓を少し開けていたにも関わらず台所に臭いがこもっていたので、シンク下をあけると「ムワッ」という暖かい感じと明らかなカビ臭があり、良く見るとかなりカビが蔓延しているのに気づきました。
ヘタにスキマを埋めたのがまずかったか…仕方なくカビを塩素などで取り除くなどしてシンクを開け放ち窓なども開け放って夜通し換気をしていたのですが、月曜日から一気に体調が悪化して火曜日のオフサイトミーティングは泊まりだったので良かったもののやはり体調は芳しくなく、水曜日はそのまま帰宅しダウン。さすがにまずいと思ったので家主に連絡をつけ水曜中に担当者に来てもらうことにしました。
担当者と話をしたところ、結局自分がやった処置以外その人ができることは無いと言い出したので、それは困るとお願いすると別の担当を呼ぶからということで、その人が金曜日の朝にやってくるのを待つことになりました。木曜日も体調が戻ることは無くそのまま会社を休ませてもらい金曜日の朝…
やってきた担当者は現場を見るなり、「ここは、自分が 2・3年前に水漏れの件で修繕をしたことがある」とのたまうのでビックリ。何はともあれ一通りチェックした後、「絶対に直せるから安心しな、午後もう一度必要な機材を持って修理に来るから」と言うので、「どう直すんだ?」と確認すると、水分を含んだ壁を取り外してでっかいドライヤーでそれ以外の部分を乾かすとの話。
さて…夕方 2人でやってきた担当者達は水を含んだ一部の壁をガンガンと取り外し、取り外しのできない壁にはドリルで穴をいくつか開けていきました。何をするんだろうと思ったらおもむろにでっかい銀色の箱みたいなのを運んできて、それにビニールをかぶせて風船のようにして、そこに先ほど壁にあけた穴に通した管を刺してということをやっている。で、その姿が写真というわけ。このでっかい銀色の箱は巨大なドライヤーみたいなもので熱風をこのビニールの風船みたいなところに送り出し、そこから管を通して壁にあけた穴に熱風を通すということらしい。これを 10日間くらい付けっぱなしにして壁を乾燥させようっていう、いたって原始的な方法…
いま現在、この効果もあってか臭いがだいぶ消えて、またそのせいもあってかようやく体調が戻りつつあってちょっとほっとしています。何人かからは引っ越せという話もあったのだけれど、引っ越しはものすごくエネルギーが必要で最後の手段にしたいなぁと思って、この修繕の結果を見ることにしています。この巨大ドライヤーのせいで台所がやたらと暑いのとちょっとうるさいのがナンだけど、今のところ効果がありそうな感じなのでまぁ安心。
2008年06月25日
オフサイトミーティング
日本でも時々オフサイトミーティングってのはやるものですが、自分が日本で経験したオフサイトミーティングの大部分は基本的に「ブレインストーミング」。会社の環境から離れて新しいアイディアを皆で出し合って議論をするような感じ。
今日は自分が所属する部署のリーダーグループ 4人での泊りがけでのオフサイトミーティング。場所はスコーネの平原を見渡せる素敵な場所でしたがなんともタフなミーティングとあいなりました。
リーダーグループでの議論は、人事的なもの(給与の設定とか雇用とかいろいろ)からチームの戦略やロードマップ、働く環境(モチベーションの維持をどうするとか)をどうしていくか、そしてリーダーグループのあり方などなど多岐にわたり、朝の 8:30 に始まってサウナとジャクジーバスを楽しんでいた時間帯以外は夜の 11時まで食事の時間も含めてひたすら議論をしてました。
以前から何ゆえこれほど議論好きなのか気になっていたので、コレはスウェーデン流なのかと聞いたら、おそらくこのリーダーグループならではじゃないかって話。だけど、スウェーデンの人たちが議論を好む傾向にあることには違いない気がしているので、その最も強い傾向にあるチームに自分はいるんだろうなぁと思ったり。
そして、その議論の中で面白かったことの一つはチームメンバーとの関係について。チームで働くことって、チームの一体感とかちょっとした友達・家族感覚ってものが生じるものだってのが自分の日本での経験で、日本ではそういうチームにすることがチームに人を惹きつける一つの要因になるよ(もちろん、仕事そのものがその人のモチベーションを高められることが重要であることには違いないのだけれど)って話したら、ちょっとした議論が巻き起こりました。リーダーグループのある一人は、それは明らかに違うと。仕事場はあくまでプロフェッショナルの集まりであって、モチベーションは与えられた仕事のみで高められると。一方でその考えを認めつつ、日本的なチームのあり方ってのはそれはそれでありなんじゃない?って話になったり。日本にいたときってこういうことを真剣に議論をしたことが無かったような気がするのですが、コチラではこの手の話題は良く議論になります。それは満足できなくなった人があっという間に去ってしまったりするからってのもあるかもしれません。リーダーグループにとって、働く環境をどう整えるかってのは本当に重要な役目なんだなぁと再認識したオフサイトミーティングでした。

